そこで質問ですが、
・モックス氏の装置は、具体的にどういう仕組みのものでしょうか。
・その機械は実際に採用されたのでしょうか。
・採用されたとして、現在も同じ仕組みのものが使われているのでしょうか。
ソースは英語のページでもかまいませんが、その場合は内容をわかりやすく要約しておしえてください(専門用語を含む英文を読む自信がないので)。
また、知りたいのはあくまでモックス氏自身の発明についてです。娘さんが変わった能力を持っていた件を発見しても、それだけを回答するのはご遠慮ください(そっちにも興味はありますが)。
http://d.hatena.ne.jp/chinjuh/20090812
http://latimesblogs.latimes.com/thedailymirror/2008/10/lost-geni...
たいへん驚いたことに、モックス氏は実在しました!
そしてジーンも!(ただし、ジーンはモックス氏の娘ではなく妻)
上のURLは、1958年10月5日のデイリーミラー紙の「行方不明の天才、ホームレスキャンプで発見」という記事です。
要約すると、
・モックス氏の本名はエルマー・クラレンス・ミューケル。通称"Mox"。
・モックス氏は作曲家で、独学で学んだ発明家だった。周囲の人は夢見がちな変人だとみなしていた。
・彼は、ベンディックス社という会社で、子供がプールに近づいたときに警報がなる装置を開発していた。
・1958年2月1日、軍用機2機がノーウォーク上空で衝突する事故が起き、48人が死亡。ちょうど同じ日にベンディックス社を一時解雇されたモックス氏は、彼の装置をそうした空中衝突を防ぐ探知機に改造できるのではないかと考える。
・彼は、妻ジーンと3人の子供と一緒に住む自宅のガレージで装置の開発を始める。仕事がないので家財道具のほとんどを売り払って開発資金にあてた。
・彼はあちこちの電気機器会社に自分の発明を売り込みにいった。その中のポラリス・エンジニアリング社が関心を示し契約を持ちかけてきたが、数日後に発明品はつき返されてしまう。しかし、ポラリス社は国防総省に設計図を送っていた。
・誰も自分の発明に興味を示さず、借金ばかりが膨れ上がる。耐え切れなくなったモックス氏は家族を残して失踪。家族も転居を余儀なくされる。
・数ヵ月後、ジーン(妻)は航空会社の秘書の仕事を見つけて働き始める。警察に失踪届を出そうとしたが、家庭内の問題だからとはねつけられる。モックス氏からはときどき簡潔な誕生日カードが届いていたが、それ以上の連絡はなかった。
・9月下旬のある日、ポラリス社がモックス氏の発明を買いたいと発表。軍が設計図を調べ、試作品はあるか、と尋ねてきたのだという。もしモックス氏の説明どおりに動くのであれば、軍は500万ドルをポラリス社に支払い、そのうちの3%をモックス氏に払うという。
・モックス氏は、金の工面のため試作品のほとんどを友人ラッセル・ホカントンに売っていた。ポラリス社の社長と副社長はホカントンの家に行くが、友人は引渡しを拒否。さらにトランジスタが焼ききれていたので試作品は動かなかった。
・マスコミは失踪した天才の行方を探し始める。
・そのころ、モックス氏はトラッキー川のスコット島にあるホームレスキャンプにいた。食べ物にも不自由することなく、友人もたくさんでき、その島の「副知事」として楽しく暮らしていた。
・友人から送ってもらった20ドルの小切手の換金で足がつき、新聞記者がホームレスキャンプにいた彼を発見。モックス氏は家族と再会を果たす。ジーンによれば「失踪したときより20歳は若く見えた」とのこと。
・数週間後、ポラリス社はもうモックス氏の発明には興味を持っていない、と発表。
・モックスことエルマー・C・ミューケル氏は、1998年に亡くなったらしい。
というわけで、モックス、ジーン、500万ドル、トラッキー川のスコット島など多くの部分が一致しています。ただし超能力関係の記述はまったく出てきません。
おそらくこのニュースをもとに斎藤氏が創作した物語なのでしょう。ジーンが妻から娘にかえられたのは、超能力少女の方が超能力妻より萌え度が高いからかも(笑)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E4%B8%AD%E8%A1%9D%E7%AA%8...
空中衝突防止装置というのはすでにあり、現在では設置が義務づけられています。
モックスさんが作ったのかどうかはわかりませんが、義務づけられたのが1985年頃からですのでそれ以前にはすでに存在しており、1965年に航空会社に採用されたのかもしれません。
答になってませんね。
わたしはモックス氏が作った装置を探しているんです。
http://latimesblogs.latimes.com/thedailymirror/2008/10/lost-geni...
たいへん驚いたことに、モックス氏は実在しました!
そしてジーンも!(ただし、ジーンはモックス氏の娘ではなく妻)
上のURLは、1958年10月5日のデイリーミラー紙の「行方不明の天才、ホームレスキャンプで発見」という記事です。
要約すると、
・モックス氏の本名はエルマー・クラレンス・ミューケル。通称"Mox"。
・モックス氏は作曲家で、独学で学んだ発明家だった。周囲の人は夢見がちな変人だとみなしていた。
・彼は、ベンディックス社という会社で、子供がプールに近づいたときに警報がなる装置を開発していた。
・1958年2月1日、軍用機2機がノーウォーク上空で衝突する事故が起き、48人が死亡。ちょうど同じ日にベンディックス社を一時解雇されたモックス氏は、彼の装置をそうした空中衝突を防ぐ探知機に改造できるのではないかと考える。
・彼は、妻ジーンと3人の子供と一緒に住む自宅のガレージで装置の開発を始める。仕事がないので家財道具のほとんどを売り払って開発資金にあてた。
・彼はあちこちの電気機器会社に自分の発明を売り込みにいった。その中のポラリス・エンジニアリング社が関心を示し契約を持ちかけてきたが、数日後に発明品はつき返されてしまう。しかし、ポラリス社は国防総省に設計図を送っていた。
・誰も自分の発明に興味を示さず、借金ばかりが膨れ上がる。耐え切れなくなったモックス氏は家族を残して失踪。家族も転居を余儀なくされる。
・数ヵ月後、ジーン(妻)は航空会社の秘書の仕事を見つけて働き始める。警察に失踪届を出そうとしたが、家庭内の問題だからとはねつけられる。モックス氏からはときどき簡潔な誕生日カードが届いていたが、それ以上の連絡はなかった。
・9月下旬のある日、ポラリス社がモックス氏の発明を買いたいと発表。軍が設計図を調べ、試作品はあるか、と尋ねてきたのだという。もしモックス氏の説明どおりに動くのであれば、軍は500万ドルをポラリス社に支払い、そのうちの3%をモックス氏に払うという。
・モックス氏は、金の工面のため試作品のほとんどを友人ラッセル・ホカントンに売っていた。ポラリス社の社長と副社長はホカントンの家に行くが、友人は引渡しを拒否。さらにトランジスタが焼ききれていたので試作品は動かなかった。
・マスコミは失踪した天才の行方を探し始める。
・そのころ、モックス氏はトラッキー川のスコット島にあるホームレスキャンプにいた。食べ物にも不自由することなく、友人もたくさんでき、その島の「副知事」として楽しく暮らしていた。
・友人から送ってもらった20ドルの小切手の換金で足がつき、新聞記者がホームレスキャンプにいた彼を発見。モックス氏は家族と再会を果たす。ジーンによれば「失踪したときより20歳は若く見えた」とのこと。
・数週間後、ポラリス社はもうモックス氏の発明には興味を持っていない、と発表。
・モックスことエルマー・C・ミューケル氏は、1998年に亡くなったらしい。
というわけで、モックス、ジーン、500万ドル、トラッキー川のスコット島など多くの部分が一致しています。ただし超能力関係の記述はまったく出てきません。
おそらくこのニュースをもとに斎藤氏が創作した物語なのでしょう。ジーンが妻から娘にかえられたのは、超能力少女の方が超能力妻より萌え度が高いからかも(笑)
これはすごい!!
仮に捏造だとしても元ネタがあるにちがいないと思っていたんですよ。
だって、話が具体的すぎるんだもの。
斎藤氏の書いたものが魅力的なのは、事実にほんのちょっぴりの嘘を交える手法なのかもしれませんね。
っていうか、斎藤守弘ってすごい。こんな外国のニュースにまで目を通していたなんて。
しかも、そんな昔の新聞記事をサイトにのっけてる人がいるのもすごいし
(そこ、なんのサイトなんですか?)、
それをみつけてきちゃう kanan5100 さんもすごーい!!
これはすごい!!
仮に捏造だとしても元ネタがあるにちがいないと思っていたんですよ。
だって、話が具体的すぎるんだもの。
斎藤氏の書いたものが魅力的なのは、事実にほんのちょっぴりの嘘を交える手法なのかもしれませんね。
っていうか、斎藤守弘ってすごい。こんな外国のニュースにまで目を通していたなんて。
しかも、そんな昔の新聞記事をサイトにのっけてる人がいるのもすごいし
(そこ、なんのサイトなんですか?)、
それをみつけてきちゃう kanan5100 さんもすごーい!!