THEME:「これだけは恒例!わが家ならではのイエ・イベント」
“ディア・ライフ”=『親愛なる日々』。イエは暮らしと人生の舞台。「LIFE」という言葉に、生活と人生の2つの意味をこめて、イエと家族のストーリーを語り合いませんか? 心のページに刻まれた思い出も、現在のイエでの愛しいワンシーンも。毎回のテーマに沿って素敵なエピソードを、豊かな暮らしを創っていく〈イエはてな〉のマインドで投稿ください!
*回答条件* 下記のページをご覧になってご投稿くださいね!
「Welcome to イエはてな」
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20080731
テーマ詳細とアイデア例
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110309
※ピックアップ受賞メッセージは、〈みんなの住まい〉サイトにて記事紹介させていただきます。またメッセージは表記統一や文章量の調整をさせていただくことがございます。
※〈イエはてな〉では、はてなスターを「おすすめメッセージ」として活用しています。投稿期間中ははてなスターのご利用を控えていただけますようお願いいたします。
※質問は3月14日(月)正午で終了させていただきます。
我が家では特に大きな恒例イベントというのはないのですが、そういえば毎年あるお祝いをしているなあ、と思い当たりました。
以前、新築した家の思い出について投稿させていただきました。
http://q.hatena.ne.jp/1276663945/265642/#i265642
引越しをして一周年を迎えた日のことです。誰からともなく、そういえば去年の今日は新しい家に引っ越してきた日だったね、という声が上がりました。そしてせっかくだからちょっとお祝いしましょうか、ということになってお寿司をとって去年家を建てたときのことをいろいろと語り合いました。
「早いものだねえ、もう1年経ったんだ」
「去年はそういえばまだ雪が積もってなかったね」
「階段昇り降りしてすっかり膝が痛くなったよ」
それからまた1年が経過して、今日は引越し記念日だよ、という声がまた誰からともなくかけられてプチお祝い。食事はやっぱりお寿司です。
「早いものでもう2年」
なんて会話がまた食事の中で交わされました。
次の年もまた誰からともなく引越し記念日であるという告知がなされます。次の年も、またその次の年も。
こうして、新築の家に引っ越してきた日はいつの間にか、我が家のプチ記念日になりました。
流石に何年も経過してくるとお寿司ではなくて、ちょっと手のこんだ我が家での手料理というものも出てきますが、その日は家族がそろって食卓につき、家の思い出を語り合います。
よく家の進捗状況が滞って、いつできるのかと思ったということ。
建築中の家に入れてもらって中を見たこと。
引越しするときにいらない荷物を捨てたけどまたたまってきたねえ、とか、あの年は引越しで忙しかったせいか随分やせてたよ、とか、新築特有の新しい壁の匂いもだいぶ消えたねなどなど。
年を重ねるごとに、家のほうでも年を重ねて、引越し記念日の会話の内容が少しづつ変化してゆきます。
父が
「百年住宅だぞ、これは」
と得意そうに話したこの家の思い出は毎年毎年増えてゆきます。そして引越し記念日には家族がそろって小さなお祝いをするのが、我が家での恒例イベントです。