THEME:「鳥」「習う」「玄関で」
「今日をちょっと楽しく、特別にすることって何だろう? イエで過ごすいつもの時間を素敵に変える小さな魔法のサプリがあったら……」と展開してきた“リブ・ラブ・サプリ”コーナーの続編のひとつ、キッズ・バージョン。子どもたちと一緒に遊び、学び、楽しむ暮らしのサプリを、テーマに沿って語らいませんか? 豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
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「Welcome to イエはてな」
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テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110216
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※質問は2月21日(月)正午で終了させていただきます。
物干し場からピーピー聞こえるので見に行くと、羽毛も生えていない状態のスズメがいました。
「親鳥が給餌にやってくるからそのままに」ということは知っていたのでそのままにして様子を見ていましたが、夕方になっても現れませんでした。
放っておけずできる限りの保温をして、最寄りの獣医さんに相談しても「野鳥はあつかえないのでそのままに」とのことで、何軒か獣医さんに相談して自治体の窓口を紹介して頂きました。
窓口に電話して説明するとすぐ引き取りに来て下さいましたが、たぶん成長できなかったのではないか?と思います。
既に成鳥でも野鳥は保護が難しいとは理解していますが、今でも心残りです。
実は、鳥に関して十分な臨床経験を持っている先生って、意外に少ないんですよね。大都市圏なら動物病院の数が多いですから「小鳥も診られる病院」はけっこう見つかりますが、地方では小鳥まで診療対象にしている動物病院は少数です。
さらに相手が野鳥となると、受け付けてくれる所はごくわずか。
「野生動物救護獣医師協会」
に所属している獣医師の中には、持ち込まれた野生動物を無償で診療してくれる先生もいますが、それは全国でも数えるほどですね。
そのほか、公立動物園で保護した野鳥を受け入れてくれる場合がありますが、それも全ての公立動物園が行っているわけではありません。というわけで、巣から落ちているヒナを見つけても、私達には何も出来ないことがほとんどなんですよね。
私達に出来るのは、ヒナという個体を助けることではなく、野鳥という存在を支えていく生物多様性を守っていくことだけ。結局私達には、それしかできないんです。自然を守っていくことで、育つことが出来なかったヒナの分まで、新たな命の誕生を助けていく。それが人間に出来る精一杯なんですよね。
私にも、助けられなかったヒナの思い出があります。だから大人になった今、その菩提を弔う気持ちも含めて、自然を守る努力を、少しずつ積み重ねている所です。いつかきっとあのヒナもまた生まれ変わって大空に羽ばたいていく時が来る。そう信じています。
みなさん、書き込みありがとうございます。
id:nawatobi_penguinさんのヒナは、巣から落ちたか、他の(強い)ヒナに落とされたのかもしれませんね。自治体の方がいらしてくれたのは良かったですが、うーん、その後が心配ですね。
id:TomCatさんの「野生動物救護獣医師協会」は、初めて知りました。
実は、大人になってからも、鳥を拾った(保護した)ことが、2回あります。
1回は、野鳥ではなくレース鳩でした(足環を付けていた)、地上に横たわって元気が無く、しかもそれを野良猫が狙っているという状況で、奥さんがさっと鳩を拾ってきました。
帰宅後、「日本レース鳩協会」の「迷い鳩専用照会フリーダイヤル」に電話して所有者を調べてもらい、それから、「日通のレース鳩輸送サービス」(こちらもフリーダイヤル)に連絡しました。翌日、日通の方が鳩を取りにいらしてくださりましたが、どうも、鳩がかなり弱っているような気がして・・・心配です。
http://www.jrpa.or.jp/general/mayoibato/maiyoi1.html
もう1回は、飼い猫の「なっちゃん」が、野鳥を生け捕りにして咥えて大家さんのイエに持って帰ってきました。
http://homepage3.nifty.com/iijiman/photo2006/20061024/index.html
これはすぐに獣医さんのところに連れて行きました。獣医さんによれば「センダイムシクイ」という種類の野鳥だけれど、そもそも猫に捕まってしまっている段階で相当弱っている可能性があり、難しいですね、とのことでした。
残念ながら、この「センダイムシクイ」さんは、翌日には息を引き取ってしまったとのことでした。
id:TomCatさんの
だから大人になった今、その菩提を弔う気持ちも含めて、自然を守る努力を、少しずつ積み重ねている所です。いつかきっとあのヒナもまた生まれ変わって大空に羽ばたいていく時が来る。そう信じています。
の書き込みに、救われる思いがいたしました。ありがとうございました。
小学3年生頃だったと思います。
スズメのひなが、2羽、背の高さくらいのところでバタバタしていました。
その1羽を、捕まえました。もう1羽は友達が捕まえたと記憶しています。
最初に結論を描きますが、これは拾ってはいけなかったケースであったと思います。
【日本野鳥の会:ヒナを拾わないでキャンペーン】
http://www.wbsj.org/fukyu/hirowanaide/index.html
しかし、私も子どもでしたし、何しろ1970年代で親もこのようなキャンペーンを知らず、「うわぁい!新しい家族が増えた!」と大喜びして連れて帰りました。
家ではジュウシマツを飼っていましたので、その餌を与えてみました。(アワ、ヒエなどの混合飼料)
でも、食べない。
水も小さな容器に汲んでおいてみたのですが、ジュウシマツみたいに飲みません。
どうしたらいいのだろうと子どもなりに考え、食パンを水に浸して柔らかくしたものを、つまようじで口に持って行きました。すると、何と食べてくれました。
その日は子スズメを肩に乗せて歩いたり(子スズメも逃げなかった)、とても楽しい気持ちになりました。
(今は猫を飼っていますが、「種の違う家族」って楽しいですよね。)
しかし、不幸はその時から既に忍び寄っていたのかもしれません。
しばらくカゴに入れていたスズメが、やがてバタバタと暴れ出して、横向きに倒れてしまうのです。
そっと立て直しても、また暴れて、倒れてしまう。
これはもしかしたら、さっきの食パンを喉に詰まられているのではないかと思い、薬屋さんに行ってスポイトを買ってきました。
しかし、時既に遅し。子スズメは天へと旅立った後でした。
大泣きしました。
親が私になぐさめて言った言葉によれば、(子スズメが)外でバタバタやっていた状況では、野良犬か野良猫に襲われていたかもしれない、だから少しでも長生き出来たんだ、とのことでしたが、私はそういう気持ちにはなれず、小さな命を奪ってしまった責任の重さに押しつぶされそうになっていました(というより押しつぶされていた。だから大泣き。;)
さて、今考えてみますと、(最初にも記した通り)そもそも野鳥のヒナを拾ってはならなかった訳ですが、死因について考えてみましても、もしかしたら食パンが喉に詰まったというような単純な話ではなく、もともと弱っていた(だからこそ子どもである私に捕まえられてしまった)のかもしれません。だとすると獣医さんでも救命は難しかったかもしれません。(殺してしまった責任逃れをするつもりはありませんが。)
法律的なことに目を向けますと、そもそも、例えスズメであろうとも、野鳥を「県知事の許可無く飼育すること」は禁じられています。
【BIGLOBE何でも質問室・何故スズメって飼っちゃいけないの?】
http://soudan1.biglobe.ne.jp/qa875527.html
また、法律的なこと以外にも、スズメとはいえ野鳥は飼育が難しいということがいえます。本来、生きている虫や草の実などを食べている訳ですから、それを与えなければならない。大人でも大変ですし、まして子どもには飼育は無理です。
人工飼育で生まれ育ったジュウシマツのような訳にはいかないのです。
とても悲しい結果に終わってしまいましたが、35年前、子スズメが私の手の中に残していった体温は忘れません。生き物の暖かさというのは、本当に特別なものです。
そして、安易に野生の生き物を飼おうとなど思ってはならないという、重い教訓を私に教えてくれました。
子スズメの冥福を、今でも祈っています。