俳優の一つの方向性として、あるイメージを突き詰めて「こんな役ならこの人が適任」みたいな人物像を確立していくというのがあると思います。(例:吉永小百合=古き良き慎ましやかな日本女性、高倉健=不器用で一本気な男性)
一方で、俳優は様々な役を演じ分けてこそ、一流。「コミカルな役でも、シリアスな役でも、とことんまで化け 、人格改造までして のめり込むことこそ俳優の仕事」という考え方もあると思います。私は海外の俳優ではロバート・デニーロが真っ先に思い浮かびます。
日本の俳優の中で、皆さんが考える後者の「役によって変身して、別のイメージを作り出せる」俳優は誰ですか?
小日向文世さんはいかがでしょうか。
名脇役として知られ、オールラウンドプレイヤーともいわれます。
優しい人から冷酷な人まで演じわけていると思います。
確かに小日向文世さんは「これ」っていう固定イメージがないように思えますね。裏に別の感情が込められているように思える笑顔が印象的です。ご回答ありがとうございます。
吹越満さんとか。。。大河ドラマ「北条時宗」での白塗りに公家言葉で最初に認識したのですが、その後たいへんなご活躍で、腹黒い悪徳弁護士、情にあふれるマスター、どこか怪しげな探偵など、見るたびに違う役をやっていらっしゃいます。
あと、益岡徹さんや、石丸謙二郎さんも見るたびに違うと思います。段田安則さんは「平凡なサラリーマン」、「子煩悩なパパ」のような人物を演じておられることが多いのですが、稀に非道な悪役や、おちゃらけた役もあり、その落差にすごいなあと感心してしまいます。
たくさん書いていただいて、ありがとうございます。
特に段田安則さんは、かなり変化を付けられる役者さんだと私も感じました。
挙げていただいた人達を見ると、キーワードは「名脇役」となりそうですね。主に脇役で出演される方は「色々な種類の役のオファーが来る(ようにしなければ出られない)」「あまりキャラが立っていると主演を食ってしまう恐れがある」などの理由から、役によって演技を変えられる人が珍重されているのかも知れませんね。
主に主演をやる方で、演技を変えるというのは相当難しそうですね。西田敏行さんは、かなり変えられると思いますが「シリアスな役」の時にも、私にはやっぱり「コミカルな面」がちょっとちらついちゃいます。やっぱりイメージってひきづり易いですね。
たくさん書いていただいて、ありがとうございます。
特に段田安則さんは、かなり変化を付けられる役者さんだと私も感じました。
挙げていただいた人達を見ると、キーワードは「名脇役」となりそうですね。主に脇役で出演される方は「色々な種類の役のオファーが来る(ようにしなければ出られない)」「あまりキャラが立っていると主演を食ってしまう恐れがある」などの理由から、役によって演技を変えられる人が珍重されているのかも知れませんね。
主に主演をやる方で、演技を変えるというのは相当難しそうですね。西田敏行さんは、かなり変えられると思いますが「シリアスな役」の時にも、私にはやっぱり「コミカルな面」がちょっとちらついちゃいます。やっぱりイメージってひきづり易いですね。