転向者の心理的葛藤といったものについての洞察を深めたいのです。
外国の事例や外国の作家でもいいのですが、日本文化と合わせて考えたいので、できれば日本のほうがうれしいです。
天草四郎の島原の乱を描いたこの作品はいかがでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E7%A2%A7%E7%9C%BC%E3%81%AE%E5%8F%8D%E9%...
リンク先のAmazonの書評ではずいぶんな扱いですね。
もっともそれも一人の意見に過ぎないので、機会があれば読んでみます。
これもあまりにお約束なのですが、遠藤周作「沈黙」を
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幼児洗礼を受けた著者にとって絶対的存在だった司祭に対して「転び」を課した著者の心理を思うと興味深いです。
読んでみたいと思っていたのですが、あらためて読んでみます。
生活の探求 島木健作
http://100.yahoo.co.jp/detail/島木健作/
主人公は社会主義者であったことはなく、したがって転向問題を正面から取り上げた作品ではないが、帰農による労働生活への求道的な志向には、前作『再建』発禁後の作者の再起の位相が示されるとともに、日中戦争開始後の青年、知識人に広く迎えられた。
なるほど。
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この本はどうでしょう。
結構、忠実に再現されていて読みやすいと思いますよ。
ありがとうございます。こちらはおもしろそうですね。
既に紹介されていますが、二度紹介されたということはそれだけ意味があるのでしょう。
読んでみたいと思います。
木下尚江「墓場」
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1100995486/subno/...
キリスト教社会主義に矛盾を感じ、そこからの脱却と再生を書いている。
ありがとうございます。
転向 vs 非転向 ~ fiction vs nonfiction ~
── 松本 清張《発作 195709‥ 新潮》《共犯者 19800525 新潮文庫》P105-106
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3729363.html?ans_count_asc=2 (No.3)
志士の末裔 ~ 種蒔かず、ビラを撒く人々 ~
…… 松本 清張《日本の黒い霧(上)19740725-19791130 文春文庫》
04-179 白鳥事件
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19750520
黒白の条件 ~ 白鳥事件の謎と年譜 ~
06-305 革命を売る男・伊藤 律
…… 松本 清張《日本の黒い霧(下)19740725-19800405 文春文庫》
09-109 鹿地亘事件
…… 松本 清張《昭和史発掘 02 19780725-19821015 文春文庫》
06-195 三・一五共産党検挙 19650308-19640503 週刊文春
…… 松本 清張《昭和史発掘 05 19780925-19811205 文春文庫》
13-005 スパイ“M”の謀略 19660425-19660808 週刊文春
14-189 小林多喜二の死 19660815-19661003 週刊文春
── 多喜二が「濫らな題名をつけてはならぬ」と考え「恥ずかしくな
い立派な題名だ」と自負した《一九二八・三・一五》は、翌年の連載で
は《一九二八年三月十五日》と変更された。
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19920315 三月十五日の余波月
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19220715 日本共産党結成
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20020804 清張紙碑
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19700331 よど号の人々 ~ 赤軍派ハイジャック事件 ~
直接的に転向が描かれているわけではないですが、日本における転向の「前段階」として、外国人宣教師が、日本の伝統の持つ「壁」に直面するというテーマのこれを含めていいでしょうか。
「神神の微笑」芥川龍之介
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/68_15177.html
「まあ、御待ちなさい。御前(おまえ)さんはそう云われるが、――」
オルガンティノは口を挟(はさ)んだ。
「今日などは侍が二三人、一度に御教(おんおしえ)に帰依(きえ)しましたよ。」
「それは何人(なんにん)でも帰依するでしょう。ただ帰依したと云う事だけならば、この国の土人は大部分悉達多(したあるた)の教えに帰依しています。しかし我々の力と云うのは、破壊する力ではありません。造り変える力なのです。」
ありがとうございます。
http://www.amazon.co.jp/dp/4061965115
芳川英治を挙げましたが、親鸞を描く小説は他にもたくさんあります
なぜ転向かというと、親鸞が厳格な比叡山の僧侶から、浄土真宗の思想に到達した過程は、逆にかつての仏教から見れば、まさに「転向」に当たるからです。当人はそうは言わないから、そう見えないだけで。
逆にかつての思想を否定する立場から裏返しで「転向」を考えるのも面白いのではないでしょうか。
なお、あつかった小説は無いので蛇足ですが、キリスト教からの江戸・戦国時代の転向に関してはぜひ「不干斎ハビヤン」または「不干斎ハビアン」でご検索ください。
非小説ですが
こんな本も
なるほど。
この本を知りませんでした。なんでも聞いてみるものですね。
ありがとうございます。