THEME:「天然素材&天然木でお部屋の彩り方コンテスト」
イエで○○のスペースを作るいいアイデアありませんか?イエで○○するとしたらどんなプランにしますか?“イエコト・ミシュラン”は、暮らしの空間と時間作りをめぐるテーマ質問に楽しくオドロキ!なアイデアをご投稿いただき、★(一ツ星)~★★★(三ツ星)のミシュラン評価をしていくコーナー。豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドでご投稿ください!
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テーマ詳細とアイデア例
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※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は2月28日(月)正午で終了させていただきます。
ススキは一本だと穂が折れやすいですが、束ねればわりと頑丈で、いい箒になるんですよね。
箒はその昔は祭祀用の道具だったようで、古事記にも「玉箒」なんていうのが登場します。西洋でも箒は魔女の乗り物ですし、箒のどこにそんな神秘さがあるのかはよくわかりませんが、とにかくそんなことに思いを馳せると、作ってみたくなっちゃうんですよね。
というわけで、私もススキを集めて作りましたよ。やはりススキが採取できるチャンスは限られていますから、まだ綿毛がいっぱい付いている時期に刈り取ってきて、ドライフラワーのように逆さに吊して、完全に綿毛が開いてからそれを取り除いて作りました。
手箒として使うなら、柄を別の素材で作ることをしない、sumikeさんのお作りになったスタイルがいいですよね。私もそのスタイルで、ほんとに軽くて使い心地のいい箒が出来ました。もうその時の箒は使い続けて擦り切れて土に還っちゃいましたが、また作ってみたくなりました。
毎年晩秋にススキを摘んで翌年の箒を新調する、なんていうのも楽しいかもしれませんね。ススキ製なら使い終わった後はほぐして植木のマルチングに使ったり、細かく刻んで土にすき込んだりして活用してもいいですから、年に一回新しくしても、ぜんぜんもったいなくありません。天然素材を使った手作りだから楽しめる贅沢ですね(^-^)
1月も下旬、川原を散歩していて、綿毛がほとんどなくなったススキを沢山手に入れることができました。
ススキの穂が雨風でよく洗われて綿毛が風雨で飛ばされたら、ススキのほうき作りのチャンスです。
少し前に読んでいた本に素敵なススキのほうきの写真と作り方が載っていて、これなら子ども達と一緒に作れそうだなぁと
ススキの群生地の様子を散歩のたびにチェックしていたのです。
少しだけ刈り取らせていただいて、ホウキを作ることにしました。
昔はどこの家庭にもあったホウキですが、最近また見直されるようになりましたね。
出し入れが簡単で、小回りがきいて、嫌な騒音や排気も出ないし畳やフローリングなどにも傷をつけず、
廃棄する際に出る二酸化炭素も元々植物が吸収したもの。
電気を使わないエコで経済的なホウキでの掃除をすると、ロハスな暮らしを味わえます。
この綿毛を飛んだ時期に刈り取る方が、イエで綿毛が舞うことも気にしないでいいので都合がいいのですが、
それは、近所にススキが自然に沢山生えている場合にしかできません。
近場にススキの群生地がない方は秋口に刈り取ったススキを、じっくり乾燥させて綿毛をとってから作っても立派なススキのホウキができますよ。
◇ススキのほうきの作り方
材料と道具
ススキ 適量(今回は40本くらい使用)
タコ糸 適量
剪定はさみ
< 作り方 >
まずススキを集めます。
ススキのように見えてススキではない植物もありますので、その辺の違いを子ども達と観察しつつ、採ってきました。
次に茎だけにする為に使わない葉っぱや、綿毛を丁寧に取ります。
意外なことに、綿毛を取る作業に子ども達が夢中に。
このとったふわふわな綿毛も捨ててしまうのは勿体無いので袋にとってあります。いつか何かに使えるかな^^
穂先が曲がっているのを直すため一旦濡らしてから穂先を下に向けて干して乾かします。
それからススキの茎がほうきの柄になるので、柄の長さで揃えて4~5組に分けておきます(ススキの量によって束の数は調節してください)。
一番長い柄の組から束にしていきます。
穂の向きやカーブを揃えて束にして、穂のすぐ上をまとめてきつめにタコ糸で縛ります。
この縛った束の、柄の部分をちょうど半分に分けて、その間に次に長い束を挟みます。
そして最初と同じく穂の上の部分に糸が重ならないように穂の位置を調整して糸でしばります。
これを繰り返し、段々とずらしていくと穂先が斜めになって、ホウキが掃きやすい形になります。
柄の部分は上の方まで均等に縛ると見た目が綺麗です。
一番上はフックにかけられるよう、ループをつけておきます。
最後に掃きやすく、また美しく仕上げるために、穂先を剪定ハサミでカットして揃えたら、ススキのホウキの出来上がりです。
見た目よりもずっと軽く、掃く部分が広いので、気持ちよくお掃除できます。ささっと、目に付いたところを掃くのに最適です。
最初は部屋用にして、古くなったら部屋用から玄関へと下ろして使っていきます。
娘がススキのホウキは馬のしっぽ~とか、息子がこうやって乗って目を瞑ると飛べるんだよ~と言っているのがほほえましい。
どんなモノでも自分が作る作業に携わると、愛着もひとしおですよね。
ススキが原料なだけに丁寧に使っても寿命は数年と短いですが、廃棄する時にも土に還せる地球に優しい国産の自然素材のホウキです。
自然素材の道具は見ていると心がほっこり和みます。
使い心地もよいナチュラルデザインの道具は、用の美としてインテリアとしても素敵ですね。