まず「日本人とは何であるか?」というところから確認しますが、「日本に国籍がある」は論外ですし、「日本人である」ことのマーカーとなるような遺伝的特徴も発見されていないようです。ということで、ざっくりあいまいな言葉ですが「日本文化圏で長期間暮らす人々」という解釈で進めさせていただきます。
さて、人種的には雑種である日本人ですが、日本文化には以下の特徴があります。
・日本語を話す人々は、ほとんどが日本文化圏で暮らす人々である。
・日本文化圏で暮らす人々は、ほとんどが地理的には日本列島で暮らしている。
・日本列島で暮らす人々は、ほとんどが日本語のみを話す。
以上の特徴により、日本人は文化的にかなり均質である、という長所があると思われます。
なぜかというと、地理的な要因から他文化との接触機会が少なく、さらに日本人はほとんど日本語のみしか話さない上に日本語で話す人々はほとんど日本人であるので、必然的に日本人は日本人以外とコミュニケーションをほとんど取らないことになり、結果として閉鎖的で他文化の影響を受けにくいことが予想されるからです。
この「文化的に均質」という特徴から、「勤勉」(同じ文化を持つためフリーライドの恐れが少ない)「礼儀正しい」(空気読め文化)などの特長が生まれたのではないかと思います。
月並みな回答かもしれませんが菊と刀 (著)ルース・ベネディクトにあるように、日本人の良さと言うか、本質には恥があると思います。
ビジネスであれば、恥から派生していると思われる、周りの空気を読める、流されやすい、丁寧、犯罪をしない、相手の迷惑を考える、自己主張しないなど日本人の特徴だと思います。
KYなどという言葉もありますが、古い本ですが今でも外国人と比べて本質的には全く変化していないように思います。
ベネディクトは、確かにありました。ありがとうございました。もう一度チェックしてみます。
場の雰囲気を読んで、合わせようとするところでしょうか?
あるときは長所になり、あるときは短所になります。
(逆に外国の方は、自分の意見をしっかりと持って自己主張が強いですので、それが長所にも短所にもなります。)
ありがとうございます。雰囲気づくりがなければ、どんなに正しいことを言っても通じないということのような気がします。
他でジョークの質問がありましたが…有名なやつで
豪華客船が座礁して乗客に海に飛び込んでもらわないといけない、
その時各国の船長はなんていうかというのがありますよね。
日本人には「ほら、みんな海に飛び込んでいますよ」って説得すると。
「子供を沢山産んで国力に!」となったら5~8人兄弟くらい当たり前な戦中。
「よーし戦後復興だー!」となったら家庭を顧みずひたすら会社に尽くした団塊世代。
そしてその為、分担して家事と子育てを一手に引き受けてた団塊専業主婦世代。
周囲に合わせるのが長所かどうかというと微妙ですが、
なんていうか洗脳されやすいというか素直といえば素直というのが一般的なイメージでしょうか。
個人的には「衛生観念」をかなりのひとがきちんと持っているのがとてもいいと思っています。
神経質だということになるのかもしれないけれど、これが長寿の原因の一環では?なんて。
外部被曝もシャワーで流れるようですし、日々清潔にしているというのは意外と健康に貢献しているのでは。
なるほど。清潔好きということですね。いきすぎるとメンタル面で弱さにもつながりそうですね。
http://www.shonan-rockets.com/column/2004/12/25.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/221403/
all aboutでも議論されていましたが、
私が最も日本人の良さだと思うのは、「協調性」です。
自己主張が弱い、というのとは違い、協力して何かを作り上げていくことに長けていると思います。
日本にデモが起こらないのは、日本人の性格が、元々大人しく協調性に富んでいるから、
少々の事は我慢しても仲良くやっていきましょうという、本来的には良い性格であることが、
良い事の裏返しで悪い人に利用されやすい性格として現れているのではないかと思います。
元々日本人はどんな体制にも順応する国民性を持っているから、
明治維新の大変革にも程なく馴染み、アメリカに新しい民主主義体制に変える様強要されても、
立待ちそれに順応して、大人しく国を守ってきました。
日本の民主主義は、西洋のように、君主と戦って勝ち取った民主主義ではありませんから、
何をやらせても従順に、体制に順応してしまうのだと思います。
(アラブ人だったら絶対に従わなかったと思います。
此の強さは、長所であると同時に、時によって救いようのない展開を持ちきたす、
どうしようもない性格なのではないでしょうか。)
日本人の協調性は決して悪い性格ではなく、極めて良い性格であると思うのですが、
どんな良い事にも弱点があるのがこの世の決まりで(アンビバレンツ)、
このことを知った上で、全ての事に対処していき、導いてくれる者があるなら、日本は素晴らしい国だと思うのですが・・・・・
ありがとうございます。あげていただいた情報が思考を深めるのに大変役立ちます。
庶民にいたるまで、教養が高く(何百年も前から文盲率が世界最低)、なおかつ正直で、詩心がある。
好奇心旺盛で、勇気があり、ユーモアもある。
また、引き算で繰り下がりができるのも、よいところ。西洋人は、引き算を繰り上がりでときます。
(引かれる数の繰り下がりをせず、引く数を繰り上げる)
渡辺京二の「逝きし世の面影」はそれらのことの証拠(幕末、明治初期に日本にきた外国人の評価)を紹介しています。
その時代の伝統は今も残っています。
http://www.geocities.co.jp/mickindex/etc/books/book_watanabe_kin...
ありがとうございます。リンク先をじっくり読んでみます。
まず「日本人とは何であるか?」というところから確認しますが、「日本に国籍がある」は論外ですし、「日本人である」ことのマーカーとなるような遺伝的特徴も発見されていないようです。ということで、ざっくりあいまいな言葉ですが「日本文化圏で長期間暮らす人々」という解釈で進めさせていただきます。
さて、人種的には雑種である日本人ですが、日本文化には以下の特徴があります。
・日本語を話す人々は、ほとんどが日本文化圏で暮らす人々である。
・日本文化圏で暮らす人々は、ほとんどが地理的には日本列島で暮らしている。
・日本列島で暮らす人々は、ほとんどが日本語のみを話す。
以上の特徴により、日本人は文化的にかなり均質である、という長所があると思われます。
なぜかというと、地理的な要因から他文化との接触機会が少なく、さらに日本人はほとんど日本語のみしか話さない上に日本語で話す人々はほとんど日本人であるので、必然的に日本人は日本人以外とコミュニケーションをほとんど取らないことになり、結果として閉鎖的で他文化の影響を受けにくいことが予想されるからです。
この「文化的に均質」という特徴から、「勤勉」(同じ文化を持つためフリーライドの恐れが少ない)「礼儀正しい」(空気読め文化)などの特長が生まれたのではないかと思います。
深い分析をありがとうございます。こうした回答が大変参考になります。
几帳面 アバウトでない ⇒ キメ細やかな神経をもっている 某近隣国のように何でも食べるというのはないですよね。食生活においても美があり、センスがあるのが日本でしょう。
礼儀正しい 喧嘩っぱやくない ⇒ 某近隣国のように、身内では無い女性同士での取っ組みあいの喧嘩するひとは絶対にいないじゃないですか。日本人で女のつかみ合いの喧嘩ってないですよね。
なるほど。攻撃的ではないということですね。ありがとうございます。
こちらご参考になりますと嬉しいです。
日本と日本人の長所と短所
http://blog.m3.com/AKH/20080928/1
3 トイレが奇麗なこと
4 親切な人が多いこと
5 外国人特に英語を話す白人に親切なこと
8 礼儀を大切にすること
13 勤勉でよく働く事
14 まじめで、先輩や会社の上司が、仕事をしていると自分も残り、超過の労働をすること
15 休暇もとらずよく働く事
16 まじめで道徳心があり、窃盗や犯罪が少ない事
箇条書きで整理されていてわかりやすいです。ありがとうございます。
長所として「日本人の冷静さ」「秩序を守る」「忍耐強さ」「団結力や責任感の強さ」
http://www.yamatogokoro.jp/news/story/2011/04/08112118.html
あとは繊細さとかでしょうか。
このような傾向は確かにあると思います。こうした傾向が逆にメンタル的な病気につなっているとも思いました。ありがとうございます。
こちらはどうでしょう?
http://haro.web9.jp/global/128_1.html
ルールが守られている事。当然の事でしょう。先進国ではルールを守るのは当たり前のことですが、発展途上国ではルールはルール、でもそれはあくまでルールでしょ?というスタンス。なのであってないようなものなのです。
そして日本人の勤勉さ。こんなにまじめな国民は世界中どこを探してもないんじゃないかと思います。日本が短期間にものすごい経済成長をしたのはこの国民性によるものだと思います。
日本人はチームワークが得意なのも特筆すべき点でしょう。海外では一人一人は優秀なのにチームワークで仕事ができない人がいっぱいいます。人の事をあまり気にしない、よくいえば自由主義で悪く言えば利己的なのですが、日本人は他人の気持ちを考えて行動します。これは本当にすばらしいことです。なかなかできない事なのです。
人の気持ちを考えたり、人の気持ちを尊重するから日本はサービス産業のレベルが高いのです。なにしろ、コンビニの店員がこんなに丁寧なのはこの国以外にどこがあるのでしょうか。
わかりやすかったです、ありがとうございます。
既に衛生観念については指摘されている方がいましたが、
あとは栄養についての概念と知識ですかね。
義務養育で五大栄養素は教わりましたし、栄養素とカロリーは異なるので
毎日必要な栄養素を満たし、かつカロリーも満たさないと健康ではいられないと義務教育で教わったのはありがたいと思ってます。
(アメリカは一部の人しかしらなさそう)
また給食の献立表も仮定保存用に配布されそれにはカロリーだけではなく栄養素も書いてあったので、
アメリカの給食と比較すると見劣りするものの、こちらの方が優れていると思いました。
(でも給食の献立は地域によるので、食事としては変な組み合わせがない訳ではないですけどね…)
これは文化の違いですが短所の一つにドアだと後ろに人がいるのにすぐに手を放してしまうことがあります。
(デパートの様な人が次々入ってくるドアをイメージして下さい)
それかドアを押さえてあげるとそのまま何人もするする入ってきて礼もしないこともあります。
これはもともと引き戸だったので、習慣になっていないためドアの国の人からすると非常に無礼だと感じるそうです。
引き戸式の電車やエレベーターだと戸が急に閉まらないように手を添えるので、
ドアはまだ浸透していないのでしょうか。
確かに、アメリカではドアをよくもっていてくれたと思います。ありがとうございます。
深い分析をありがとうございます。こうした回答が大変参考になります。