まず、最初に貴方が「命を掛けても守りたいと思っている最愛の人」を一行目に書いて下さい。固有名詞ではなく一般名詞でOKです。ただしこれが書けない方は回答はご遠慮下さい。
その上で、コメント欄にある3つの条件の中で貴方が取る行動と、その選択をあなたが行うに至ったその理由・根拠(考え・矜持・倫理観)を教えてください。
※これは哲学・倫理の問題です。設問の設定や前提条件に疑義を挟むような回答・コメントには対応しませんのでご容赦ください。
※回答枠ですが、人力検索の使い方の実験運用として、「ディスカッション形式が可能か」ということも探るべく、随時(一日置きくらいに)3人~5人づつの枠で広げていきます。(回答が集まったら質問主がコメント⇒枠を広げるので以降の方はコメントを見た上で回答をしていただくというサイクル)
最初のオープンは数回答or一日経ったくらいから始めます。
正解の無い質問なので疑問点等はどんどんコメントに書いてください。
コメント(9件)
【カルネアデスの舟板:はてな人力検索版】
本文を読んでお気づきの方もいると思いますが、この設問は有名な倫理・哲学の問題 "カルネアデスの舟板" をベースにしています。決まった回答はこの世には存在しないかもしれません。あくまで思考実験なので気軽に考えてもらえればいいのですが・・・カルネアデス問題はどうしても状況は究極の選択にせざるを得ないので、心臓の弱い方はこの先読まない方がいいかもしれません。
尚、回答テンプレとしては、こんな感じになります。
_______________________
最愛の人:恋人(例です)
条件①の対応:●●●●●
その理由:……………………………………
条件②の対応:●●●●●
その理由:……………………………………
条件③の対応:●●●●●
その理由:……………………………………
_______________________
それでは下記3つの条件で貴方が取る行動を考えてみてください。
【共通前提条件:以下の記載は①~③の条件で共通の前提条件です】
あなたは駅のホームで最愛の人と二人、電車を待っています。電車が入線するまさにその時、突風にバランスを崩した貴方と最愛の人、近くにいた見知らぬ女子高生の三人はホームから線路上に転落してしまいます。電車は間近に迫っていてこのままでは轢かれて死んでしまいます。目の前にはホーム下にある退避用の穴(退避スペース)があります。
・退避穴は三人のうち二人人しか入る余裕はありません。
・電車はすぐそこまで迫っています。退避穴に入れなかった一人は必ず電車に挽かれることになります。(ホームに駆け上る等、他に助かる術はありません)
・貴方が取る行動は逐一ホームの上から見られています。見知らぬ女子高生の両親が見ていることもあなたは認識しています。
・「見知らぬ女子高生」は容姿も態度も立派で前途有望な若者、貴方とは直接の利害関係は無いものとしてください。
条件①
貴方は、貴方といっしょに線路に落ちた最愛の人、女子高生の三人ともすぐ隣にいること気づきました。最愛の人、女子高生は二人とも足を挫いており貴方がどちらか一方を引っ張って穴に入るしか助かる道はありませんが、最愛の人は首を横に振って見知らぬ女子高生を優先するよう促しています。
⇒貴方の取る行動と、その理由・根拠を書いて下さい。
条件②
その退避用の穴には最愛の人が既に逃げ込んでいますが、貴方と足を挫いた女子高生が逃げ遅れていることに気づきました。最愛の人は貴方と足を挫いた女子高生の二人を助けようと穴の外に出ようとしています。
貴方には最愛の人を押し留めて穴に飛び込むか、
(最愛の人が外に出るのを制止せず)足を挫いた女子高生を引っ張って穴に逃げ込むか、どちらかしか助かる術はありません。
⇒貴方の取る行動と、その理由・根拠を書いて下さい。
条件③
貴方は、最愛の人もいっしょに線路に落ちたことに気づかず、まず退避穴に逃げ込みました。そのとき目の前に最愛の人が足を挫いて線路に取り残されていることに気づきました。穴には既に貴方と見知らぬ女子高生が逃げ込んでいます。
見知らぬ女子高生は二人を助けようと穴の外に出ようとしています。
貴方には女子高生を押し留めて二人で助かるか、
(女子高生が外に出るのを制止せず)足を挫いた最愛の人を引っ張って穴に助けいれるかどちらかしか助かる術がありません。
⇒貴方の取る行動と、その理由・根拠を書いて下さい。
参考画像:小田急電鉄
http://www.odakyu.jp/company/business/safety-report_08/page4_1.html
よければ前提条件見直して質問直したいです。
具体的にululunさんがどこに引っかかりを感じているか教えていただけますか?
(すみません、場合によってはキャンセル再質問にまわすので一旦回答受付止めます。)
つまり「自分が犠牲になる」か「女子高校生を見殺しにして自分は助かる」かの二択にしかならないから設問としてアンバランスなんですよ。
「最愛の人」を見殺しにせざるを得ない、あるいは質問文にあるように「殺める」決断を迫られるシチュエーションを設定しなければなりません。
例えば
「あなたは銀行の頭取です。銀行強盗は人質を解放する条件としてあなたの妻を自らの手で殺す事を要求してきました。犯人は24時間以内にあなたが自らの手で殺さなければ人質と共に爆死すると言っています。あなたは人質が何人だったら銀行強盗の要求に応えますか」のような感じでしょうか。
>「命を掛けても守りたいと思っている最愛の人」という前提が全てを台無しにしている件について。
と
>質問1~3は「貴方の最愛の人を殺めること」をしなくても解決出来るから。
が繋がらないのですが・・・・???
同じことを論じているのでしょうか?
正直「全てを台無し」と言い切られているほどには二回目のコメントには説得力を感じられません。
◆>つまり「自分が犠牲になる」か「女子高校生を見殺しにして自分は助かる」かの二択にしかならないから
私の書き方が拙いのか、ululunさんが曲解されているのかですが、設問の意図に
「自分が犠牲になる」という選択肢は排除しています。(こういう書き方はしたくないのですが)あくまで天秤にかけているのは「最愛の人」と「見知らぬ女子高生」です。
条件①~③はその天秤にそれぞれ細工がしてあって、最初から少しどちらかに傾いている状態、というのを演出しています。
どの設問にも貴方=自分を犠牲にできるパターンは無いように書いたつもりです。
◆銀行強盗の例えは面白いですが、この設問を読ませていただくと私が条件を3つ区切った意図を理解いただけていないようです。銀行の設定では人数の増減が倫理感を覆すかどうかを問うているようですが(人数で倫理感が変わることはありませんが)、私の質問条件は能動的に見知らぬ女子高生を犠牲にできるのか、他動的ならできるのか、ということを問うています。
「自分が犠牲になる」という選択肢は排除しています。(こういう書き方はしたくないのですが)あくまで天秤にかけているのは「最愛の人」と「見知らぬ女子高生」です。
<
それならそう書くべき、というよりは「そう仕向ける」べきです。
私が最初に『「命を掛けても守りたいと思っている最愛の人」という前提が全てを台無しにしている』と書いたのは、まさにこの前提が抜け落ちている、即ち自己犠牲で解決可能な設問だったから。
で。「自分が犠牲になる」という選択肢が排除されていて且つ「命を掛けても守りたいと思っている最愛の人」以外を助けなければならない理由は私には思い付きません。
だって「命を掛け」るんですよね??
人数で倫理観が変わらないというのなら状況でも倫理観が変わるとは思えません。
能動的というのもマジックワードに過ぎず「見知らぬ誰か」か「命を賭けても守りたい人」のいずれかを助けるかのいずれかしか選べないわけですから、何によって線が引かれるのかは結局は選択した人の覚悟って話ではないんですかね。
◆「「自分が犠牲になる」という選択肢が排除されていて且つ「命を掛けても守りたいと思っている最愛の人」以外を助けなければならない理由は私には思い付きません。」という書き込みを見て感じましたが、それがululunさんの個人の回答内容で(①~③の条件ではululunさんがどれも最愛の人を選択するよ、という回答になる)設問前提が間違っているというご指摘になっていないのではないでしょうか?
天秤にかけて欲しいのは、
・貴方が命に掛けてもも守りたいと思っている最愛の人(命="貴方"の命です)
と
・貴方とは直接利害関係の無い一般人(ここではモデルを想定しやすいように女子高生としましたが)
です。当然、同じ条件なら、誰でも前者を選ぶはずです。そんなことは分かりきっています。ただ状況が変われば、前者を選びきれない段階がどこかで発生するのではないか? という問いです。ここまでは理解いただけますでしょうか?
◆何故に議論が噛み合わないのかも薄々分かりましたが、それをご指摘しても恐らく詮無いことになりそうなので、多分この先は噛み合わないのを覚悟で書きます。
>
「自分が犠牲になる」という選択肢は排除しています。(こういう書き方はしたくないのですが)あくまで天秤にかけているのは「最愛の人」と「見知らぬ女子高生」です。
<
>それならそう書くべき、というよりは「そう仕向ける」べきです。
条件①をもう一度お読み下さい。
>最愛の人、女子高生は二人とも足を挫いており貴方がどちらか一方を引っ張って穴に入るしか助かる道はありませんが、
は、「貴方が」「最愛の人」か「女子高生」かどちらか一人しか助けられない状況だととしたらどっちを助けますか? という設問です。
天秤はほぼ均等に”見えます”が「最愛の人は首を横に振って見知らぬ女子高生を優先するよう促して」ということで少しだけ貴方の選択をゆるがせるように仕向けています。加えて前提条件の「・貴方が取る行動は逐一ホームの上から見られています。見知らぬ女子高生の両親が見ていることもあなたは認識しています。」によって社会正義の圧力を示しています。
(まぶっちゃけ①の条件では女子高生を選ぶ人は稀だろうとは思っていました、本当に考えて欲しかったのは②、③なので)
で、②、③も細かく説明すると長くなるので端折りますが、どちらも自分が犠牲になる選択肢はありません。
>だって「命を掛け」るんですよね??
そうです、貴方が、貴方の命を掛けても守りたい人が居ると仮定した場合、それでもその人よりも倫理的に他者を優先しなければ行けない状況を探りたいのです。
>人数で倫理観が変わらないというのなら状況でも倫理観が変わるとは思えません。
申し訳ないですが、オレルールで断言されても納得できません。なのでこうやって手間を掛けて人力検索で質問をしています。少なくともululunさんはこの条件ならどれも最愛の人を選ぶ、ということは分かりました。でも他者はそうでしょうか?
>何によって線が引かれるのかは結局は選択した人の覚悟って話ではないんですかね。
はからずも僕がこの質問で求めたいことです。それを知りたいから質問をしています。それともululunさんは全部分かった上でこんな意地悪なコメントを入れているのでしょうか?
※ウォッチャーの方へ、いづれにせよ、コメント欄にこれだけバイアス情報を書いてしまうと、質問の意味が無くなってしまったので、残念ですがこの質問はキャンセルすることにします。
もったいないのでログ残しのためにこのまま自動終了するに任せてデブリ化させますが、間違ってどなたかが回答しないように質問を再オープンすることはないのでご了承下さい。
足をくじいたくらいで「貴方がひっぱって入らなければならない」という状況になるでしょうか。
怪我人に手を貸して待避穴に放り込んだら自分が入る必要はなさそうに見えちゃう。
ただ、この条件で自己犠牲は禁じ手にするつもりなんだな、というのはわかったので、わたしはツッコミを入れずに自分のテンションをさげたわけですが。
この手の問題ってたいていそんなんだし(笑)
そうですね、気持ちは分かります。
というのも、そもそもこの質問をするキッカケは他の質問者がルネアデス問題を出しているのを見たからなのです。そこでも、回答者は質問者の設定条件そのものに疑義を持っていたようで、恐らく質問者の意図とは少しずれた回答がついているように見えました。以前にトロッコ問題の質問が上がったときにも例題がありましたが、この手の”倫理を問う問題”って設問そのものはものすごく不条理なんです。トロッコを止めるには太った一般人を線路に突き落とすしたかない! とか(笑)。(設定条件自体は回答者が状況を想像しやすいようにシチュエーションを決めているだけに過ぎないからです)
でもそこでいくら力があっても人間を線路に投げ入れるなんて無理だ、とかそんな判断一瞬でつきっこない、なんていう、設問条件そのものをひっくり返すような議論を始めてしまうと、本来の問題の本質(=何が正しいと判断するのか)に辿りつけない。なもので「※これは哲学・倫理の問題です。設問の設定や前提条件に疑義を挟むような回答・コメントには対応しませんのでご容赦ください。」と宣言したのですが、返ってそれが気にかかる人も居るのだなということはよくわかりました。
人力検索はそもそも、論理や知識を問う問題には有効だけども、こういう哲学論争には向いていないということ(仕組み/ユーザー層両方、別にそれが悪いこととは思わないですが)、一定以上の長文質問というのは最後までちゃんと読んでもらえない(だから設問が500文字なのか!)場合が往々にしてある、ということも分かったので今回はそれでよしとします。
ブクマで意見いただいたタイトルの件ですが、元々は簡単に【カルネアデスの板】として問題を書いていたのですが、それだとうまく伝わらないかと思い直してこのタイトルにしたのです。これについては私の書き方がキャッチーに偏りすぎたのがよくなかったのかもしれないですね。確かにセンセーショナルなタイトルにすると反感を持たれる場合があるのは想定すべきでした。
いろいろと反省点もありますが、このネガティブワードでの設問では、恐らく回答を受け付けていたところで、巧く回答が集まらなかったかもしれない、とも想像できますので、中断したことは逆に"これもまたよし"と前向きに捉えることにしときます。
倫理哲学系の設問は人力には向かなそうだなということは分かったのですが、「ディスカッション形式が可能か」は再考の余地があるかもしれないので、次に何か巧いネタが思いつけたら試してみることにします。