地下のプレート(板状の岩盤)がゆっくりと滑る「スロースリップ」です。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111031-OYT1T01098.htm
過去30年間、約6年ごとに確認された現象が、今回は最短の4年2か月間隔で発生した。
【追記】
http://www.gsi.go.jp/kenkyukanri/kenkyukanriboso.html
房総半島の電子基準点観測データに、平成23年10月下旬以降、通常とは異なる地殻変動(非定常地殻変動)があることが検出されました。検出された非定常地殻変動は大きいところでも約2cmです。
この変動の原因となっているのは、房総半島沖のフィリピン海プレートと陸側のプレートの境界面で発生している「ゆっくり滑り(スロースリップ)現象」であると推定されます。検出された非定常地殻変動からプレート境界面上の滑りを計算したところ、房総半島沖で最大約6cmの滑りが推定されました。今回のゆっくり滑りは継続中と見られます。なお、この境界面は、平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震を引き起こした太平洋プレートと陸側のプレートとの境界面とは別のものです。
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