THEME:「我が家の一点豪華モノ!こだわり自慢&憧れの暮らしアイテム」を教えて下さい
「街を見渡せば、100通りの家族に100通りの家。家をのぞいてみれば、それぞれの暮らし振りが面白い!」と展開してきた“イエ・ルポ”の続編コーナーです。“イエ・ルポ 2”では、特にマチとイエ、人と家族のドラマやものがたりを語らっていきませんか?毎回のテーマに沿って、あなたのルポをご投稿下さいね!
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※質問は7月23日(木)正午で終了させて頂きます。
食卓もだいぶ洋風になっている家庭のほうが多いですよね。
だからこそ、ちゃぶ台に憧れています。
丸く囲むような食卓ってやっぱり家族団らんの原型のような気がします。
実はテーブル生活からちゃぶ台生活への提案は、すんなり受け入れられたわけではない。
最初、妻には、いとも簡単に却下された。
主な理由は、食事を準備したり後片付けする際に低いテーブルだと面倒な気がするし、食卓に子どもが乗ったりするのが嫌だという、女性ならではの現実的な観点だった。そこで私は、食卓とリビングテーブルを一つにすることで部屋を広く使えるメリットを訴えてみたものの妻の反応は今ひとつ。。。それを見た私は『ちょっとした思いつき程度だったので、まぁ、仕方ないか』とすんなり引き下がった。
それから、数日後・・・。仕事から帰ってみるとテーブルは排除され、そこには何とちゃぶ台が!!
驚く私を尻目に、妻は満面の笑み。
「考えてみたら、これも結構いいかと思って」
私のは単なる思いつきで終わることが多いが、この行動力にはいつも感心させられる。
さて、長い前置きはこの程度にして、実際にちゃぶ台生活をしてみると、前回書いた他にもいろいろ分かってきたことがある。高いテーブル生活は大人に便利なようにできているが、小さな子供のことはあまり考えられていなかった。
あくまで大人の目線だ。
まだ自分の力で高い椅子に座れない幼児は、食事をする際には、大人の手を必要とし、大人の目線に持ち上げられる。目の前には親が準備したコップやスプーン、フォーク、箸、皿などが並び、食事が終われば、片付けも親がしてくれる。まるでレストランだ。こうした至れり尽くせりの生活がしばらく続くのが現代における家庭像だろう。実際、我が家もそうだった。
それが、ちゃぶ台生活にしてから少しづつ変わってきた、いや変えることが可能になった。
・ちゃぶ台は幼児の遊び場や学びの場としても活用できる。
・食事の前には子どもにもテーブルの上を片付けさせる。
・自分の食べるフォークやスプーン、箸程度なら持って行かせる。
・食事するときは、自ら着席させる。
テーブルがまだ少し高ければ、子ども用の椅子を準備すればいい。
・食事が終わったら、自分が食べたものは可能な範囲で片付けさせる。
こうしたことは、高いテーブル生活ではこれまで無理なことの方が多かった。
ただ、良いことばかり言えない点もある。
自ら席も座れるということは、自ら自由に離席できるということだ。
落ち着きがない子どもは、食事中であってもすぐに席を立つかもしれない。
食卓に足をかけたり、手伝いの最中に物をこぼすこともあるかもしれない。
実際、我が家でも妻の悲鳴や怒声、ため息が以前より少し増えたような気がしなくもない(^^;)
そうした点を除いたとしても、三つ子の魂百までというように、早いうちから躾ができるちゃぶ台生活は、確実にいい効果をもたらせてくれている手ごたえがあるし、親が言わなくても「こんなこともできるんだ!」とこれまで気がついてなかった子どもの可能性も同時に見えてくること請け合いだ。
ちゃぶ台の形が部屋にあわない・・・という人には、ローテーブルをお勧めしたい。
そこには、古き日本における躾のイロハのヒントと家族団らんの原点がある気がする。
テーブルもいいけれど、地べたに座ると何となく落ち着く・・・。
そこで、テーブル生活をやめ、ちゃぶ台にすることにした。
ちょっとした思いつきだったが、ちゃぶ台にしてよかったと思うことがある。
それは、同じようなテーブルサイズで、同じ空間なのに、子供との距離がこれまで以上に近づいたような気がするから不思議だ。
リビングで食事するとき、くつろぐ時、小さな子どもなら、ちょこんとひざの上にのっかるようになり、スキンシップも高まる。
縁側はないけれど、ベランダの窓につるした風鈴の音に心癒されながら
『昔の日本は、こんな感じだったのかもしれない・・・』と思う今日このごろである。
PS:
岩手で「ちゃぶ台世界大会」というものがあるみたいです。
星一徹も真っ青!? ちゃぶ台返し大会でウインナー飛ばし9m20cm新記録 - MSN産経ニュース