ウクライナ情勢を巡る米ロの対立について,これを「新しい冷戦」「冷戦の再来」ととらえる傾向が世論には見られます。

かつての冷戦は'89のマルタ会談で集結したと考えると,2014年のウクライナ問題表面化による冷戦再来までに25年間のブランクが生じてしまい,ブランクに相当する期間には本当に冷戦が存在しなかったのか,という疑念がわいてきます。
そこで,これは冷戦の再来ではなく,マルタ会談以降も継続していた延長線上にある動きである,ブランク期間も米ロ間の冷戦は表立ってはいないが形を変えて存続していた,とみなす考え方について論じて下さい。
妥当な根拠と史実を添え,300文字以上でご回答下さい。有効な回答にポイントを配分致します。よろしくお願いします。

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  • 終了:2014/04/09 07:35:04
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id:snow0214 No.1

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ポイント300pt

1990年の湾岸戦争では、イラクの要請を受けたソ連の提示した和平案に対し、欧州共同体は賛成したものの、アメリカが反対したことで、修正された。グルジアに親米政権が樹立されると、2008年にロシア軍が侵攻し南オセチア紛争が起きた。
2002年、NATOにロシアを加えたNATOロシア理事会が設立され、旧東側諸国のNATO加盟が相次いだ。しかし、NATOの重要戦略にロシアは参加することはできず、ロシアの不満は高まっていく。南オセチア紛争や、今回のクリミア紛争もNATO加入をめぐる争いであった。
かつての米ロの代理戦争という形の冷戦ではなく、NATO加盟の是非をめぐって当該国の内政に干渉するという形で冷戦は続いていると言える。

NATO、露と実務協力停止 外相理事会 バルト諸国で空軍演習

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000096-san-int

ウクライナ政変と南オセチア紛争の類似性

http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/b72766484df913944e6f0cbeb4add69b

id:language_and_engineering

どうもありがとうございます。NATOがキーワードになってきた様子がよくわかります。

2014/04/02 21:23:20
  • id:miharaseihyou
    米ソだけではなく、多極化した世界中で影響力を競う争いが続いて、実際の戦闘に発展しているものも常に存在し続けているんですけどね。
    米中とかアメリカとイスラムとか各国の内戦とか。
  • id:language_and_engineering
    仰る通りです。
    多極化の具体的な中身を知りたいと思っております。多極化と言いつつも米ソ二大国の対立構造は保たれていたとすると,その多極化の中の各案件をめぐって二国の衝突した事例には具体的に何があったのだろうか,という点です。

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