意味がわかりませんのでやさしく教えてください。
ども、4-5年ぶりの回答です。
まず、辞書的な意味で”「代謝」が亢進する”を読み解いていきますと、「代謝」=「生命維持のために有機体が行う一連の化学反応。これらの経路によって有機体はその成長と生殖を可能にし、その体系を維持している(※Wikipediaより)」とあります。・・・つまり、代謝とは、”その生き物が生きていく為に、その体内で行われる各種反応”ということになります。その反応の主な内容は生命活動に必要なエネルギーを作り出すことですが、その他にも体内環境を一定に保つための調節活動などが含まれます。
さて、「夏の暑さや発熱等で体温があがると代謝が亢進する」の解説ですが、「夏の暑さや発熱等で体温があがる」ということは、文字通り身体が温まって体内温度が上がることであり、これは身体を構成する細胞達にとっては活動しづらい環境といえます。細胞の活動にとって最適な体内温度を維持するために、私達は例えば汗をかいてその蒸発を利用して皮膚の温度を下げようとします(※この機能をオートレギュレーションと言います)。外気の温度が適温であれば、通常の私達は汗をかくことはありませんので、その状態と比べると「代謝が亢進した(=体内環境を一定に保つための反応が活発になっている)」状態になっている訳です。ちなみに犬の場合はあまり汗をかかないため、口を開けてハァハァすることで汗をかいた時と同じように口から水分を蒸発させて体温を下げようとします。
お粗末さまでした。
生理的および病的発熱においては、熱産生に必要な一連の反応が活発化します。熱を産生するには、燃料となるエネルギー源(糖分)と燃焼を手助けする酸素が必要であり、その燃焼反応の結果として生じる老廃物としての炭酸ガスや乳酸などの速やかな排泄が必要となります。
2012/06/21 18:19:07-----
筋肉の活動(悪寒戦慄などの自発的活動や運動)によるエネルギー産生
→筋肉の細胞へのエネルギー供給と排泄促進を目的とした血流増加
→活動性亢進を促すための脳内麻薬物質の分泌量増加
→呼吸数増加による炭酸ガス排泄および酸素取り込みの促進
→脂肪分解反応の促進による血糖値上昇
→筋肉の運動に必要なエネルギー源の確保
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また脳には体温調節中枢(=視床下部)があるので、体温が上がりすぎた場合には発汗によって体温が下げられて調節されることになります。
お粗末さまでした。
ありがとうございました。またよろしくお願いいたします。
2012/06/22 08:57:59