ウェブサーバーを負荷分散するためのロードバランサ導入についての質問です。

Google app engineなどクラウドを使われるつもりはないのでしょうか？

不可分散はGoogle側でやってくれるので手間無しかと思いますが。

LVSによるPCロードバランサと市販製品を比較する

http://www.eis.co.jp/orgsoftware/l7vsl4

LVSでは

強制的にセッションCookieやURLパラメータを生成し追跡

アプリケーションが使用しているセッション情報（Cookie, URLパラメータ）を追跡

アプリケーション層の情報を解析し追跡　（ハイエンド製品）

このあたりのことができません。

あと障害時の復旧とか、管理とか設定とか考えたら市販のもののほうが明らかに便利で

手間もかかりません。

100歩譲って、LVSはDBの前において負荷分散させるとかはよいかもしれませんが、

WEBの前において付加分散させるのはどうかなと思います。

ロードバランサはかなり高価な製品となりますので、複数の製品を購入してそれぞれを使った経験のある人はほとんどいないかと思います。したがって、どちらがよいか、答えられる人はいないかと思います。

まず、ロードバランサの場合、内部構造的に、普通のPCサーバーを使い、その上でソフトウェア的にロードバランサの機能を実装している場合、ロードバランサのパフォーマンスはインストールされているハードウエアのパフォーマンスに大きく依存します。したがって、そのどちらが高パフォーマンスかは、そのそれぞれの製品がどういったサーバーにインストールされているかによって決まるということができます。

次に、機能的な面ですが、月間1000万PV位のサイトではロードバランサを入れる必要性はほとんどないかと思います。というよりはロードバランサを利用しているサイトのほとんどの場合、負荷分散的側面よりも、サーバーダウン時してもサービスの提供が続けられることを目的に導入をしているのではないかと思います。

このフォールトトレランス的機能を念頭にロードバランサを導入する場合、ロードバランサの下につなげるサーバーを２重にすることはもちろんのこと、ロードバランサそのものも２重に導入する必要があり、費用負担はかなり高額なものとなります。

単に負荷分散を狙ってロードバランサを導入するのなら、高価な製品を購入しなくても普通のPCサーバーにLinuxとSquidかApacheを導入してリバースプロキシーサーバーを構築すれば済みます。

SSL アクセラレーションを利用しないのであれば、性能的な差はほぼないと言っていいと思います。 IPS 等を動かすのであれば当然 Barracuda の方が重くなる傾向がありますが、実際に Barracuda のどの機種と、どの程度の機械を使って LVS を作るのかが示されていない以上、具体的な指針を出すのは難しいです。

使う方次第ですが、設定できるのであれば LVS で、楽をしたい(運用負荷を下げたい等)のであればアプライアンス(この場合、Barracuda 以外も含めて)を検討すべきです。

ちまたで'良い'と言われるロードバランサを見つけるまでは、 LVS の方が良いでしょう。安いという理由だけで Barracuda を選んだのであれば、その選択は正しくありません。

・あなたの周りに Barracuda ユーザはいますか?

・信頼できるパートナ企業はいますか?

・現在の Barracuda のラインナップは貴サイトの将来にミートしていますか?

(将来別メーカ製品を導入するハメになりませんか?)

上記全てに当てはまるのであれば、おそらく Barracuda 製品を導入しても良いと思いますが、そうでないのであれば特定のメーカ製品に縛られる理由がありません。