↓日銀が緩和を進める可能性が高くなるから、という解釈でよいのでしょうか?
<自民圧勝こうみる:円安基調、年内にドル86円台まで上昇も>
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPTK057530120121217
そうです。選挙中から円安に傾いていましたが、誰かさんが金融緩和するとリップサービスしたからです。
これまで円高を事実上放置してきた民主党が政権を失うことで、次の政権が有効な円高対策をするだろうと世界が予測したからです。
有効な円高対策が実施されれば円安になるわけですから、そうなる前に円を売った方が特になります。実際にそうなるかどうかはともかく、世界中の多くの人がそう考えたからこそ大量の円売りが発生したわけです。これは、それだけ民主党の政策能力が世界から低く見られていたことを示しています。
もちろん、こうやって動くのはあくまで投機的な資金だけですので、変化幅には限界があります。本格的に円高解消するか否かは、実際に実施される経済政策によります。
先ず、自民党の圧勝が意味するのは安定した強力な政権の誕生です。
衆議院では単独で三分の二を超えている。
これは自民党の政策が国内的な妥協無しに実施される確率が高くなる事を意味します。
安倍総裁は円安に誘導するために日銀の国債買いまで示唆しましたね。
後で撤回していますが、金融当局に対する圧力は、これまでと比べものにならないほど高くなる。
円の需給関係では最近の輸入超過も影響しています。
つまり、国内産業が手持ちの円を手放して輸入用のドルを調達する事が多くなるわけです。
震災や原発停止、急速に進む少子高齢化、こういった事の影響で日本の生産力が落ちていることも影響しています。
今までのような輸出競争力は望み得無いと判断された部分もある。
EU各国ほどではありませんが、日本が相対的に弱くなる可能性が高いと相場は感じとったのかもしれません。
だから、円安になるって事は良いことばかりではない。
政治や通貨当局の思惑とは無関係に「相場は生きている」のです。
以上のようなことを思っていたのですが、別の芽も出てきました。
http://synodos.livedoor.biz/archives/1901440.html
検索しているうちに上記のサイトにたどり着いたのですが、円高の原因についてです。
原因は単純で、ドルやユーロが通貨供給量を増やしているのに円は不胎化介入によって供給量を抑制しているから・・というものです。
単純な話で円が不足するから値上がりするわけです。
強力な政権の誕生は日銀への圧力となるため、今までのような不胎化介入ではなく、供給量そのものを増やす介入が行われるようになると言う観測があると思われます。
確かに実体経済に比べてマネーサプライが増えすぎて世界経済の不安定要素になっているのは確かです。
しかし、欧米と歩調を合わせて供給量を増やさなければ日本の一人負けになる。
世界の安定のために日本が犠牲になる理由はないわけです。
今後の日本経済に期待したいと思います。
民主党政権時から円安が始まっていますよ。
日本経済新聞のスマートチャートを見てください。
http://smartchart.nikkei.co.jp/smartchart.aspx?mcode=NE11
9月に78.17
10月に78.97
11月に80.87
本日84.35 - 84.36
円安はすでに始まっています。
自民党のせいではありません。
大きく円安に触れたのは自民党の勝利の影響です。
円安傾向が始まっていなければ自民党にもどうすることも
出来なかったでしょう。
傾向が始まっていたので後押しが出来たのです。
次に心配しないといけないのはインフレが行き過ぎないか
という事でしょう。
政策的に円安を推進していますし。
日本の円の信頼が落ちていますので
円安の傾向は続くと思います。
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