損害保険の"原価"について質問です。

損害保険系は損害保険算出機構という非営利法人（損保会社各社がお金を出し合って運営している公共性の高い組織）が参考純率というのを算出しています。
ちなみに自賠責と地震保険の保険料金の根拠もこの組織が算出しています。

参考純率というのはどれだけ事故が発生する確率があるかどうかというのを
今まで発生した膨大な事案をデーター化して算出しています。

損害保険会社はだいたい、この期間の算出した数字を元に
誤差が出た場合の余裕や保険会社の運営に関わるお金を足して
保険料の算出をします。

まれに独自のデーター（自社の保険支払ケースなどを根拠にして）を使って
参考純率を使わないこともありますが、
その根拠がデタラメだと国の認可がおりません。
（保険料を不当に安くしても、高くしても認可はおりません。）

国に認可を受けて初めて保険の販売ができるので無茶苦茶なこと
はできません。
なのでだいたいの保険会社が参考純率を使うか、近い数字を使用します。
自ら設定する場合は根拠が約款に書いてあります。

損害保険料率算出機構のホームページには保険料率算出について
豊富な資料が提供されているので興味があったらぜひ参考にしてください。

回答No.1の補足情報となりますが、具体的なURLを挙げておきます。

旅行傷害保険の料率などについても、損害保険料率算出機構で参考純率の算出および標準約款の作成が行われています。

　現在、わが国で販売されている損害保険のうち、当機構が参考純率および基準料率を算出している保険の種類およびその主な内容は次のとおりです。

参考純率
・・・
（３）傷害保険
　　☆　海外旅行傷害保険（海外旅行中に傷害等を負った場合に支払われる保険）

http://www.giroj.or.jp/service/ryoritsu/syumoku.html

各保険会社ではこれらの変更をもとに保険料や約款の改定を行うことがあります。
例えば：
海外旅行保険　商品改定のご案内 | エイチ・エス損害保険株式会社

ちなみに参考純率は公表されておりません。

Q. 参考純率を提供してほしい。
A. 参考純率表およびそれに関する資料・情報は会員との守秘義務の関係から開示できませんので、ご了承ください。

http://www.giroj.or.jp/mame/qa02/index.html

標準約款についてはディスクロージャー資料一覧をみると無料※となっていますので、申しこめば入手可能なのではないかと思います。
http://www.giroj.or.jp/disclosure/index.html