匿名質問者

ユダヤ教では、ナザレのイエスや、その母マリア、大工のヨゼフ、洗礼者ヨハネはどういう位置付けなのでしょうか。


先日、シャガールを見たのですが、キリスト教のモチーフがありました。彼は、今のベルラーシにある町の生まれで、ユダヤ人(ユダヤ信徒)だと聞いています。彼の妻ベラもユダヤ教ですし、ベラの死後の再婚相手もユダヤ人です(ユダヤ信徒だと思います)。

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  • 終了:2014/12/01 19:45:08

回答1件)

匿名回答1号 No.1

キリストとは、ヘブライ語「メシア」のギリシャ語読みになります。
つまり両者の正体は同一で、「油注がれた者」という意味になります。
油注ぎとは王や祭司の任命の際に行われた儀式なので、
メシアも歴史上大勢いた事になるわけですが、
神の目的を代行すべく任命された地上の執行者とでも考えるとよいでしょう。

旧約聖書は「約束のメシア」の到来を予言しており、
ユダヤ教では今でもこの約束のメシアという特別な存在の到来を待ち望んでいます。
従って、約束のメシアの資格無しとみなされたナザレのイエスは、
偽メシアの1人という扱いになっています。


> 洗礼者ヨハネ
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%99%D7%95%D7%97%D7%A0%D7%9F_%D7%94%D7%9E%D7%98%D7%91%D7%99%D7%9C

wikipediaヘブライ語版でさえキリスト教の視点しか載せていません。
位置づけがどうこう以前の問題のようです。


> その母マリア
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%9E%D7%A8%D7%99%D7%9D,_%D7%90%D7%9D_%D7%99%D7%A9%D7%95

やはりキリスト教の視点しか書かれていません。
文章量も洗礼者ヨハネより少なく、扱いとしては妥当かと。


> 大工のヨゼフ
http://he.wikipedia.org/wiki/%D7%99%D7%95%D7%A1%D7%A3_%D7%94%D7%A7%D7%93%D7%95%D7%A9

ヘブライ語では記事すら無いんじゃないかと思ったらそんな事はなかった。
キリスト教の視点しか書かれていないというのは同じですが、
マリアよりも記事が長いというのは皮肉としかいいようがありませんね。

匿名質問者

ヘブライ語の記事をお調べいただき有難うございました。

マルク・シャガールは、パリなどに住んで、キリスト教徒の友人との交流が多くなった、ということだろうかと思いました。

2014/11/24 22:23:08
  • 匿名回答1号
    匿名回答1号 2014/11/24 20:09:00
    キリスト教のモチーフというのは具体的にどの絵のことでしょう?。
    少し検索してみましたが、いずれも旧約聖書の域を出ないものばかりのようで、
    キリスト教創生以前の出来事です。
  • 匿名回答2号
    匿名回答2号 2014/11/24 20:51:57
    ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も、旧約聖書の部分は共通している。
    もちろん聖地エルサレムも重なっていて各宗教の陣取り合戦は歴史的に熾烈を極めている。
    キリストはユダヤ教の聖職者を罵っているから、ユダヤ教にとっては背信者だけどね。
    当時のユダヤ教の聖職者の腐敗は確かにあったらしいんだが、そこから独立して信者を分捕ったわけだから、ユダヤ教にとってキリストは絶対に許される相手ではない。
    ユダヤ教を非難して設立されたキリスト教も、腐敗と汚職の構造で植民地の搾取に邁進したのは歴史が示す通り。
    あらゆる宗教の内部構造の変質と腐敗は歴史的に共通する。
  • 匿名回答3号
    匿名回答3号 2014/11/24 21:05:37
    フランスで、キリスト教徒のお客さんのために絵を描いて、
    生計を立ててたので、
    キリスト教的な絵を注文されたら、
    描くでしょう。
  • 匿名質問者
    匿名質問者 2014/11/26 00:48:15
    匿名1号さま、
     お返事おくれてすみません。「聖家族」というものです。キリスト教のモチーフだと思います。

    匿名2号さま
     ユダヤ教の立場からですと、キリストは許される立場ではないのですね。
     すると、厳格なユダヤ教徒からみて、キリスト教の教えも、また、聖家族などというものも、
     けしからぬものということになります。
     シャガールがどの程度、厳格なユダヤ教徒であったか、
     厳格なユダヤ教徒だと、キリスト教のモチーフは描かないだろうということですね。
     有難うございます。

    匿名3号さま
     フランスで、絵で生計を立てるということに着目すれば、
     キリスト教のモチーフは一般的だと思いました。有難うございました。
  • 匿名回答1号
    匿名回答1号 2014/11/26 23:29:08
    『聖家族あるいは夫婦』、1909年の作品らしいので、
    22歳頃のまだ無名だったころにロシアで作成したもののようです。
    ただ、あまりにも情報が少なくて、
    一覧と称されるものの中にさえも含まれていませんね。
    ただ、一覧を眺めて感じるのは、
    キリスト教に傾倒している風には見えないという事です。

    http://www.oida-art.com/buy/artistwork/178_1.html

    なお、ロシア帝国はハリストス正教を国教にしていましたから、
    ロシア国内でキリスト教の文化に触れる機会はいくらでもあったでしょう。
    第一次世界大戦は5年後の1914年、ロシア革命はさらに3年後の1917年で、
    それまでのロシアはキリスト教一色だったのですから。

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