(1)まず、「州」ですが、どうして、サンズイを付けた文字をえらんだんでしょう。国を表すなら、武蔵を武州と、陸奥を欧州、紀伊を紀州、上野を上州などと、サンズイを付けませんけれど。どうして、戦前の日本では、サンズイを付けた文字を選んだんでしょうか。
(2)戦後、いつのタイミングで、サンズイが取れたのでしょうか。「満州」「豪州」となりました。また、なぜ、サンズイを取ることになったのでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
さんずいの付く「洲」の字は当用漢字に入れられなかったため、「州」の字で代用されたという説明が一般的なようです。
「満州」の本来の表記は「滿洲」である(「洲」の字が当用漢字表から外れたため「満州」と表記されることが多い)。「満洲」とは本来、地名ではなく民族名であるので、「満洲」の方が正確である。
ちなみに現在の日本語では満州と書かれるが、この国家が存在した当時は満洲と書かれていた。戦後の国語政策により「当用漢字」制度が導入され、使用頻度が低かったり、難解だったり、他に形や意味が似ている漢字がある場合には一定の使用制限が設けられたため、洲は当用漢字外の字とされ、かわりに当用漢字として認められている州で代用されているのである。
どうも有難うございました。
2015/08/30 19:08:18豪州の件は、あらためて、別に質問を立てます。