先日、シャガールを見たのですが、キリスト教のモチーフがありました。彼は、今のベルラーシにある町の生まれで、ユダヤ人(ユダヤ信徒)だと聞いています。彼の妻ベラもユダヤ教ですし、ベラの死後の再婚相手もユダヤ人です(ユダヤ信徒だと思います)。
キリストとは、ヘブライ語「メシア」のギリシャ語読みになります。
つまり両者の正体は同一で、「油注がれた者」という意味になります。
油注ぎとは王や祭司の任命の際に行われた儀式なので、
メシアも歴史上大勢いた事になるわけですが、
神の目的を代行すべく任命された地上の執行者とでも考えるとよいでしょう。
旧約聖書は「約束のメシア」の到来を予言しており、
ユダヤ教では今でもこの約束のメシアという特別な存在の到来を待ち望んでいます。
従って、約束のメシアの資格無しとみなされたナザレのイエスは、
偽メシアの1人という扱いになっています。
> 洗礼者ヨハネ
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%99%D7%95%D7%97%D7%A0%D7%9F_%D7%94%D7%9E%D7%98%D7%91%D7%99%D7%9C
wikipediaヘブライ語版でさえキリスト教の視点しか載せていません。
位置づけがどうこう以前の問題のようです。
> その母マリア
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%9E%D7%A8%D7%99%D7%9D,_%D7%90%D7%9D_%D7%99%D7%A9%D7%95
やはりキリスト教の視点しか書かれていません。
文章量も洗礼者ヨハネより少なく、扱いとしては妥当かと。
> 大工のヨゼフ
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%99%D7%95%D7%A1%D7%A3_%D7%94%D7%A7%D7%93%D7%95%D7%A9
ヘブライ語では記事すら無いんじゃないかと思ったらそんな事はなかった。
キリスト教の視点しか書かれていないというのは同じですが、
マリアよりも記事が長いというのは皮肉としかいいようがありませんね。
ヘブライ語の記事をお調べいただき有難うございました。
2014/11/24 22:23:08マルク・シャガールは、パリなどに住んで、キリスト教徒の友人との交流が多くなった、ということだろうかと思いました。