溶融塩には、電解から、トリウム原子炉に使うなどいろいろ用途があります。日本の溶融塩の研究は世界のなかでどのような位置にあるのでしょうか? すすんでいるのでしょうか?

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回答2件)

id:miharaseihyou No.1

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 「進んでいる」のではありません。
正確には「進んでいた」が「錆び付いている」と言えます。
 
 昭和の頃、実証炉FUJIが建設され、長期間の試験運用を事故無く達成しています。
内容的にも技術的にも商業利用一歩手前まで行きました。
しかし、アメリカと時期を同じくして、ほとんど全ての予算が削られています。
今では研究者すら少なくなっている。
アメリカの核戦略上の都合から排除されたものと推測されますが、詳細は軍事機密や国家機密の分野ですね。
 
 このトリウム溶融塩炉というやつはプルトニウムを消費する事はあっても生産する事はありません。
日本の核武装を目指した当時の諸勢力の思惑が関係していると見るのが自然な見方ですが、真相は闇の中です。
ただ、当時軽水炉を推進する勢力があって、その方々は現在の日本の原子力関係の重鎮に横滑りしておられます。
学閥、官僚、メーカー、全てがタッグを組んだ産学官共同体です。
今や原発の稼働停止と共に青息吐息ですけどね。
当時の日本での第一人者だった古川教授はご存命ですが、何でもアメリカへ行って、あっちで炉の建設に携わるそうです。
 
 数ヶ月でトリウム炉の図面が引ける程度の技術水準は保っていると思います。
ラフプラン程度でしたら一ヶ月もあれば揃うでしょう。
しかし、政治的に反対する勢力に抑えこまれる可能性が強い。
トリウム溶融塩炉というやつは安全性の観点からすれば軽水炉よりも三桁は高いのですが、原子力アレルギーを利用した政治宣伝で軽水炉と一蓮托生にされる可能性が強く、ほとんど「死に体」に近いでしょう。
そういう意味では世界でも稀なほど「遅れている」と言えます。
 

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id:suppadv No.2

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遅れているのは確かです。
学会も小さいです。
http://msc.electrochem.jp/touron.html
常温溶融塩という分野で、今後伸びて行って欲しいと期待しています。

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