その損得勘定について、
(1) 考察した文献をご紹介いただく
あるいは
(2) みなさま各自のご意見をいただく
ということをお願いできますでしょうか。
はたして、
同じ書物、文章を1回だけでなく、2回以上読むことは、
得なのか損なのか。
よろしくお願いいたします。
初めまして。E.A.Poeと申します。
主題1:ショーペンハウエルが「読書について」において「重要な書物はいかなるものでも、二度続けて読むべきである」と書いている。
--
>『2回以上読む』こと。
>その損得勘定について、
>(1) 考察した文献をご紹介いただく
となると、
がうかびました。
P138より。
「反復は研究の母なり」。重要な書物はいかなるものでも、続けて二度読むべきである。それというのも、二度目になると、その事柄のつながりがより良く理解されるし、すでに結論を知っているので、重要な発端の部分も正しく理解されるからである。さらにまた、二度目には当然最初とは違った気分で読み、違った印象を受けるからである。つまり一つの対象を違った照明の中で見るような体験をするからである。
とショーペンハウエルは「読書について」で書いています。
たしか、立花隆も「知のソフトウェア」において本の読み方を書いていたと思いますが、手元にないので題名だけご紹介しておきます。興味があればどうぞ。
「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))
--
主題2:「二度読むと得するか損するか」は本によるので一概に言えないと小生は思う。その基準は自分の直感に任せるべきだ。
>(2) みなさま各自のご意見をいただく
ということで、小生の意見を述べると、主題2の通りです。
「この本はおもしろかった」「二度読む価値がある」と思えば覚えるほど読むべきでしょうし「つまらなかった」「理解できなかった」「おもしろかったけど暇つぶしだ」と思えば二度以上読んでも得より損の方が大きいでしょう。
小生は「人間のカンは案外鋭い。カンに従って二度以上読むかどうか決めれば良い」と思います。
例えば、小生は子供の頃「スパイ秘密大作戦」というどーでもいいような本が好きで何度も読みましたが、その中に
スパイになるにはいろんなことを知っておかなきゃいけない。
お父さんの書斎に忍び込んで本を読むぐらいはやってもいい。
わからない漢字や言葉があったら、飛ばして読んじゃえ。そのうち意味がわかってくる。
以下のサイトの著者が言うように、繰り返し読むことには意味があります。
http://www.geocities.jp/nagare_basi/study/stdyx/stdyx_04.html
私は、教える仕事をしていますが、何度も読むように指導します。
音読かそうでないかにもよりますが、
声に出してインプットとして耳から入力したり、
眼で何度も文字を追うことで理解につながると思います。
繰り返し読むことには意味がある、理解につながることは当然私もそう思います。
そういう今回のご回答をいただいたことはとてもありがたいのですが、では『繰り返し読むこと』が“最善”“最も得”なのかどうかについて、amai_melon様は何かお考えをお持ちでしょうか。
私の勝手な想像ですけど、『繰り返し読むこと』より要する時間が短くて同じ効果を上げる方法はないのでしょうか。
それともそんな都合がよい方法があるはずもなく、繰り返し読む時間をたっぷり使ってでも、その見返りとしての効果はあるということでしょうか。
もしよろしければ、さらに追加でご回答をお寄せくださいませ。
恐縮ですがケースバイケースかと。
タブロイド的なトピックス記事は一過性の消費でしょうし、
もしくは読んで逆に時間を損したという駄文もあるでしょう。
一方で価値のある文、特に身に付けておきたい知識は何度も読んで覚える必要が出るでしょうし、
ネタバレ状態のものでも良作なら、思い出しながら「ああ、こうだったな」と反芻できます。
問題集や参考書、英語などの語学の本の場合は何度も読み返すほうがより理解が深まって良いことだと思います。
http://yosho.tom-waras.com/kurikaesu.html
おすすめ英語学習法
同じ本を繰り返し読みましょう
また好きな本、詩集、画集などは見ていてリラックスできたり楽しい気分にもなると思いますので心の健康に良いと思います。
読み返すとはまた違いますが、買って少し読むうちに自分には合わないなと思った本をせっかく買ったから一応読もうとあまり楽しくなく読むことは、その分の時間がもったいないかなと思います。
(1)
教師の音読をともなった繰り返し読みが
高校生の英文読解に及ぼす効果
http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~flta/kojin/iino1.doc
題は、趣旨と若干違うかもしれませんが、内容は、複数回読むことによっての損得のことについて、実験、仮説、結果ともに出ています。
(2)
僕自身の考えについては、何度も読むことで、その本自体の内容など、理解してくるのだと思います。
好きな本とかは、僕も何回も読んだりしますが、飽きてきたごろ、本の内容を思い出してみると、細かいところまで覚えていたりします。
自然的に覚えているのか何なのかはわかりませんが^^
でも、つまらない本を何度も読むのは、なんか損した気分になっちゃいます。。。
こういう研究もあるのですね。
ありがとうございます。
どのような観点で損得を考えるかによって違うと思います。
勉強の習熟度で考えるなら、一冊の参考書を3度4度読むのと、3・4冊の参考書をそれぞれ1回読むのであれば、一冊の参考書を繰り返し読んだほうが、より習熟度が上がってよいです。
文学作品をより深く味わいたいなら、繰り返し読むほうが良いでしょう。
一方、最新の情報を得ることが目的ならば、同じ本を繰り返し読んでいるうちに情報が古くなるので、損です。
私が思っているのは、こんな感じですね。
たとえば、乾くるみ「イニシエーション・ラブ」のように、
ミステリー小説で、最後の数行でそれまでの世界が一転するという趣向のものがあります。
そうした小説は、二度読みするに値すると思いますね。
一度目と二度目で、ちがった小説を読んでいるかのような感覚が味わえるからです。
そういう意味で、得といえますね。
また、そこまで特殊な例でなくても、
肌にあった文章といいますか、何度読んでも、いいなぁ、と思ってしまう作品についても、
それを二度以上読むことはやはり得だと思います。
あと、こどものころに読んだ本を大人になって読むなど、
何年もの間隔をあけて同じ本を読んだ場合に、受ける印象がまえとは異なることがあります。
これも、むかしの自分を思い出したりして、非常に有意義なことだと思いますね。
そういうことに意味を見いだせる人には、得といえると思います。
最後に、あたりまえかもしれませんが、
一度読んで面白くなかった本を二度読むことは、損だと思います。
私は、いいことだと思います。
何年も前に読んだ本を、もう一度読み返すことで、新しい発見ができるからです。
また、漫画とかに多いのですが、すっごくちっちゃい字で
登場人物がツッコんでいたりしますよね?(ボケていたり)
そういった、作者のちょっとした遊び心というのか、
ひとひねりした部分というのか、もう一度読まないと、なかなか見つけることは、難しいと思います。
これは、あくまで私の意見なんですが2回以上読むことで前回読んでよく分からなかったところが分かってくると思います。
だから、2回以上読むことは良いことだと思います。
仕事柄、ソフトウェア系の本は、よく読むのですが、この類の本については「二回以上読むことに価値があるか」ではなくて、
「二回以上読むことに価値がある本なのか」という分類をしてしまいます。
だいたい、一度読めば十分な本は、一度目で「損をしたなあ」と思ってることがほとんどです。
小説も割と読みます。
こっちはちょっと状況が違ってて、
なので、二回目が二回目になっていないことが往々にしてあります。
同じ本を何冊も買ってしまうこともざらにあります。
# 因みに、三冊以上買ってます ><
ほぼ完全に忘れてるので、損をしたと思ったことは、あまり無いです。
面白そうだ、と思ってる本を買ってるわけですし。
質問の意図とはちょっと違ってるかもしれませんが m(_ _)m
いいえ、とんでもないです。
質問の意図と違っていません!
よいご回答だと思いました。
ありがとうございます。
私はよほどのことが無い限り同じ本を二度読むことはありません。
その代わりにメモを取りながら読んでいます。見返したい時はメモを振り返ります。
また、同じ本を読むことはほとんどありませんが、同じ筆者や同じジャンルの本を集中的に読むことは結構あります。
『同じ筆者や同じジャンルの本を集中的に読むこと』
は、かなり有効だという気がします。
同じものを『2度読む』こととは別の効果がある。
秋深き隣は何をする人ぞ
芭蕉の句ですが。
例えばアンケートとして様々な年代の人に「この 何する は、具体的にどういうことをしていると思いますか?」と尋ねたら様々な答えが返ってくると思います。
夏に尋ね、秋に尋ねても、違う傾向が出るかも知れません。
去年の秋と今年の秋では違うかも知れません。
自分の子供が幼い頃と、結婚して家を出てしまった後でも違うかも知れません。
ただ、それを損か得か?と尋ねられたら…… そうですね。
秋深き隣は何をする人ぞ
としか、答えることが出来ません。
それぞれご回答をくださろうとするみなさま独自の『前提』『条件』の下でご回答くださればかまいませんよ。
そういう意味をこめて「ただ、それを損か得か?と尋ね」ています、私は。
お答えくださるかどうかは、みなさま各自ご自由に。
初めまして。E.A.Poeと申します。
主題1:ショーペンハウエルが「読書について」において「重要な書物はいかなるものでも、二度続けて読むべきである」と書いている。
--
>『2回以上読む』こと。
>その損得勘定について、
>(1) 考察した文献をご紹介いただく
となると、
がうかびました。
P138より。
「反復は研究の母なり」。重要な書物はいかなるものでも、続けて二度読むべきである。それというのも、二度目になると、その事柄のつながりがより良く理解されるし、すでに結論を知っているので、重要な発端の部分も正しく理解されるからである。さらにまた、二度目には当然最初とは違った気分で読み、違った印象を受けるからである。つまり一つの対象を違った照明の中で見るような体験をするからである。
とショーペンハウエルは「読書について」で書いています。
たしか、立花隆も「知のソフトウェア」において本の読み方を書いていたと思いますが、手元にないので題名だけご紹介しておきます。興味があればどうぞ。
「知」のソフトウェア (講談社現代新書 (722))
--
主題2:「二度読むと得するか損するか」は本によるので一概に言えないと小生は思う。その基準は自分の直感に任せるべきだ。
>(2) みなさま各自のご意見をいただく
ということで、小生の意見を述べると、主題2の通りです。
「この本はおもしろかった」「二度読む価値がある」と思えば覚えるほど読むべきでしょうし「つまらなかった」「理解できなかった」「おもしろかったけど暇つぶしだ」と思えば二度以上読んでも得より損の方が大きいでしょう。
小生は「人間のカンは案外鋭い。カンに従って二度以上読むかどうか決めれば良い」と思います。
例えば、小生は子供の頃「スパイ秘密大作戦」というどーでもいいような本が好きで何度も読みましたが、その中に
スパイになるにはいろんなことを知っておかなきゃいけない。
お父さんの書斎に忍び込んで本を読むぐらいはやってもいい。
わからない漢字や言葉があったら、飛ばして読んじゃえ。そのうち意味がわかってくる。
さすが、さすが。ただただ、感服です。
>2度“少し間をあけて”“十分間をあけて”という、『条件』のちがいによる効果のちがい
それについては何も書いてないみたいですね。おそらく哲学書のような「間をあけて何回も読むことが前提の本」でも「最初の一回に二回読め(言葉が変ですkが(笑))と言っているのかもしれません。
>kaoru_A さん
いえいえ、文献についてはうまくいったと思いますが、小生の意見については「若い人は二度読むことで理解が深まって得をしやすい。年をとると何度読んでもなかなか頭に入らないので損をしやすい」とか、もっとわかりやすく各方法があったと思います。
なかなかベストな回答はできないものです(笑)。
本に書いてあることは、情報です。情報というのは、本来、体験を通じてしか得られないような質の高い知識を言葉で伝えるものです。
読者が、本を書いている人よりも、経験知識が豊富であれば、本に書いてあることがどれくらいのレベルであり、正しいか間違っているかも、一度読めばわかるでしょう。
一方、読者が、本を書いている人よりも、経験知識が貧弱である場合には、本に書いてある言葉を理解することがむずかしい場合があります。一回読んで理解できるということはありえません。その場合、何度も読むと、本の知識を少しずつ体得できます。
一般に、一度目には、読者は、まず自分の言葉が浮かびます。二度目に読むと、著者が何を言いたいのかが、理解できはじめます。三度目には、読者と著者の知恵が合体して、より深い意味へとたどり着けます。
また、本が間違っていることを書いている場合があります。この場合、本に書いてあることをなかなか理解できません。同じ本を三度読んでもよくわからない場合は、本が間違っていると判断してもよいと、言語学者の鈴木孝夫先生はおっしゃっています。
したがいまして、本は二度読む意味はありますし、よい本や難解な本は三回くらい読むことが望ましいといえるでしょう。
わかりやすいご回答をくださり、ありがとうございます。
ご回答を拝見して、その意味するところがすごくすんなり頭に入りました。
『一般に、一度目には、読者は、まず自分の言葉が浮かびます。二度目に読むと、著者が何を言いたいのかが、理解できはじめます。三度目には、読者と著者の知恵が合体して、より深い意味へとたどり着けます。』
が、私はとても好きです。
2回読んだ方がいいのは確かですが、読解力がある場合には無駄な時間だと思います。1回で全てをしっかり読解するのが理想的だと思います。
読む書物、文章の種類にもよりますよね!楽しいマンガのような本だと読む回数で人それぞれ読みたい回数が異なりますし。
勉学目的であるならば前記が理想的だと思います。なのでこの場合は読解力がない事自体が損になってしまうのでは?
何かおかしい所がありましたらすいませんm(__)m
すいません、つい我を忘れて思った事を打ちこんでしまいましたm(__)m
そうですよね(汗)回答欄汚し失礼致しましたm(__)m今後はこのような回答はしない様に気をつけるようにしますm(__)m
いいえ、SNIVY様へ誤解を与えてしまったかもしれない私のコメントが悪かったです。
“回答欄汚し”では決してなく、そのまったく逆、とても有効なご回答です。
私はSNIVY様のご回答に完全に同意しています(もちろんSNIVY様以外の方のご回答に同意していないということではございません)。
『1回で全てをしっかり読解するのが理想的だと思います。』という部分に特に同意しています。
『SNIVY様のご回答内容について、自分はすでに認識している』
『だから無効な回答だ』
という意味での私のコメントではなく、
『SNIVY様のご回答内容について、自分は完全に同意する』
という意味の『というのはよくわかるのです。』(私のコメント最後の部分)というコメントです。
SNIVY様に誤解を与えてしまいまして申し訳ございません。
本の種類にもよるのですが、中には思い出に残るストーリー、
または忘れたくないお気に入りの小説や詩、文芸作品というのものがあります。
普段の生活でも、楽しかった思い出などをその後も何度か追憶したり、
書き留めたりして違った形で記録に残して後々振り返ることで、
いつまでも忘れないように大切に心に刻んでおくということがあります。
個人的経験ですが、お気に入りの本をふとまた読み返したくなる時というのは、
大切なことを忘れたくなくて、そういう経験を再び楽しみたくなったり、
鮮明に再体験して昔読んだ時の気持ちも含めて思い出したい時が多いです。
また、その思い出は、文字に書かれた表面的なストーリーだけでなく、
その本を読んだ時にわき上がる内的な個人的感情や想像の世界など、
それらは常に同じではありませんし、二度目以降はすでに慣れ親しんだ
お気に入りの世界に帰郷するような安堵感も味わうこともでき、
より深い思い入れを持ち思い出に留めて楽しむことができます。
その本を初めて読んだ時の自分の気持ちを思い出すこともできるので、
多感な幼少期や青春時代に読んだお気に入りの本を
後年に再度読み、生き生きと昔を憩う醍醐味もあると思います。
時代を超える様な良いストーリーがあるのなら、
それは気の知れた旧友との再会を楽しむ様なものなので、
損得の感覚で簡単に測れるものではないのですが、
その個人にとって思い入れや価値のあるストーリーの小説や詩などの
文芸作品に限っていえば、時間の無駄遣い(損)であるかといえば、
むしろそうではない贅沢な時間(得)であると考えられると思います。
ただし、参考書や機械的に記憶したいプレーンな情報源の場合は、
復習や暗記様に再度読んで記憶に留めたり理解を深めるという意味では、
まだ充分に暗記できていない間は有益で得な気もしますが、
すでに内容を覚えていてその人には最早不要な知識かつ、その時点で
その人に他にもっと新たに他の情報を仕入れた方が有益な場合に限り、
別の意味での損の意味合いも出て来ます。
しかし、現実には私たちには、初回に必要な箇所以外は流し読みや
スキミング/スキャニングのなどテクニックで選んで時間を節約して
読むということもできますので、本によっては損な部分は飛ばして
得な部分だけを何度でも読むことも可能なので、
1つの書物、文章などを「2回以上読む」ことは、
全般的に、有益だと言えるのではないかと思います。
スキミングやスキャニングで流し読みや本の選択をして、
さらっと読んでみてその本が気に入らなければ一度しか読みませんが、
良ければじっくりと後から何度も読み返して、心に留めたり、
アイデアをもらったり、また初めて読んだときの感動や
過去に繰り返し読んだ時の気持ちを思い出したりもできるので、
逆に一冊の本のお値段で何回も楽しめるような本に出会えることは、
とても有益で、そしてとてもお得なことだと思います。
ちなみに現在、私が一番大金をはたいて買わなくていけないのは、
仕事で使うビジネス関係の洋書の新刊の専門書や資料で、
これらはやたらと高かったり重かったりするのですが、
大概が1~2回かつ決まった期間しか読まないので、
少しもったいないと思います。でも主に経費で、仕事上必須で
有益であるのと、場所を取る場合は古書で再販もできるので、
これも結果的には損はないとは思います。
こう考えると、どんな分野の本でも、損得の基準は変わりますが、
1つの書物、文章などを、「2回以上読む」ことは、
損得勘定で言えば、特に損はないと思います。
むしろ一番損なのは、2回読むどころか、1回の飛ばし読みも充分で、
一度たりとしても詳細までを読もうとは思えない様な本を、
表紙やタイトルが気に入ったとかの理由でうっかり買ってしまった時でしょう。
この場合、中古本で売り飛ばしたとしても損が出ますので、
気に入った部分の表紙やタイトルだけ見直して二度楽しんで、
中古本を売ったお金を今度は慎重に投資して、
別の今度は何度も読めそうな本でお得感を増やすか、
無料図書や図書館名書を探したりして、損を取り戻すしかありません。
そういうこともあるので、2回以上も読みたいような本に
出会えただけでもラッキーでお得感があると思います。
ありがとうございます!
私の申した“損”“得”という言葉に沿ってくださった論旨でのご回答でお見事、そしてもちろんご回答の内容もとても高度なものでお見事と感じました。
エミール・ファゲの『読書術』は「ゆっくりと熟読せよ」と唱えている読書法の代表なのですが、「第十章 読み返すこと」という主張も含まれています。
その利点は三点あるとファゲは言います。
- よりよく理解するために読み返す
- 細部を享受するために、スタイルを享受するために読み返す
- 人は自分を自身に比較するために読み返す
もちろん、どんな書物もそうだと主張はしていません。読み応えのある本というものは人それぞれにあって、それを読み返すと味わいがその度に異なるということでしょう。
ありがとうございます。
文献として貴重なものと感じました。
読み“返す”という表現に、重みのある意味を感じました。
“2度読む”でなく“読み返す”。
“返す”という表現は、書物、文章から読み手が“受け身”である一方通行だけでなく、あたかも逆に読み手が書物、文章へ何かを“返す”、それはすなわち、書物、文章から読み手が与えられたものを元にし、読み手自らの思索を喚起し、新たな思考をつむぎ出すといったものを含むかのようです。
E.P.Poeさんもそうですが、「読書術」等についての作品などを具体的にあげていただけている回答は大変良いと思っております。自分にとっても参考になります。有り難うございます。
同じ本または文章を2回読むのは本当にとても効果的で、例えば本を2回目読むときにもう結末は分かっていてまた読む時ってありますよね
結末がわかっている状態でこの人がとった行動にはどういった意味が隠されているのかを1回目読んだ時よりも分かってくるようになってくると思います。
1回目何気なく素通りした部分が実は重要な部分に関わっているとかを理解できて1回目読むときと世界観が変わってくると思います。
でもさすがに2回どまりです。3回目を読むのは面倒くさくて読む気にもなれません。
ただ、本の内容をさらに理解を深めたいなら3回読むのもいいかもしれません
ありがとうございます。
『でもさすがに2回どまりです。3回目を読むのは面倒くさくて読む気にもなれません。』
という部分にひかれました。
私も同意です。
2回と3回はまったく別の世界なのかもしれません。
1回読んで、2回目に読むとなるほど1回目には気づかなかったなあ・・・と感じることが多い・・・では3回目は・・・2回目ですでにすべてを知ってしまった自分は・・・3回目などというものにはどうも乗り気になれない・・・
1回めの回答では、二度読むほうが得だと思う場合について書きましたが、
考えてみると、二度読む本はかなりすくないです。
たいていの本は一度だけですね。
わたしの場合、おもしろい本はけっこう入念に読みますので、
だいたい、どのあたりになにが書いてあったかを覚えていますね。
それで、そのシーンを読みたい、そのシーンにひたりたい場合は、
そのページだけを読む、ということをたまにします。
つまり、ある部分は二度、三度読むけど、通読するのは一度めだけというものです。
そこでちょっと思い出したのですが、
つぎのURLをご紹介します。
森博嗣さんのように、一度読んだストーリーを忘れないというような場合、
二度、三度読むことは損、というより、無駄といえるのかもしれません。^^
基本的に再読はしないので読んだ本はとっておかないんです。
僕は一度読んだストーリーは絶対忘れないし、自分の経験と同じくらい鮮明に覚えています。
http://www.enpitu.ne.jp/usr6/bin/day?id=60769&pg=20080905
ご参考まで。
ありがとうございます。
ご紹介いただいた森博嗣さんの場合のような考えでなくとも、『2回以上読む』ことによる弊害、マイナス面(時間がもったいないということとは別の意味で)をgtore様の今回のご回答は示してくださっているのかと感じました。
その視点もあわせ持っておくことが必要と感じました。
>同じ書物、文章を1回だけでなく、2回以上読むことは、
>得なのか損なのか。
書物の内容や書物を読む目的によると思います。
2度読むことは、理解が深まるということが多いですので
そういう意味では得ですね。
そういうものでなくて、感銘や感動を大事にしたい場合は
2度読むのは微妙かもしれません。
1度目に読んだ、感銘・感動を台無しにする可能性があるからです。
この場合は、2度読むのも時期を上げて読むのがよいかもしれなせん。
読解力があったとしても、
1度読んですべて理解できることはまれですので
2度読む意味はあるでしょう。
理解できたとか読む価値ないなというものを
2度読むことはほとんど意味ないでしょう。
なるほどーーー!
『1度目に読んだ、感銘・感動を台無しにする可能性』という視点をpretaroe様のこのご回答が示してくださいました。
一つ前のgtore様のご回答への私のコメントで記した『『2回以上読む』ことによる弊害、マイナス面(時間がもったいないということとは別の意味で)』の1つがまさにpretaroe様が本ご回答で示してくださった『1度目に読んだ、感銘・感動を台無しにする可能性』です。
皆さんの回答拝見し、
再度読み返すのは楽しみのため、
実利的には気になったら必要な箇所だけ辞書的につまみ読みが良いと思いました。
はいそうですね。
ものすごく簡単に言うとふむ様のおっしゃるとおりですね。
気に入った本は何十回も読んでます。
例えばレンズマンシリーズとか異星の客とか。
プラトンの国家はまだ一度も読み切れてませんが。
すごくおもしろくて読み切る能力がついたら何度も読むと思います。
S.I.ハヤカワ(日系アメリカ人)の「思考と行動における言語」なども
何度も読んでいます。
プログラム言語C、プログラム書法なども何度も読んでいます。
本は何度も読むと何度も新しい発見がある物だと思います。
本という物は私が最初の数行で感動した本を
他の人が最初の数行で嫌いになったと言っていたので
人それぞれ感動する部分は違うと思いますが。
『本は何度も読むと何度も新しい発見がある物』に納得です。
皆さんの回答を2度3度熟読しました。とても興味深く読むことができました。
ooidaakiraさんへのおすすめをすばり書いてみます。
外していたらごめんなさい^^;
というか、今後の自分自身の読書指針とすることができました。
ありがとうございます。
皆さんの回答から
と理解しました。
当たっていますw!
----------------------------------------------------
損得勘定、つまりコスト意識に明るい方だと推測します
特に時間と満足度の比を厳しく見つめていらっしゃるのではないでしょうか?
どちらかというと人生の折り返しをすぎ、残りの時間を大事にしたい、そんな印象を受けました
----------------------------------------------------
の部分が。
コスト意識に私自身が明るいかはわかりませんが、私の質問の意図の1つはコスト意識にありますし、“時間と満足度の比”を質問の意図に含めているのもおっしゃるとおりです。
また、おっしゃるとおり“どちらかというと人生の折り返しをすぎ”です!
『気になるところは何度も繰り返し、そうでないところはさらっと流すなど緩急を付けます』とおっしゃる“緩急”という視点にひかれました。これはけっこう“コツ”かもしれませんね。
設問とは違うかもしれませんが、「同じ内容の本を、翻訳を通して
別な言語で読む」ということを考えてみます。わたしは日本語が母語
ですから、「日本語と他の言語で読む」が主です。当然考えられるのは、
他の言語で読むのは、その言語の勉強のためです。しかし、
それだけではないこともあります。私の経験をもとに述べます。
(1) 実は、日本語が古い場合: 教育勅語は私にとってはすでに理解
しづらい擬古語ですが、英語訳の方がわかりました。
(2) 日本語ではすっと軽く読みとばしても、他の言語の場合、
ややゆっくりとなるため、かえってていねいにその内容が分かる:
魯迅の短編を日本語訳とエスペラント訳で読んだときにそう感じました。
この質問への回答として、新しい視点ですね。
その言語特有の言い回し、または、単語遊びなどを、日本語訳する折にどう翻訳しているか。そういう視点から、また、違う翻訳者はどう解釈しているかなどという面での「読み直し」は興味深いものがあるかと思います。
はい、新しい視点のご回答をありがとうございます。
別の言語で同じ内容を読むこともまた大きな効果を生みますね。
いいことだとおもいます!
1回目 読むときは なにもわからないので期待感がわきます。
しかし、よく意味がわからないところがあったりします。
それで、
2回目に読むときは 内容が一通りわかっているので
期待感はあまりないですが
一度めに理解できなかったところが
理解できるので 「あぁ、納得!」というように 感じることができるからです。
書物でなくても 録画したTV アニメ もそうだとおもいます。
何度も読むこと(見ること)で心情や作品の意味(作者の込めた思い)がより深く理解できると私はおもいます。
損得は勿論得だとおもいます
書物わ何度もよむと いいといわれているし…。
他の方の回答とも重複するところもありますが、興味持ったので私も参加させてください。
(1) 考察した文献をご紹介いただく
少し違う観点でのご紹介です。
以前、回答したことがある
【子どもに暗記させて良かった事】 九九とか、子ども時代に色々.. - 人力検索はてな
はご参考の一つになるのではないかと思います。
(2) みなさま各自のご意見をいただく
(1)自分が好きな本を時間が経ってから読むと、少し当時に戻れた気がして幸せな気持ちになることがあります。
これは「得」と言える。
ただし、もう一度読み返してみると、そのときの感動が味わえないときがある。
これは「損」と言える。
(2)勉強については、復習は脳のメカニズム的にも大切なので、基本的に「得」となる。
ただし、一生懸命やったところが全く出ない(山がはずれる)と「損」と感じることがある。
(3)自分にとって難解な本は読む気がしない。
しかし、仕事上読まないといけない。
繰り返し読んで理解できたとき、喜びがある。
このとき、自分の身になったので「得」と言える。
逆に何度読んでも分からない。
このとき、「損な役回り」だと思う。
このように、私見では、損得勘定はケースバイケースで、紙一重というか・・・表裏一体のような気がします。
ご参考になれば幸いです。
(漢字間違えたので修正)
僕は楽しみで本を何回も読みます
1回読んだ時に分からなっかたことも2回3回… と読んでいくうちに分かるからです。本を味わっていくのがとても楽しみです
損得というと損ではないと思います。
いろんな本を読んでいくうちに、いろんな知識が得られます。
本はたくさん読むば読むほど得になると思います。
絶対損にはなりません。
少しでもポイントを付けていただけると幸いです。_(._.)_
(沙*・ω・)
『本を味わっていく』という表現にひかれました。本と言うかそこに書いてあることを大切にていねいに扱っている様子がすごく伝わってきます。味わうことのできるほどの本ならば、いくら時間を使ってもそれはまったく損ではないですね。“楽しみ”の時間なのですからこんなに幸せな時間の使い方はありません。
良いことだと思います。 絶対得
理由 とりあえず一回だけ読むと話の内容・登場人物などが分かると思います。
ニ回読むとさらに人の感情・何故ここでこんな行動をするのだろう・こんな発言をするのだろう。
とさらに読むことで勉強にもなるし・自分のためになるから良いと思います。
僕は2回以上読むのは良いことだと思います。
理由は言葉の意味を知ったり
新しい言葉を知ったりできるからです
これだと
「1回でもいい」
などと思うと思いますが、1回だと
理解が薄くあまり覚えられない
かもしれないので、それで
2回以上読むと理解が深まり
より多くの言葉を記憶できる
から良いと
僕は思います。
要するに得だと思います。
難しい本だと、
1回読むだけでは理解できないと思います。
なので、2回読んだほうがいいと思いますけど
2回以上読むと
もっといいですよ!
なにかの本で
読んだことあります
1度目に読んだ、感銘・感動を台無しにする可能性
たしかに、最初に一読したときに受けた印象、インパクトというのは、
独特のものがあると思いますね。
しばらくして再読してみると、「あれ?」と思うことがたまにあります。
「すごい本」という印象が、「ふつうの本」という印象に変わってしまう、
というパターンです。
「台無し」になってしまうことがままあるとは思いませんが、
はじめに受けたインパクトがうすらいでしまう、
熱が冷めてしまうといったことは、
けっこうあるかもしれませんね。
ただ、ほんとうにすぐれた本は、
何度読んでも「すごい」ままだし、
むしろ、読むたびにその味が増していくものと思います。
あくまで僕の意見ですが、2回目ですと、もう内容を大体覚えていて面白さが一回目よりも若干減ってしまうとおもいます。でも、時間があれば、2回目読む事もオススメします。なぜなら、2回目だとよりたくさんのことを理解できると思うからです。
一つの書物、文章などを、『2回以上読むこと』は、得だと思います!なぜなら、最初読んでみて分からなっかたところが分かるかもしれないし、
例えば、私は学生なので、テストの時などに見直すという事で2回文章を読み返す事があります。 でも、日ごろから読んでいないと、いざっという時に困ってしまうんです。読み返そうと思わなくなるんですよね。理解もしずらくなるんです。
それとパソコンで文章を打つ時にも役に立つと思います。2回読んでいると、相手に伝わりやすい文章が書けてきて、お得だと思います。 *私の文章はぐちゃぐちゃしていますが、少しでも私の意見が伝わればいいと思っています。
>(2) みなさま各自のご意見をいただく
同じ意見のURLを見つからなかったので持論を述べます。
結論からいうと得です。
趣味の本(小説や漫画、図録)や勉強や仕事のための本ともに無料、有料でありますが、
講習会として著者に教わるよりも安く、
好きな時間と場所と限られた予算で接することができるので二回なり複数回読んでも得です。
技術書や演習書のようなものだと買って読んでみて知っていることばかりだと損をした気にもなりますが、その場合は
○類問が解けるか?
○知っている・理解している内容でも説明できるか?
考えて読むと損になりません。
無償のパンフレット(チラシ)でも読んだ内容に興味がなくても
読みやすい構成や図示の色遣いがあった時は資料の参考に取っておいたりしています。
以上は割に損得勘定の出やすい勉強や仕事についての話です。
以下は個人の趣味の範囲の小説などの文章や漫画などの媒体についてです。
初見(もしくは掲載紙、新刊ペース)だと気付かないことやより楽しめることがあります。
物語の初期の段階で伏線を張っていたとか、他の作品の登場人物が出てきている、
スピンオフ作品の場合は本編とは同じ時間軸で同時期や数年後もしくは前に本編のきっかけが別目線で見えます。
ハードカバーから文庫化で再読する際も作者によっては初見の人でも理解できるようにと一部比喩表現を変えてしまったりするので面白いです。
#作家ファンとしては全てを集めきれないので文庫で手元に置いているので、
#ファン泣かせではありますが…
また読んだ年齢によって感情移入する相手や感想がことなったりもします。
アニメから入りましたが「赤毛のアン」は読んだ当時は
マリラはおっかないおばさんで、アンがどうして赤毛をいやがるのか?友達のダイアナを理想としているのか?分かりませんでした。
#書籍でマリラとマシューが兄妹と分かり驚きました
最近になって読み返すとマリラも随分硬い性格の人ですがアンも大概におしゃべりで空想癖がひどすぎやしないかと心配でマリラ・マシュー寄りの意見になりました。
さまざまな角度、視点からのご回答をありがとうございます。
私自身の考えだと得ですね。
同じものを繰り返し読むことで、1度目とは違う感情を抱いたり
新たな発見が出来るからです。
ただ、ほとんど内容を知っているものの場合は損だと思います。
なので別の良い書物を探したほうが良いと思います。
私は、2回読むことは得だと思います。
1回目読んだとき、あまり理解できなかったことが2回目読んだとき理解できると思うからです。
特に長い本だと、「物語のやまば」と「それまで(やまばまで)」とでは、おもしろさが違うと思います。やはり「それまで」のところは、いろいろとその物語の説明などがぎっしりとかかれていて、少しとばして読んでしまうことがあるかと思います。
(私がそうですw)しかし、「やまば」となると、だんだんと面白くなってきて、より本に集中して読んでいるのではないでしょうか。そうすると、1回目より、2回目は物語をもう知っているいるわけですから、とばしてしまったところを読んで、その本をより理解できるんではないかと思いました。
僕は2回以上読む方が得だと思います!
根拠は新しい発見があると思うからです。
小説でも文章でも漫画でも文字が書いてる物大体は見逃してる点があるときがあります。
「ん?なんだこれ。」と思うときがあるでしょう。(無かったらスイマセン)
そのときはもう一度読み返してみるのをおすすめします!
終わります
(2) 各自の意見 です。
まず、本を読むことに対して「損得勘定」というものを持ち出す意味がわかりません。何回も読みたくなる本は読めばいいし、読みたくなければ読まなければいい。それだけのことですが、あえて定量的に考えてみます。
まず、2回以上読んだ場合の「一回当たり価格」と「費やされる時間」を検討します。
本の価格が1200円として、1回だと一回当たり1200円、2回だと1200円で2回分読めたわけですから一回600円、3回だと400円、4回だと300円、5回だと240円……とどんどん安くなります。10回読めば1回当たり120円で済むわけですから、「読んだ回数が増えれば増えるほどお得」となります。
一方、1回読むのに4時間かかるとします。二回目は3時間かかったとすれば合計7時間。三回目は2時間半だったとすれば合計9時間半。四回目は2時間だったとすれば合計11時間半。いくら回数が増えても1時間より短い時間では読めないとすれば、読めば読むほど費やされる時間コストはどんどん増えます。つまり、「読んだ回数が増えれば増えるほど損」となります。
しかし、一方で、読んだ回数に応じて「内容の理解度」や「定着度」、あるいは「読みの深さ」は、比例とまではいかずとも得られるものが多くなっていきます。たとえ漫然と読んでいても、読書百遍意自ずから通ずといわれるとおり、なんとなく身についていくものはあるはずです。
したがって、得られる「利益」は上記のコストとは別次元のものとしてカウントする必要があるでしょう。たとえ何百時間かかろうと、たとえ何年かかろうと、その内容を理解し、体得するところまでいけば、測り知れない利益がもたらされる場合もあります。
もちろん、どうでもいい内容の本をいくら読んだとしても、それが利益をもたらさない場合もあります。たとえば間違った内容の本や、非人道的な内容を植え付けようとするような場合が挙げられます。娯楽的に楽しむことさえできないとすれば、読めば読むほど(自分に対する)損害を拡大することになります。ただ、そういう経験をした上で他の良書に巡りあったとき、その真価をよりよく理解できるかもしれません。
したがって、「1つの書物、文章などを、『2回以上読む』こと」については、損得というレベルでの評価はできません。そもそも、やってもいないうちから「もしかしたら損じゃないだろうか」という「やらない言い訳」をするのが間違いだと思います。読んでみて、「読むんじゃなかった」と思える本なら一度でも読むことが「損」かもしれませんし、でもそれを損だと思うことが損であるような良書なのかもしれません。一方で、実際に読んでみたら「もう一度読んでみたい」と思わせるような良書かもしれませんし、一方で駄文を「なんとなく読みたくなる」と思って読んで時間を無駄に費やすかもしれません。でも、どれでもいいじゃないですか。
どんな本もひっくるめて「一度だけがいいか、二度以上がいいか」とか言ってるヒマがあったら、よさそうな本を読めばいいと思います。そして、飽きるまで読めばいいと思うのです。
人生を損得勘定で生きることそのものが最大の損だと私は強く思います。
数年前に読んだ宮部みゆきの模倣犯を今は本棚に無いのでAmazonマーケットプレイスで中古で買いました。
送料込みで500円ぐらいでした。
金銭面で言えば1度読んだものを500円出して再度読むので損だと思います。
しかし、内容を覚えていないため読みなおそうという動機でしたので、再度新しく読むという意味では1度目の読書と同じなので、普通の読書の価値と同じだと思います。
読みたい本は覚えていても10回ぐらい読むこともありますし
そうでもない本は完読前に売り払うこともあります。
読書量自体は最近は多忙で減っていますが、最盛期は1日5冊というレベルでした。
したがって、1回の読書という物が私の中の価値観では低コストなので2回程度読んだぐらいでは、誤差の範疇であり、500円程度も元が多い読書費用の中では誤差の範疇であり
該当の質問に関しては100回読むことが特か?という質問ならともかく2回程度では『誤差の範囲』で どうでもいい。 という回答になります。
娯楽ものについて損得を考えても「場合による」としか思えません。
学習的な読書について考えるなら、一度最後まで通して読んで全体の流れや結論を把握してから読み返すと、著者の書いていることが理解しやすくなるので有効でしょう。
読んでるとリズム感があって気持ちの良い文章があります。
そういうのは音読して何度も同じ個所を読みます。
思いだした頃にまた読みます。
また一読してすぐ捨てる本もあります。読んで損したと思ってしまいます。
ケースバイケースですが、有名なところで自民党の谷垣総裁が四書五経を愛読書にされていますね。
谷垣総裁は他にも中国の古典・名著を何度も読まれています。谷垣の人物評は多々あると思いますが、少なくとも日本第二のトップの座に座っていることは事実として評価しなければならないでしょう。
少なくとも古くから読まれている自己啓発本は何回も読むべきだと私は考えています。
若い時に読んで、理解し切れていないのに何となく解ったような気になる。その後知識を豊富にしてから再読してみて、本当の理解ができるようになる。さらに経験を積んでから再々読してみて行間が理解できるといった感じではないでしょうか。
どの本でもなんですが(漫画は・・・・)
読めば読むほど読み損ねたところを発見したり
僕は小説系なら主人公がどんな感じかとかを想像
出来て映画なら映画を見たときに
ああこんな風なんだ!と思えルのでいいと思います。
正直漫画は、一度読むとほとんど覚えてしますので
2回目は少ないです・・・・。
質問から外れてたらすみません
人によるとは、思いますけど。
私的には気に入った本だと二度読みは必ずしますよ(^O^)/
頭に入るし。飛ばしたページとか見つけられるし。
まあ、私の場合ですが・・・。
いいのか、わるいのか?
その評価は、なにを目的としているのかで違って来ませんか?
二度読むのが最善かどうかなんて、二度かどうかの回数が問題なのか?熟読という意味なのか、それはいちがいに言えません。
さすが、さすが。ただただ、感服です。
>2度“少し間をあけて”“十分間をあけて”という、『条件』のちがいによる効果のちがい
2011/12/03 12:45:11それについては何も書いてないみたいですね。おそらく哲学書のような「間をあけて何回も読むことが前提の本」でも「最初の一回に二回読め(言葉が変ですkが(笑))と言っているのかもしれません。
>kaoru_A さん
いえいえ、文献についてはうまくいったと思いますが、小生の意見については「若い人は二度読むことで理解が深まって得をしやすい。年をとると何度読んでもなかなか頭に入らないので損をしやすい」とか、もっとわかりやすく各方法があったと思います。
なかなかベストな回答はできないものです(笑)。