本当は、発注者と受注者との間で契約書を締結するのが本式です。海外では契約書を締結するのが普通のようですね。海外では発注者と受注者が対等であるためです。
日本では一方的に「発注」をするケースが多いのです。この方法は発注者が一方的に有利で、受注者は一方的に不利です。これは日本的商慣行では系列の中で親会社が子会社に、大企業が中小企業に、元請が下請けに発注するためだと言われています。親会社が「発注書」を発行して、下請けが「請け書」を返すということになります。
「発注書」と「請け書」の方法では仕様変更や遅延や瑕疵の責任は一方的に受注側である下請けがかぶることになるようです。日本的商慣行というやつです。
受注側の権利を保障しないのならば、日本の商法では口頭発注でも有効なので、実は「発注書」も「請け書」も無くても同じです。不要です。それなのにどうして「発注書」を作成するのかというと、発注側の社内で不正が起こっていないか監査があるからです。横領していないで本当に商取引に使用した証拠を残すために「発注書」と「請け書」を発注側が残すのです。
「発注書をクライアントから発行してくれ」の意味は、「発注書がないと社内で自分が怒られる。発注書を書くのが自分の仕事だが面倒だ。オレは発注側なので受注側のオマエから見るとお客様だ。お客様は神様だ。オレは神様だから、面倒な発注書作成を、オマエに命じることくらい当然の権利だ。」と言っています。
もしも質問者が日本的商慣行の中で、この取引先との取引を失うとどうしようもないならば、取引先を接待するつもりで発注書を作成してあげてください。そうではないならば、この際、基本契約書を作成して、発注者と受注者との権利と義務を文書にするべきだと思います。
アホなクライアントを持つと苦労しますな。
そのうち雲を取って来てくれ、なんて言い出しますぜ(今時は言わないか、、)
で、発注者が発注するのだから発注書も発注者が発行します。
(禅問答かいな)
対して、受ける側は受注者ですから受注書とか請負書とかですね。
発注という言葉にこだわるなら、受注書を出せばいいんじゃないですかね?
逆らって角が出るなら(最近は立たないので、、)設計書とか企画書とか、玉虫色のタイトルを考えて下さい。
アメリカみたいな契約社会だったら、不履行の賠償額まで決めて分厚い書類になりますが、日本は適当だからA4一枚でも何とかなりますね。
でも、やはり仕事ですから受注書はきちんと作りましょう。
これが無いと代金をもらえません。
できた物にあ~だこ~だと難癖を付けて、ダンピングしたり知らん顔したりします。
何を(なるべく具体的に)
いつまでに、いくらで作るか、支払期限も(だいたい数ヶ月後ですが、、)
具体的には相談なので、きちんと話を詰めてなるべくその場で覚え書きにして双方でサインして、後日、正式な書類を交わしてから初めて作業を開始します。
納期に間に合わないって?
そこをうまくやるのがプロですな。
予め、損害の出ない範囲で下準備しておくとか、徹夜するとかw
早速のお答えありがとうございました。
大変わかりやすく答えていただきました。
本当は、発注者と受注者との間で契約書を締結するのが本式です。海外では契約書を締結するのが普通のようですね。海外では発注者と受注者が対等であるためです。
日本では一方的に「発注」をするケースが多いのです。この方法は発注者が一方的に有利で、受注者は一方的に不利です。これは日本的商慣行では系列の中で親会社が子会社に、大企業が中小企業に、元請が下請けに発注するためだと言われています。親会社が「発注書」を発行して、下請けが「請け書」を返すということになります。
「発注書」と「請け書」の方法では仕様変更や遅延や瑕疵の責任は一方的に受注側である下請けがかぶることになるようです。日本的商慣行というやつです。
受注側の権利を保障しないのならば、日本の商法では口頭発注でも有効なので、実は「発注書」も「請け書」も無くても同じです。不要です。それなのにどうして「発注書」を作成するのかというと、発注側の社内で不正が起こっていないか監査があるからです。横領していないで本当に商取引に使用した証拠を残すために「発注書」と「請け書」を発注側が残すのです。
「発注書をクライアントから発行してくれ」の意味は、「発注書がないと社内で自分が怒られる。発注書を書くのが自分の仕事だが面倒だ。オレは発注側なので受注側のオマエから見るとお客様だ。お客様は神様だ。オレは神様だから、面倒な発注書作成を、オマエに命じることくらい当然の権利だ。」と言っています。
もしも質問者が日本的商慣行の中で、この取引先との取引を失うとどうしようもないならば、取引先を接待するつもりで発注書を作成してあげてください。そうではないならば、この際、基本契約書を作成して、発注者と受注者との権利と義務を文書にするべきだと思います。
詳しいお答えで感動しました。
大変お詳しいのですね。
勉強になりました。
クライアントとは良い関係を続けていきたいと思える
相手ですので、出来る限りのことはやってあげたいと
考えています。
ただ、無知であった自分にも責任があるので
またいろいろクライアントとも相談してみようかんと思います。
ありがとうございました。
ホームページの制作会社を経営しております。
うちの会社の例で言うと、まず、基本契約書を取り交わし、次に案件毎に個別契約をするという形式を取っています。
契約書の内容によっては、収入印紙の金額が変ります。書店に行くと多くのテンプレート集が売られています。また、収入印紙の金額に関しても解説されていますので、これはと言うバイブル的な1冊をお持ちになる事をお勧めします。
ただし、単発の仕事の場合には、発注書、請け書のみで仕事を完了するケースもあります。
今回の場合、発注書のテンプレートが色んなところで見る事が出来ますので、クライアントにその中の1つを提出すれば大丈夫です。
仕事をフリーで行ったり、会社対会社として行うためには、このような契約や受発注の書類作成はついて回ります。
お互いにテンプレートを持ち合わせていないケースは、どちらかがこの書類を作成する訳です。
本業のグラフィックデザイン以外の仕事はしたくないという事でしたら、代書屋へ都度依頼をすれば良いと思います。
また、事務員を雇うのも1つの選択肢です。
ご回答ありがとうございました。
近い業種の方にご回答いただいて、実感しやすかったです。
すごくリアリティの
あるお答えをありがとうございました。
収入印紙の件についても、あまり経験がなく勉強しなくてはと
思っています。<そもそも、収入印紙とはなんなのかというところからよく分かっていません。。>
代書屋さんという仕事まであるのですね。
いやー、勉強になりました。
ありがとうございました。
詳しいお答えで感動しました。
大変お詳しいのですね。
勉強になりました。
クライアントとは良い関係を続けていきたいと思える
相手ですので、出来る限りのことはやってあげたいと
考えています。
ただ、無知であった自分にも責任があるので
またいろいろクライアントとも相談してみようかんと思います。
ありがとうございました。