汀こるものの「THANATOSシリーズ」では
家から出ると必ず事件が起こるなぞの体質をもったキャラクタが主人公です。
その体質を警察も理解しているため、常に警官をボディーガードに付けているぐらいです。
もちろん、それでも事件が起こり謎を解決しないといけないのが面白いポイントです。
西尾維新の「掟上今日子の忘備録」では主人公が事件に巻き込まれる体質で、本人もそれを自覚しています。
但し、本人は探偵ではなく依頼人。
既刊も一冊で現段階で、死人は一人だけですけれど。
ご回答ありがとうございます。
こちらも、「そういうもの」なので微妙ではあります。
(ここは質問者が曖昧だったので、申し訳ありません。)
(個人的には巻き込まれ体質と聞くと受け身なハーレム学園ものを想像してしまい、苦手です)
架神恭介の「飛行迷宮学園ダンゲロス―『蠍座の名探偵』―」では「名探偵がいるだけで、惨い殺人が起こって、みんな死ぬ」というそのものズバリな異能を保有するキャラが登場します。
作中の異能獲得の仕組み上そのキャラは自分の能力を自覚していて、しかも積極的に活用してます。
ご回答ありがとうございます。
そのキャラだけ自覚して活用しているっていう視点がメタっぽくていいなと思いました。
東野圭吾の「名探偵の掟」。完璧なメタフィクションです。
ご回答ありがとうございます。
完璧なのですか。気になります。
ギャグ漫画「浦安鉄筋家族」の登場人物、
江戸 五郎が主人公たちの学校に転校した後に強い違和感を覚え
ついに「前にいた学校では週に一度殺人事件が起こっていたのに」
と言及するエピソードがあります。
ご回答ありがとうございます。
ギャグはメタな展開は多くありますね。
「神のみぞ知るセカイ」は、ストーリーの中盤に主人公がメタ展開に気づきます。
ただし主人公はギャルゲーマスターなので「俺の周りで人が死にすぎている…」ではなく「俺の近くにメイン攻略対象を配置するはずだ。俺だったらそうする」になってしまいますが。
ご回答ありがとうございます。
メタな展開そのものが好きなのでちょっと興味を持ちました。
ギャルゲー的なジャンルに疎いので似ているかわかりませんが、がをられが完全にメタな設定なのにさらに創造主的な存在まで現れ、衝撃的な作品でした。
よくあるのが一連の事件に黒幕というか大ボスがいて、それが探偵に縁のある人物であった、というやつ。
ご回答ありがとうございます。
メタというか、なんというか、まさによくあるやつ、ですね。
わかってもあまりグワーンとならないというか。犯人はヤス的な。
星新一「未来いそっぷ」収録の一短編は始まってから何もおこらず「どうもおかしいな。俺は作中の人物なんだ。何かが起きないと…」と焦り始め、またそれを利用して自分の都合のいい話をやろうとする人物が登場し…という話があります、あ、いま調べました。『不在の日』(作者が不在、という意味)
ご回答ありがとうございます。
名探偵が~という要望からは逸脱していますが。
星新一さんは良いですね。
(2)「こち亀」33巻にて、「アイデアが全然でない」という作者に両さんがやってきて「わしが代わりに描いてやる」とむちゃくちゃで、自分に都合のいい展開をさせてしまう、という回があります。自分は「何気ないところに落ちてた1兆円」を拾うわ、部長は「突如突っ込んできた機関車で一巻の終わり」になるわ、中川は「妖怪田ブタ子さん」と結婚するわ… http://matome.naver.jp/odai/2129662409868893901/2129663500769093503 神回です。
「漫画家残酷物語の巻」というタイトルでした。
ご回答ありがとうございます。
ギャグ漫画で登場人物が作者に出会ってなんやらかんやらはよくありますね。
私は作中の人物である (講談社文庫) 文庫 – 1996/6
清水 義範
http://www.amazon.co.jp/dp/4062632594
小説の中にある“私”とはいったい誰のことなのか。小説上のこの正体不明の登場人物に鋭く迫る異色の表題作のほか、著者初の官能小説から食べものガイド、時代小説に至るまで、ものの名称や物語とその語り口など“小説の約束言”を次々と壊してみると…。笑いで切り刻む清水流「ブンガクのススメ」。
ご回答ありがとうございます。
表題作以外も「約束事を破る」部分がメタっぽくて面白そうです。
唐沢なをきの「カスミ伝」シリーズは、基本的にはマンガがマンガであることを登場人物の皆が自覚していることを前提にしたギャグがほとんどで、技法実験が満載の作品として知られています。マンガの描写のお約束をからかうので「フキダシ」「ベタ」「作画」「コマ」などの存在を前提にして…というのもメタといっていいのではないでしょうか。
ご回答ありがとうございます。
回答の流れがメタのほうに行ってる気がして質問者も何が聞きたかったのかわからなくなってきました。ずっと登場人物が自分たちの役割を演じている作品というのは面白そうです。
田河水泡「蛸の八ちゃん」は戦前マンガですが、人間に憧れた八ちゃんは最初、「作者の田河水泡先生」のところに行って「ぼくを人間に描き直してください」と直訴します。田河先生から「それはムリだが、僕のお古の背広をあげよう」とプレゼンと。八ちゃんはそれを着て、たこの仲間と一緒に人間社会で暮らそうと呼びかけます。
いくつか版があって、現在無料で読めるhttp://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1168970ではこの展開はあっさりなんですが(9P目)、戦後復刊されて自分が持っている文庫版ではこのメタストーリーが数ページに渡って展開されてます(あとで見つかったら画像追加します)
今読み直してみたら、かなり最初の質問テーマからずれてきてましたね(笑)失礼
ご回答ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います(笑)でもいろいろ興味深かったです。ありがとうございました。
ちょっと違うかもしれないけれど、『ソフィーの世界』ってそういう展開じゃなかったかな?
ご回答ありがとうございます。
作品名が出て思い出しました。ソフィーの世界は質問者が初めて触れたメタな作品なのではないかなと思います。子供心にとても衝撃を受けました。哲学ってそんな体験ができるの?って当時は驚いたものでしたが、思えば作品の構成に感銘を受けたのかもです。
舞城王太郎の「ディスコ探偵水曜日」がまさにあなたの答えそのものです。探偵小説の役割は?というメタを探偵が分かっていて各々が名推理を披露しますが披露したがゆえバタバタ死んでいきます。
ご回答ありがとうございます。
そのものずばりと言われると、気になってきましたよ。ご都合主義になっていずよくできていそうな作品であればぜひ読んでみたいです。
ドラマ『古畑任三郎』第3シリーズの初回「若旦那の犯罪」(1999年4月13日OA)で、脇役の舞台監督・松阪(野仲功)が「また殺人事件か? なんで俺が関わっている仕事はみな殺しが絡むんだ、畜生」と言っています。
ご回答ありがとうございます。
舞台作品も殺人を扱っていて、実際にも殺人が起こってしまった、ということでしょうか??
みなさま
ありがとうございます!ただ単なる興味だったのですが思いのほか多くのご回答とブクマをつけていただき、うれしい限りです。
時間と機会のある時にご紹介いただいたものをチェックしていきたいと思います。
みなさま
2014/12/01 22:32:38ありがとうございます!ただ単なる興味だったのですが思いのほか多くのご回答とブクマをつけていただき、うれしい限りです。
時間と機会のある時にご紹介いただいたものをチェックしていきたいと思います。
>一号様
ありがとうございます。
主人公が「そういうもの」として認知されている世界なのでしたら、ちょっと違うかなという気がしますが、面白い設定だと思いました。