私の友人が、会社都合での退職を間近に控えた休業中なのですが、有給休暇を30.5日残したままです。
どうせ退職するならきちんとそれを消化したいとの打診を会社側にしたところ、
「休業中の有給消化は不可」との返答がありました。
そこで質問です。
1)合法的に有給を会社から取得する方法
2)上記を達成するうえでの具体的な手続きおよび会社への意思表示の方法
上記二点につきまして、お教えいただければ幸いです。
労働基準法によると現在の会社に籍があるうちは有給休暇の取得を受け入れる義務があります。
会社側が有給休暇の取得時期の変更を労働者に求めることができるのは、業務の遂行上支障が出る場合などに限り認められます。
したがって、ご質問にある有給休暇の取得拒否は労働基準法に違反することになります。
実際、私が以前転職の際に経験したことですが
退職を決めたときに有給休暇が20日ほど残っていたのでこの有給を消化できる期間まで在職扱いとなるように退職日を決めて退職願の手続きをしました。
質問の案件の場合会社側の都合と言うことですので、法的に会社都合で解雇を言い渡すためには、1ヶ月前に労働者に連絡する義務があります。この場合、その時点で有給休暇の取得を申し出れば30日分は消化できることになります。(基本的にこのようなケースにおいては企業側が有給取得を断ることは法的に困難です。)
残りの0.5日分は消滅してしまう可能性が高いです。
「有給休暇 労働基準法」でgoogle等で検索すると有用なサイトがかなり見つかります。
そのなかで、わかりやすいサイトを見つけましたので参考までにURL添付します。
http://www.roudousha.net/change/Work3change003.html
個人での交渉が困難な場合は、労働基準局に相談してみてはいかがでしょうか
休業理由は何ですか?
退職理由は何ですか?
上記二つの理由次第ではやりようもありますが、単純な病気休職でそのまま解雇という場合には、残っている年休消化は難しいです。
建前論みたいですが、年休はあくまで休暇であり、就業日が原則です。
(つまり、通常は日曜などの休日を年休にはできない)
という事で、名目だけでも復職しない限り(それを会社が認めない限り)、権利としての年休請求権はありません。
>休職発令された者が年次有給休暇を請求したときは、労働義務がない日について年次有給休暇を請求する余地がないことから、これらの休職者は、年次有給休暇の行使ができない。
s31.2.13 基収489号
通常は、病気休職に入る前に年休消化し、それ以後に傷病手当金を請求します。
休業手当として平均賃金の60%を保証されていますか。
されていない場合は、合法的に、有給休暇を取得できますよ。
「会社都合でのリストラ」とありますが、その意味は、倒産寸前だから。と解釈して宜しいでしょうか?
それを前提に話をさせて頂きますが、
ご確認頂きたいのは、「休業中の有給消化は不可」と、記載された就業規則があるか確認してください。
単純に。上司、上長の独断でそうおっしゃっているなら、強行的に(勝手に)有給を取得しても、合法だと言えます。
ですが、倒産寸前の会社だとすると、会社を休んだ事に対する責任は負う必要は当然ありませんが、
有給分の給与が支払われるかは、微妙です。
それでも、新しい就職活動を行うなど、建設的に考えるのであれば、有給と称し就活を行った方が良いと思います。
よって、1)合法 2)最低限休む事を伝えた上で、休暇を取る。(無断はダメですよ)
と、経験上ですが、お役に立てればと回答させて頂きます。すいません、多少暴力的で。。。
>休業理由は何ですか?
>退職理由は何ですか?
会社の業績不振によるものです。あくまで会社側の都合で休業を強いられているそうです。