沼津の仕立屋いのうえ
これが元祖と呼ばれる森省魚がしシャツ
昭和50年頃、焼津市鰯ヶ島で縫製の仕事をしていた森省商店(店主・森要三さん)の所へ、焼津の魚屋さんより『市場関係・魚問屋関係の手拭を利用して、シャツを縫ってもらえないか』と言う依頼がありました。
持ち前の器用で、自前の型紙を利用してシャツを製作したところ、大変着やすく、涼しいので、評判になりました。
どうせ作るなら『焼津らしく』ということで、森さんは豆絞りの生地に『魚がしマーク』『魚がしのロゴ』を入れた生地を染め、シャツ仕立したものが現在『魚がしシャツ』と呼ばれるようになりました。
森省商店の森要三さんは1913年創業の2代目で、鰹縞シャツの伝統を守り続けてきた、ただ一人の人で、全国津々浦々にファンが居て、森さんの手作りの味を堪能していました。
しかし、平成13年を最後に引退を決意され、焼津の伝統縫製の灯が消えかけましたが、後継者を育成し、森さんのお眼鏡に適って『森省鰹縞シャツ』『森省魚がしシャツ』は今日も受け継がれ製作されています。
現在森省商店唯一の後継者が、鈴木明子さんです。彼女は一年365日『森省鰹縞シャツ』『森省魚がしシャツ』そして最近では『鰹倶楽部の魚がしシャツ』まで手がけてくれ、一枚一枚丹念に手作業で縫っています。
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