「ヤルタ会談後のチャーチル・ルーズベルト・スターリンが、
会議をふりかえって、それぞれ何か思っています。さて、何を考えているのでしょう?」
という質問に、真面目に答えていただけないでしょうか。
今はネタ回答ではなく、たとえば
「高校の世界史のテストでこの問題を出題した教師が、
模範解答として学生に示し、それでみんなが納得する回答」を求めています。
よろしくお願いいたします。
「模範解答」なので、できるだけ史実に基づいたつもりなのですが、一部に偏見が入っているかも知れません。
1. チャーチル
「ルーズベルトのたっての依頼なんで、クリミア半島まで来てみたが、テヘラン で感じた通り、スターリンは危険な男だな。
言うなりになっていると、ヨーロッパ全土が共産化されてしまう、という事がルーズベルトにはわかっていないのか。
ドイツの分割は仕方ないとして、ポーランドの国境案が通らなかったのは不本意だ。
ま、スターリンから『ポーランドの自由選挙を行う』という言質を取っただけでも良しとするか。
今度の 総選挙 では負ける要素がないから、これからもスターリンとのタフな交渉が続くだろう。」
2. ルーズベルト
「やっぱりスターリンは大した男だ。
スターリンの協力を得るためには多少の譲歩はやむを得ない。
戦争の早期終結にはソ連軍の対日参戦が必要なのだ。
マンハッタン計画 はいつ完成するかわからないし。
国際連合がうまくいくためにはソ連の参加が不可欠だし、スターリンのご機嫌は取っておいて損はないだろう。
樺太くらいはソ連にくれてやってもいい」
3. スターリン
「チャーチルもルーズベルトも、半病人の老いぼれだ。
ちょっと強気に出れば譲歩を引き出せる事がわかった。
ポーランドは我が赤軍が獲得した領土だから、自由選挙なんぞというジョンブルやヤンキーの帝国主義的幻想を実現させる筈がない。
20世紀の後半は、共産主義の時代なのだ。
ヨーロッパは、いや世界はこのヨシフ・スターリンのものだ」
参考文献:
Military History Online - Yalta
以上、ご参考になれば幸いです。
id:meefla様、素晴らしい回答、ありがとうございます!! パレンタインデー・ポイントといるかを進呈させていただきます。