たぶん中国の故事かと思うのですが、どこで聞いたものか恥ずかしながら詳細を忘れてしまいました。
うろ覚えながら、確か、以下のような感じだったかと。
大きな画布に絵を描かせようと、王が絵師を雇います。
で、絵師は
「できあがるまで一年ください。
ただし、くれぐれも途中で絵を覗いてはなりません」
王は承諾したものの、絵のできあがりが気になって仕方がなく、ついに期日の前日、部下に密かに覗いてくるよう命じてしまいます。
すると慌てて帰ってきた部下曰く、
「大変です、奴は詐欺師です。画布は一年前同様真っ白なまま、何をした形跡もありませんでした」
激怒した王は、翌日兵を伴って絵師のところに向かいます。
すると絵師は
「これは丁度良いところに。たった今、できあがったところです」
と、見事に仕上がった絵を披露します。
王は狐につままれたような思いで、
「……一体、昨日までは何をしておったのか?」
と問うと、絵師答えて曰く
「想を練っておりました」
……というような話だったのですが、正確な内容をご存じの方、どうかご教示ください。
コメント(2件)
締め切り直前に見事な回答出るでしょうか。^^;