設問の趣旨を図りかねますが、これらの慣用は、民法(婚姻・嫡出)
や税法の変遷に配慮して、書籍・電算・電網の世代(1970-1995-2020)
に区分して検索・推量すべきでしょう。
【正妻≒本妻】
…… 正妻。1 法律上の正式の妻。本妻。2 一夫多妻制で、第一位に
ある妻。…… 本妻。正式の妻。正妻。── 《デジタル大辞泉》
…… 正妻。法律で認められた,正式に結婚した妻。本妻。⇔内妻。
…… 本妻。①正式の妻。正妻。⇔内妻。── 《大辞林 第三版》
…… 正妻。one's lawful [legal] wife (関係のあった) ジェインを
正妻にする|make an honest woman of Jane …… 本妻。one's legal
[lawful] wife ── 《プログレッシブ和英中辞典 第3版》
【正室≠側室】
…… 正妻。適法の婚姻による妻。本妻。正室。内縁の妻などに対して
いう語。(P1242)
…… 正室。①おもてざしき。②本妻。正妻。⇔側室。③ [周礼]
よつぎ。嫡子。(P1222)
…… 側室。①正嫡でない次男以下の男子。②貴人のめかけ。そばめ。
(P1301)
…… 本妻。正式の妻。むかいめ。正室。嫡妻。(P2055)
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/B000J98TJQ
── 新村 出《広辞苑 19660516 第二版 19711118 岩波書店》
有難うございます。
2013/12/29 17:53:24平安時代を扱った書籍(小説ではありません。歴史の研究書のようなものです。私は史学科卒ではないのですが、趣味で読んでおります。)で、本妻と正妻を分けて記述しておりました。
当時の妻妾制は、現代の常識とは、違うと思われます。
補足:たとえば、ミカドの場合ですが、中宮も女御も側室ではないと思われます。更衣や、采女になってしまうと、側室という理解で良いと思います。また、勾当内侍などの場合も、側室に相当すると思います。中宮と皇后の両者がいるミカドをおられたようですが、中宮も皇后も側室ではないと思います。
ミカド以外の場合も、配偶者というものが、今よりは複雑で、現代人の感覚では分かりにくいと思っております。