http://gendai.ismedia.jp/articles/-/868
という、週刊現代のWEBページを見つけました。(早稲田大学・池田清彦教授)
この2ページ目に
・約20年前でのチェコスロバキアの実験
・同じ頃、先進医療大国のアメリカを含む各国でも同様の大規模調査が行われ・・・
「『肺がん検診を受けると寿命が短くなる』ことが、実証されたのだ。」
と書かれています。
この「チェコの実験」や「アメリカを含む各国の同様の大規模調査」に関する
調査・実験に関する記事を教えて下さい。
報告書そのものでも、新聞記事でも、書籍でもよいです。外国語OKです。
(もっとも、当時の検診方法と現在のそれと同じともいえないので、
彼の話をそのまま受け取れるか、この実験などから判断できないのですが...
まあ、世の中検査だらけになってきていることは事実のようで。。)
チェコの研究はこれでしょうね。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11147613
こちらは、そのチェコの研究も含んだいくつかの論文のメタ解析。結論はやはり肺がん検診としての胸部レントゲンや喀痰細胞診を支持しないというもの。
アメリカの事例は、どうやら90年代に話題になった近藤誠の問題作からの孫引きらしいですね。
アメリカのメイヨークリニックで9000人のヘビースモーカーを集めて行われた11年間にわたる肺ガンのくじ引き割り付け試験で死亡数は検診群の方が多く、他にも同じような割り付け試験が行われましたがいずれも検診群の方が死亡数が多いという結果でした。そのため肺ガン検診の無効性が証明され欧米では肺ガン検診は取り止められました。同じように乳がん、大腸ガンもくじ引き割り付け試験が行われ肺ガンと同じような結果が出たため肺ガン検診と同じように検診は取り止められました。しかし、日本ではアメリカで肺ガン検診を止めた次の年から肺ガン検診を始めています。
乳がん検診が乳がん死に役に立たないかも、というのはこの本にもありました。
ドイツの医者が書いた病気リスクの本です。
リスク・リテラシーが身につく統計的思考法―初歩からベイズ推定まで (ハヤカワ文庫 NF 363 〈数理を愉しむ〉シリーズ) (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
ネットにも同様なものがあります。また、ここでも近藤さんの本と上記事例が出てますね。
どうも有り難う御座います。
もう1990年ごろから、巷では議論を呼んでいたんですね。
海外で定期検診を良くないとみているとすると、
最近いろいろある(TBSもだいぶ加勢した)
「なんとかリボンキャンペーン」てのは
何者なんでしょうね・・・
外国風味でいて、実は日本だけの活動だったり?
どうも有り難う御座います。
確かに書いてありますね。
肺がん検診をよく受けるグループのほうが、
そんなに受けないグループよりも11%死亡率が増加している、と。