簿記の勉強中です。
立替金のところで疑問に思ったところがあります。
取引先や従業員に対する立替を、立替金(資産)として処理するのはわかるのですが、
自分が逆に取引先に立替え「られた」場合、自社側に債務が生じるかと思われますが、仕訳はどのように行うのでしょう?
適切な勘定科目はありますか?
未払金が普通でしょう。たとえば、従業員が交通費を立替払いしている場合なら次のような仕訳になります。
旅費交通費 xxx / 未払金 xxx
仕入に関するもので仕入れ先に立て替えてもらっているのなら、仕入債務として買掛金もありえますね。
>自分が逆に取引先に立替え「られた」場合、自社側に債務が生じるかと思われますが、仕訳はどのように行うのでしょう?
>適切な勘定科目はありますか?
通常は「未払金」勘定(負債)を用います。
未払金勘定は継続的でない未払債務に用いるもので、継続的な費用の立替や未払いについては、未払費用勘定を用います。
参考URL
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Euro/1397/t51.htm
「青色申告の部屋・未払金」
そうなると本来、未払金と対であるはずの「未収金」と、「立替金」の違いも気になってきましたが、、、、、
ニュアンス的に
立替金・・・自 分 に は 何 の 価 値 も な い 取引(ほんとうに代わりに一時的に払っただけ)で生じた債権
未収金・・・自分が「何か必要に迫られて」(本業以外で)ものを売って代金を受け取ってないことで生じた債権
っていう感じの理解でいいんでしょうかね・・・?
未払金は、逆に、必要に迫られて(商品ではない)ものを買って、代金を払ってないことで生じた債務という感じでしょうか・・・
仮に「立替られ金」みたいな立替金の対の勘定科目を設定したとしても、自分には何の価値もなく人に立て替えられてもらう必要なんかないわけで無意味だってことでしょうかね
何か間違っていたら教えてください・・・
未払金が普通でしょう。たとえば、従業員が交通費を立替払いしている場合なら次のような仕訳になります。
旅費交通費 xxx / 未払金 xxx
仕入に関するもので仕入れ先に立て替えてもらっているのなら、仕入債務として買掛金もありえますね。
買掛金で立替を処理するパターンはけっこうよく見るので、それは理解しています。ありがとうございます。
未払金と対であるはずの「未収金」と、「立替金」の違いも気になってきました
面白い視点ですね。今まで考えたこともなかったです。
未収金も立替金も他者に対する債権を表す点では一緒です。財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則でも、立替金は特に言及されておらず、区別することが要請されているわけではありません。実際、立替金勘定を使用しない実務も珍しくないと思いますし、立替金の代りに仮払金を使う企業も多いと思います。
では、なぜ簿記のテキストなどで立替金勘定を使用するようになったのかですが、私が想像するに、経理の実務に根ざしているのではないでしょうか。つまり、それなりの規模の企業であれば、その管理をする部門なり人なりが違うからだと思います。未収金は、役務提供などの営業に関わるもの、営業以外の資産売買などの取引から生じたものを記録するので、請求書も発行し入金状況もウォッチしていくべきもの。それに対して、立替金は、従業員に対するものなど、小口で請求書も発行せずに給与から天引きするものということです。私の想像が正しいかどうかは分かりませんが、いずれにしても、本質的な相違はなく感覚的なものだと思います。
一方、立て替えてもらった債務の方ですが、企業が他者に一時的に立て替えてもらうという状況はあまり多くないので、あえて、立替金に対応する負債勘定を設けるまでもないということなのでしょう。
なるほど、実務ベースだと教科書ほど厳密ではないのですね。
もやもやがだいぶ晴れました。
資格の勉強をする上でも、仕訳に迷う場面はそれほどなさそうな気もするので安心して学習を進めます。ありがとうございました。
買掛金で立替を処理するパターンはけっこうよく見るので、それは理解しています。ありがとうございます。