掛け軸についてお尋ね


福岡で茶道を習っているものです。
先日、いつもどおり先生のお宅に稽古に行くと、見慣れない掛け軸がかかっていたのでお尋ねすると、
どうやら先生も掛け軸の内容を忘れてしまったようで、お困りとのことでした。

掛け軸の左上に書が書かれてあり、右下に菊の花と蟹、壷の絵が描いてありあます。
菊と蟹の組み合わせは、昔から茶人に好まれてよく用いられていたようですが、
肝心の書かれている書の内容が読めません。
書は拝山ということだけ分かっていますが、絵は烙印だけでわかりません。
以下に掛け軸の画像を貼っておきます。

http://dl.dropbox.com/u/4462799/image-01.JPG(全体)
http://dl.dropbox.com/u/4462799/image-02.JPG(書)
http://dl.dropbox.com/u/4462799/image-03.JPG(絵)

どなたかお分かりの方、ご教授のほどお願い致します。

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  • 終了:2010/10/08 16:29:28
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ベストアンサー

id:consigliere No.5

回答回数45ベストアンサー獲得回数13

ポイント50pt

コメント欄が閉じているので、二重回答で失礼いたします。この七言絶句を現代語訳すると以下のようになります。ただし、結句の意味はよくわからず、あまり自信がありません。

名花開遍不嫌霜 (優れた花はすっかり全て開き、霜を嫌がらない)

猶吐重陽節後香 (九月九日の重陽節の後も依然として香りを出している)

何啻秋容呈艶色 (単に秋景色のなまめかしさを表し出しているだけではない)

人来詩句亦流芳 (人が来れば詩にもなり、同様に、名声を世に広めることにもなるのである)

id:slowdancing

度重ね回答ありがとうございます。

コメント欄が閉じているとの件、申し訳ございません。

今回はじめての投稿で、まだよく使い方がわかっておりません。

漢詩について、私も勉強してみます。

とても参考になりました。

ありがとうございました。

2010/10/08 16:24:43

その他の回答4件)

id:mishika53 No.1

回答回数116ベストアンサー獲得回数9

ポイント30pt

http://www.city.chikushino.fukuoka.jp/furusato/sanpo49.htm

吉嗣拝山だとこの方ですね。福岡出身とのこと、辻褄が合います。

右手を失ってから、左手で描いていたようで、絵も書も彼のものだろうと思います。

大宰府の天満宮の宝物殿には彼の作品が多数あるようです。


http://homepage.mac.com/keke25/iblog/C1445422665/E1057115586/ind...

収蔵品カタログなどご覧になると、同じ文章のものがあるのではないかという気がします。

書は全部は判読できませんが、自分の寄る年波を嘆きつつ、

毎年変わることのない菊花の芳香をめでているといったもののようで

季節の書として、茶室に掛けられたものでしょう。

名前は、「○○にて 拝山」のように見えます。

頼りない返答でごめんなさい。

id:slowdancing

回答ありがとうございます。

とても参考になります。

今度、大宰府の天満宮の宝物殿にもいってみたいと思います。

2010/10/07 21:50:34
id:consigliere No.2

回答回数45ベストアンサー獲得回数13

ポイント50pt

書の部分は、

名花開遍不嫌霜

猶吐重陽節後香何啻

秋容呈艶色人来

詩句亦流芳

になります。七言絶句ですね。

id:slowdancing

「名花開遍不嫌霜猶吐重陽節後香何啻秋容呈艶色人来詩句亦流芳」とはどういった意味でしょうか?

2010/10/07 21:40:48
id:tabuta-4949 No.3

回答回数100ベストアンサー獲得回数3

ポイント10pt

吉嗣拝山(よしつぐはいざん)の「菊」の掛軸と似ていますね。

http://juken.tatsumi.com/column/rd/2008/10/1017.php

id:slowdancing

回答ありがとうございます。

こちらも参考にさせていただきます。

2010/10/07 21:51:53
id:k-tan2 No.4

回答回数401ベストアンサー獲得回数48

ポイント10pt

http://www.excite.co.jp/world/chinese/

翻訳にかければ雰囲気だけでもわかります。

書も絵も何かの写しではないようです。

id:slowdancing

回答ありがとうございます。

参考にさせていただきます。

2010/10/08 13:49:36
id:consigliere No.5

回答回数45ベストアンサー獲得回数13ここでベストアンサー

ポイント50pt

コメント欄が閉じているので、二重回答で失礼いたします。この七言絶句を現代語訳すると以下のようになります。ただし、結句の意味はよくわからず、あまり自信がありません。

名花開遍不嫌霜 (優れた花はすっかり全て開き、霜を嫌がらない)

猶吐重陽節後香 (九月九日の重陽節の後も依然として香りを出している)

何啻秋容呈艶色 (単に秋景色のなまめかしさを表し出しているだけではない)

人来詩句亦流芳 (人が来れば詩にもなり、同様に、名声を世に広めることにもなるのである)

id:slowdancing

度重ね回答ありがとうございます。

コメント欄が閉じているとの件、申し訳ございません。

今回はじめての投稿で、まだよく使い方がわかっておりません。

漢詩について、私も勉強してみます。

とても参考になりました。

ありがとうございました。

2010/10/08 16:24:43
  • id:hathi
    書を読めて、漢詩を鑑賞できるのを、本当に うらやましく思います。
     
    ずぶの素人なので、見当違いのことを質問することになりますが、
    [菊の花と蟹、壷の絵]と漢詩は、どの程度繋がっているものなのでしょうか。
    詩から、菊はわかるのですが、壷や蟹は、バランスや構図上で描いてあるのでしょうか。
    [菊と蟹の組み合わせは、昔から茶人に好まれてよく用いられていた]とのことですが、
    なにかいわれとか、エピソードのようなことがあるでしょうか。
     
    人来詩句亦流芳 (人が来れば詩にもなり、同様に、名声を世に広めることにもなるのである)
     
    http://www.ccv.ne.jp/home/tohou/hangaku.html
    の中に、次の書き下しが書かれていて、
      入室想所歴   入室に入って歴し所を想う
      望盧思其人   盧を望みて其の人を思う
      幃屏無髣髴   幃屏に髣髴たる無く
      翰墨有余跡   翰墨に余跡あり
      流芳未及歇   流芳 未だ歇むに及ばず
      遺挂猶在壁   遺挂は猶を壁に在り
    次の語釈があります。
      流芳:衣類に薫じた香気のただようこと
     
    客が訪れてくると、秋の詩としても客を包む香気としても菊が迎える 
    ような受け取り方はめちゃくちゃなのでしょうか。

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