1284526711 【イエはてな】"ディア・ライフ" #005


THEME:「わが家と暮らしのなかにある、幸せの色」

“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!

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「Welcome to イエはてな」
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回答90件)

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ピアノの鍵盤の白と黒 TomCat2010/09/15 19:10:40ポイント10pt

わが家の幸せの色といったらピアノの色、特に鍵盤の白と黒です。母はピアノが大好きでした。白と黒の鍵盤の上を、母の指が滑るように動いていきます。私はそれを眺めているのが大好きでした。母が天に召されて何年になるでしょう。今はもう、あの時何色の服を着てたっけ、そんなことも思い出せなくなりつつある私ですが、それでもピアノを弾いている母の手は、鮮明に思い出せます。

 

母は、音楽の専門教育を受けたことはなかったようです。ですからその演奏は、かなり自己流でした。演奏そのものは、今でも母以上のピアニストはアマチュアにはいないだろうと思われるほど素晴らしいものでしたが、でも、ちゃんと先生について習っている人とは、ちょっと運指(指の運び方)が違ったりしていたんです。ほんの一本の指の使い方の違い。そんなのも、はっきりと思い出せます。

『あの時、お母さんはこんなふうに弾いてたよなあ・・・・』

時々思い出して、私も同じことをやってみます。

『あはは、これ、弾きやすいや、母の遺伝子をもらった手には、こっちの方が合うのかもしれない』

 

目をつぶって、もう一度弾いてみます。瞼の裏にはっきりと、白と黒の鍵盤の上を滑らかに動いていく母の指の映像が浮かんできます。その指は、けっしてすべすべのピアニストの指ではありませんでした。ごく普通の主婦の指。むしろ、肌が弱かった母の指は、普通の主婦より荒れ気味だったと思います。

 

でも、母はそんな手を、とても大切にしていました。たとえば母は、座布団から立ち上がる時、絶対に手の平を床につけないんです。手を床に突いて体を支える時は、必ず手の平を軽く握ります。実際、それが正しいお作法でもあるのですが、母の場合は理由が違いました。

 

「楽器を弾く指は神聖なのよ。音楽は神様からの授かり物。その神聖な音楽を奏でる指先は、みだりに足のつく場所に触れさせるべきじゃないの」

「じゃ、音楽家は便所掃除とかできねーじゃん」

「音楽家の指は人を幸せにするためにあるんだから、そういう指の使い方はいいの」

「わっかんねーよ」

・・・・いえ、今ならちゃんと分かります、その心。

 

母の指は、様々な音楽を奏でました。中でも、ピアノ曲の定番中の定番、「乙女の祈り」が大好きだったようです。好んでそればかりを弾いていたわけではありません。でも、この曲がどんなに好きかは、指の動きで分かりました。他の曲を弾く時と、躍動感が違うんです。

「この曲、好きなの?」

「大好きよ、お母さんと似てるのよ、これ作った人」

 

後になって知りました。この曲の作曲者は、テクラ・バダジェフスカという、ポーランド生まれの18歳(あるいは17歳とも)の女性。満足な音楽教育を一度も受けることなくこの曲を生み出し、華々しくデビューすることもなく結婚し、母となった人でした。それでもたぐいまれな才能と、音楽を愛する心が、こんな名曲を生み出したんでしょうね。

 

母の実家は、あまり経済的に恵まれた家ではなかったようです。弾けるピアノといえば学校の音楽室のピアノだけ。そんな中で憶えたこの曲と、そこで知った作曲者の少女の来歴。おそらく母はその時、バダジェフスカのように生涯音楽を愛し続けようと心に誓ったに違いありません。

 

目を閉じると、今でも艶やかな鍵盤の上に踊る母の指が思い出されます。私も時々弾いてみます。そんな鍵盤の白と黒が、私にとっては最も色鮮やかな幸せの色なのです。

私のツリーにふざけたゴミレスはご遠慮願います TomCat2010/09/18 01:50:27ポイント2pt

ここは、一人一人の大切な思いを、心を込めて語る場です。人の心を踏みにじるような乱入は、どのツリーであってもご遠慮願いたいと思います。

知らん MEl-ZA-YU2010/09/19 14:20:43ポイント1pt
ピアノの白黒 adgt2010/09/15 19:18:59ポイント8pt

姉が習っていたので、ピアノがありました。小学生の時、姉は凄い時間をピアノの練習に費やしていたと思います。自分では到底出来ないと思いながら、曲を聴いていました。

ピアノの白黒 gtore2010/09/15 21:52:05ポイント7pt

子どものころ、きょうだいがピアノを習っていました。

そのピアノはいまでもイエのすみに置いてあります。

私は、遊びがてらに弾いてみるくらいでしたが…。

上達した人が弾くのをみると、なんともため息が出ましたね。

手を思い切り開いて、そんなに開くのか、という感じです。

手を普段から柔らかくしているのでしょうか。

ピアノの黒鍵だけで「ファイアー・クラッカー」が弾ける!? iijiman2010/09/16 08:54:10ポイント3pt

ファイアー・クラッカーという曲があります。

元はマーティン・デニーという人が作った曲ですが、1978年にYMOがカヴァーして日本でも(当時)有名になりました。

Quiet Village/Enchanted Sea

Quiet Village/Enchanted Sea

  • アーティスト: Martin Denny
  • 出版社/メーカー: Scamp
  • 発売日: 1997-07-29
  • メディア: CD

Yellow Magic Orchestra Usa & Yellow Magi

Yellow Magic Orchestra Usa & Yellow Magi

  • アーティスト: Yellow Magic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Epic Europe
  • 発売日: 2003-08-22
  • メディア: CD

この2つのアルバムに収録されている「ファイアー・クラッカー」、実は、ちょっと音をずらすと「ピアノの黒鍵だけで(ほとんど)弾けてしまう」のです。

もちろん家庭用のキーボードでもOKです。

ピアノがあれば実演してYouTubeにUpするのですが・・・

ピアノ inio2010/09/16 18:02:41ポイント2pt

ピアノのある家に憧れていました。特に音楽に興味はなかったんですが、ゴージャスで裕福な感じがして習いたいと親に頼んだことがあります。結局、実現しなかったですが。

やっぱ、そうなっちゃいます。 akumasyougun6662010/09/18 01:33:52ポイント1pt

やっぱ、そうなっちゃいます。

だね。 nmrdfg2010/09/15 22:24:32ポイント3pt

だね。

猫踏んじゃった。 アトムアトム2010/09/16 18:21:50ポイント2pt

 ぼくが最初に触った鍵盤はピアノではなく、オルガンのそれでした。

 おそらくぼくのために父が買ってくれたんだったと思います。

 音楽教室にも通わせてもらって、ただし、当時、ぼくは全然真面目に習う気がしなかったんですねえ。今、思えばもったいないことをしました。

 というわけで、今、引けるのは「猫踏んじゃった」だけ。

 黒鍵を押さえる感触と、それから手を交差させて弾く不思議な楽しさのある曲です。

探し物は何ですか bnvcc2010/09/18 23:00:12ポイント1pt

探し物は何ですか

見つけ難い物ですか

それより僕と 踊りませんか

http://www

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  • イエはてな -   2010-09-21 13:52:16
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