日本では、皆既月食は2000年7月16日/2012年12月10日/2018年1月31日、皆既日食は2009年7月22日/2035年9月2日、金環日食は1987年9月23日/2030年6月1日、となっているそうです。
Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E9%A3%9F に「月食の発生頻度は日食より低い。にもかかわらず普通、日食よりも月食の方が目にする機会は多い」とありますが、わかりやすく説明をお願いします。
分かってみれば簡単な話です。
月食:太陽 -> 地球 -> 月 の順番に並ぶこと。地球の影が月を隠す。
日食:地球 -> 月 -> 太陽 の順番に並ぶこと。月の影が太陽を隠す。
ですね。大事なのは、月が小さい天体だということです。つまり
月食:太陽に照らされていない地域すべて(約半分)から観測することが可能。
日食:月と太陽が一直線になる(月の影に入った)地域でしか観測出来ない。
ということが言えます。
地球規模では、月食の並びになるよりも日食の並びになることの方が多いのですが、観測出来る地域が限られてしまうため、Wikipedia の記述にあるように「月食の方が目にする機会は多い」となってしまうわけです。
「日食ツアー」というものは存在しますが「月食ツアー」はないですよね。また、同じ日食ツアーでも「ここは確実に見られるけど値段が高い」とか「ここは微妙だけど値段が安い」とか、昨年ニュースに出ていたのはご存知かと思います。
かたや地球の半分、かたやツアーが組めるほど、観測スポットが狭いとイメージしていただければよいかと思います。
月食は地球の夜側の人には全員に見えますが、
日食は地球の昼側でも限られた地域の人にしか見えないという
1人の人に換算した見られる機会の確率が、日食の方がぐんと低いからですね。
皆既日食とかですと、1回の日食で非常に細い帯状の地域でしか見られませんし。
これは分かりやすい!
2011/12/11 20:53:39ありがとうございます。