自分に自信があるのかないのかわかりません。

自尊心が高く、心が傷つきやすい。
今よりももっと心を強くしたいということだとおもいますが、
私の考えでは、あなたは今のままでおおむねよいとおもいます。
　
まず、子供は自尊心が１００％高すぎます。それでいいのです。
赤ん坊は一人でトイレにいくこともできないのに、周りの愛情を糧に生きます。
赤ん坊はだれでも親のことを「泣きわめけばなんでも言うことを聞く奴隷だ」
くらいに感じる時期があってこそ、少年や少女の時期まで成長できるのです。
　
で、あなたは、赤ん坊を遠くとおりすぎた青春時代だとおもいます。
そうなると、かなり成長しただけにまわりがみえます。
「自分は、一人でまともに生きることもできないし、
他人の心を傷つけないでいることさえむずかしいのに、
それでも自分だけは心をきずつけられたくないと望んでいる。
私は自分のことをお姫様・王子様だと勘違いしているのだろうか。
でも心がうちのめされるのはいやだ。」
とぐるぐるしてしまいます。
受験などを考えるとまともな子なら大体そうなります。
　
内面を強くするには、よく考え、悩むことが一番なのです。
今あなたが悩んでいること自体が、よい方向へ行く兆しです。
自分のプライドを捨てようとしてわざわざへんな修行にトライする必要はありません。
授業やクラブ活動にそのときその場所でよく専念しましょう。
ただ、あまった時間で他の人の話をよくきいてあげてください。
善悪や真偽などを判断しようとあせらず、
よく聞くこと、他人の心を良く見ることが心をそだてます。
他人の悩みにすごく近くからよりそったり、適度な距離から客観的なアドバイスをあげる。
そして、自分の悩みも思い切ってだれか信頼できる人（親や友達）に告白してみる。
もしかしたら自分の望みが間違っているかも、というときには、
友達によく聞いてもらっておかしいところは「おかしい」ときちんと指摘してもらいましょう。
「おかしい」「そこが悪い」といわれることはツライことですが、
そこをのりこえて人のアドバイスを聞き入れることができれば、
一つ自信のステップを上れるとおもいます。
もちろん、アドバイスのもらえない孤独な戦い（受験や恋愛など）もこの先にはありますが、
そこは一人で正しくしらべたり考える練習をつんでいればなんとかなるでしょう。
あせらずにがんばってください。