【謎解き・偽怪談クイズ・首が分離したイラスト】


夏の夜。J尼家のリビングで、B美、D菜、J尼がF吉の話を聞いている。
ゆらめく蝋燭の光と、不気味なBGMの中、F吉は深刻そうな顔つきで話しはじめた。

F吉「・・・大きな駅を歩いていたときのことだった。ふと、異様な気配がしたので周囲を見渡すと、全身が真っ赤で、首が胴体から切り離された、不気味なイラストが目に入ったんだ。何かの宣伝かとも思ったけど、何の説明もない。顔も年齢も不明なのに、女だってことはすぐわかった。そしてその絵から『近寄るな・・・ここはおまえの来る所ではない』って雰囲気をひしひしと感じたんだ。心底ゾッとして、慌てて立ち去ったけど、それ以降、街のいろんなところで、似たような絵を目にするようになったんだ。自分は呪われてしまったのかもしれない。いったい、あの絵は何だったのだろうか・・・」

※8月28日(日) 回答時間は21:00-22:00。小説風回答歓迎。コメント欄に補足説明があります。

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  • 終了:2016/08/28 22:38:32
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id:lionfan2

本のタイトルを忘れてしまったのですが、スタパ齋藤のコラムを参考にしています。

うろ覚えですが、恐怖体験の相談コーナーの形をとっていました。

たとえば「昨日、帰宅途中の夜道で、俯きながら、わけのわからないことをぶつぶつ、つぶやいている人とすれ違いました。顔が下からライトで照らされたように明るくなっていました。あれは何だったのでしょう?」

という質問には、

「かつてある若者が、恋人に振られたことを嘆き、精神を病んだ末、身を投げて自殺したが成仏しきれず、亡霊となって、今も恋人の家の近くをさまよい歩いていたのか、あるいは携帯を使っていた人でしょう」と回答する、といった感じです。

回答もできればそのようにお願いいたします。

あるいは・・・の前が長くて怖いほど高評価です。みなさまの参加、楽しみです!

ベストアンサー

id:libros No.1

回答回数367ベストアンサー獲得回数89

ポイント100pt

後日、F吉は続きを語った。
F吉「先日とは別の駅を歩いていたときのことだ。僕は急に気分が悪くなり、脂汗が止まらなくなり、膝がガクガクしはじめた。
切羽詰まってあたりを見回すと、例の首が切断された真っ赤な女の姿が目に飛び込んできた。ぞっとして立ちすくんでいると、近くにいた老婆が『そちらへ行ってはならぬ!』と叫びながら僕を押しのけた。数歩よろめいた僕の前に、もうひとつ、首が胴体から切り離されたイラストが現れた。全身が真っ青で、表情を見ることはできなかったが、女性でないことはわかった。そしてその絵からは『こちらへ来い…おまえがくるべきところはこちらだ…』という雰囲気がひしひしと伝わってきた。
『赤マントと青マント、どっちが欲しい?』とと問いかけられ、『赤マント』と答えるとナイフで刺され全身が血で真っ赤に染まって息絶え、『青マント』と答えると全身の血を吸い取られ体が真っ青になって息絶えるという都市伝説を思い出して心底恐ろしかったけれど、切羽詰まったこの状況を解決するには、どちらかを選ぶしかない、と思って、思い切って青い男のイラストがあるほうへ駆け寄ったんだ…。」
F吉は深々とため息をついた。
F吉「あの、青ざめた男のおかげで助かったよ。今後はもう、真っ赤な女のほうへ近寄ることはないだろうね」
http://livedoor.blogimg.jp/ring_staff/imgs/3/e/3e91027c.jpg
親方パンチの現場日誌:ミュージアムゴーアー - livedoor Blog(ブログ)

id:lionfan2

libros様、最初の回答、ありがとうございます。もちろん正解です。
思ったより回答者が少なかったので、うれしかったです。(今回、難しかったですか?)

BAはどちらにしようか迷いましたかが、わかりやすい回答で、また知識依存もなかったですので、
libros様に差し上げたいと思います。

2016/08/28 22:40:37
id:libros

べべ、ベストアンサー、ありがとうございます。心底嬉しいです。まさかまさかです。なにかの間違いでも返還しませんよ!(できません)
答はわりとすぐわかりましたが、私にとっては、長い作文を書くのと「怪談で引っぱって『あるいは…』で落とす」という形式が難しかったです(←両方できてません)。
合格点を取るのが明らかにムリな回答だと思ったので、できるだけ早く投稿してしまえと企んでたら、21時になったとたんいきなり接続が悪くなってワタワタしました(汗
末尾の画像は、こちらを探索してる途中で偶然拾ったものです。

2016/08/29 00:15:27

その他の回答1件)

id:libros No.1

回答回数367ベストアンサー獲得回数89ここでベストアンサー

ポイント100pt

後日、F吉は続きを語った。
F吉「先日とは別の駅を歩いていたときのことだ。僕は急に気分が悪くなり、脂汗が止まらなくなり、膝がガクガクしはじめた。
切羽詰まってあたりを見回すと、例の首が切断された真っ赤な女の姿が目に飛び込んできた。ぞっとして立ちすくんでいると、近くにいた老婆が『そちらへ行ってはならぬ!』と叫びながら僕を押しのけた。数歩よろめいた僕の前に、もうひとつ、首が胴体から切り離されたイラストが現れた。全身が真っ青で、表情を見ることはできなかったが、女性でないことはわかった。そしてその絵からは『こちらへ来い…おまえがくるべきところはこちらだ…』という雰囲気がひしひしと伝わってきた。
『赤マントと青マント、どっちが欲しい?』とと問いかけられ、『赤マント』と答えるとナイフで刺され全身が血で真っ赤に染まって息絶え、『青マント』と答えると全身の血を吸い取られ体が真っ青になって息絶えるという都市伝説を思い出して心底恐ろしかったけれど、切羽詰まったこの状況を解決するには、どちらかを選ぶしかない、と思って、思い切って青い男のイラストがあるほうへ駆け寄ったんだ…。」
F吉は深々とため息をついた。
F吉「あの、青ざめた男のおかげで助かったよ。今後はもう、真っ赤な女のほうへ近寄ることはないだろうね」
http://livedoor.blogimg.jp/ring_staff/imgs/3/e/3e91027c.jpg
親方パンチの現場日誌:ミュージアムゴーアー - livedoor Blog(ブログ)

id:lionfan2

libros様、最初の回答、ありがとうございます。もちろん正解です。
思ったより回答者が少なかったので、うれしかったです。(今回、難しかったですか?)

BAはどちらにしようか迷いましたかが、わかりやすい回答で、また知識依存もなかったですので、
libros様に差し上げたいと思います。

2016/08/28 22:40:37
id:libros

べべ、ベストアンサー、ありがとうございます。心底嬉しいです。まさかまさかです。なにかの間違いでも返還しませんよ!(できません)
答はわりとすぐわかりましたが、私にとっては、長い作文を書くのと「怪談で引っぱって『あるいは…』で落とす」という形式が難しかったです(←両方できてません)。
合格点を取るのが明らかにムリな回答だと思ったので、できるだけ早く投稿してしまえと企んでたら、21時になったとたんいきなり接続が悪くなってワタワタしました(汗
末尾の画像は、こちらを探索してる途中で偶然拾ったものです。

2016/08/29 00:15:27
id:a-kuma3 No.2

回答回数4974ベストアンサー獲得回数2154

ポイント150pt

A Girl without Head


「紅茶を入れたんだ。飲むだろう?」

ノックの返事を待たずにドアを開けると、友人はベッドの上であおむけになり頭の後ろで手を組んで天井をぼんやりと見つめていた。
ぼおっとしているようだが、こういうときの彼は何かを真剣に考えているというときだということを僕は知っている。

「じゃましたかな?」
「いや、ちょうど飲みたいと思っていたところだよ。ありがたくいただかせてもらおう」

すっと体を起こした彼はお盆の上に乗っているプリントには気が付かないふりをして淹れたての紅茶に手をのばす。気が付いていないわけはないはずだが、僕から切り出したものかどうか考えていると彼の方から口火を切ってくれた。

「これを読んでもらいたい、ということかな」
「考え事を中断させて悪いけど、ちょっと見てもらえるだろうか」

あるネットのたあいもない書込みに過ぎないのだと思うのだけれど、どうしても彼の意見を聞いてみたい。何分もかけて読むような長さの文章ではないが、彼が口を開くまで20分も待ったような気がした。

「どうということはないネットの書き込みだと思うけれども、君が気にしているのはあの首なし死体の事件のことだね」
「考え過ぎだとは思うけれども……」
「確かに、死体の状況を考えると普通の殺人事件とは思えないという気はするが、誰かの依頼でもあったのかい?」
「いや、そういうわけではないのだけれども……」
「一応、探偵は趣味にしているとはいえ、依頼が無いのであれば警察の事案に首を突っ込むつもりはないよ」

いつもの彼の態度ではあるが、どこから話をしたものか。

「そういえば、二週間くらい前にも同じような事件があったのだったか。死体は首が切断された状態で、まだ首は見つかっていない。切断面は外科医も舌を巻くほどきれいに切り取られているとか」
「ああ」
「二日前の事件と共通するところは多いとはいえ、まだ同一犯の犯行だと特定できるだけの条件はそろっているとは言えないと思うが」
「他にも不思議なことが……」
「ああ、聞いている。死体が置かれていたのが密室状態にあったということだね」
「とても人間業とは」

見てもいないはずの現場の状況が頭の中で再現される。
ひきつった少女の顔。
恐怖のあまり声も出せずに逃げ惑い、自ら袋小路の方へサイコキラーを導いてゆく。
少女の白く細い首にかかる二本の手。
血の気を失うほど強く首を絞める手は、少女の首の白さと勝るとも劣らず……

「2回目は千歳町の辺りだったか。そういえば一昨日は、君はその辺りで取材とか言っていたかな」
「……」

そうだ、二週間前に首がない少女の死体が見つかったときもぼくは取材と称した散歩を行っていたのだ。
彼は僕の感受性が強すぎるんだと言っていたが、ときどき現実と自分の意識のつながりがぼんやりとしてくる経験をしたことは何度もある。
少女が押し込まれたトイレの鏡に映っていた返り血を浴びた男の顔は、自分のものではなかったか……


「もしくは、トイレだな」
「――」
「女子トイレのマークだよ、石岡君。真っ赤で首と胴体が離れている女性。しかも街のあちこちにあるんだろう」

地面に足がついている感覚が急に戻ってきたと同時に、彼のいたずらっぽい顔が目に入ってくる。

「そりゃあ、君の家系はご不浄に詳しいのかもしれないだろうさ」

という負け惜しみの言葉も彼の耳に届いたのかどうかは定かではないが。


(了)

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id:a-kuma3

ネタ回答は、質問者に伝われば、それで十分です :-)

実は、投稿用に用意していた回答では、一方を関西弁で書いてまして。
晩飯を食いながら「御手洗潔のメロディ」を読み直してたら、相手は石岡君じゃんとか気が付く体たらく。

あわてて書き直したのは内緒です。

2016/08/28 22:59:09
id:lionfan2

a-kuma3様、コメントありがとうございます。そうでしたか・・・。いろいろ裏事情があるものですね。
またクイズを思いつきましたら、積極的に出題したいと思います。よろしくお願いいたします。

2016/08/28 23:08:54
  • id:lionfan2
    元ネタがわかりました。

    スタパ斎藤「スタパミンGOLD」アスペクト社、1999年2月、1400円。
    pp.150-151「パソコン恐怖体験質問コーナー」でした。

    6個、載っていますが、ひとつ紹介。

    「なにもしないのにアクセスするハードディスク」

    Q 何も操作をしていないのに、突然ハードディスクがアクセスし始めます。これはやはり霊魂の仕業なのでしょうか? そう考えると、怖くてパソコンが使えません。

    A 特にウィンドウズパソコンには霊魂が憑依しやすいと言われており、その中でもハードディスクに興味を持つ霊魂が取り憑きやすく、例えばハードディスククラッシュが原因で人生を棒に振ったオッサンの霊魂などがあなたのマシンのハードディスクをどうにかしてやろうと企んでいるわけではなく、きっとそれはメモリースワップ中かなんかです。

    また

    スタパ斎藤「スタパミンBLACK」アスペクト社、2000年3月、1400円。
    pp.14-15「パソコン怨念現象 質問コーナー」にもありました。

    ここには4個、載っています。ひとつ紹介します。

    Q パソコン用にソニーの17インチのトリニトロンディスプレーを使っていますが、画面上にうっすらと黒い模様が見えます。なんだか怖くなったので、試しに画面をカメラで激写したら、ななな何とカメラを持った人物らしきものがおぼろげに写っていました。ついでに、ソニーのトリニトロンテレビも激写したんですが、これにも人物らしき謎のカゲが写りました。恐ろしいことに、どちらのトリニトロン管にも、恐怖の黒い横線があり、また、両方の画面を激写した結果写った写真の恐怖の人物は、私に似ているのです。

    A それはどう考えてもソニーの技術者の怨念ではなく、トリニトロン管特有の陰(アパーチャグリルを支えるワイヤー)で、写真に写ったのはあなたの写り込みです。

    なお
    スタパ斎藤「スタパミン」アスペクト社、1997年1月、にはなく、
    スタパ斎藤「スタパミンXP 日本語版」アスペクト社、2001年11月は、現在、取り寄せ中です。
  • id:lionfan2
    すみません、いま出先で。モバイルルータをわすれてしまったので、
    今はホテルのWi-fiから書き込めるのですが、もう電車に乗ってしまいます。
    もしかしたら22:00きっちりには締め切れないかもです。
  • id:lionfan2
    -------- 謎解き・偽怪談クイズ・首が分離したイラスト --------

    D菜が厳しい顔で答えた。
    D菜「それは過去にF吉が浮気して捨てた女の怨霊よ。F吉を恨んで、あなたが歩いてた駅のホームに飛び込んで自殺したの。そのとき車輪が首の上を走って、全身が血みどろになって、首と身体が分離したんだわ。怨霊になった後もF吉を恨んでて、『近寄るな』って警告したの」
    J尼が叫んだ。
    J尼「ナント恐ロシイ話デース!」

    J尼が質問した。
    J尼「デモ、ドウシテ、イロンナ所ニ怖イ絵ガ現レルヨウニナッタノデスカ?」
    D菜は答えた。
    D菜「怨念がいっそう強くなったから。だから最初は駅の周辺にしか現れなかったのに、今ではいろんな所に現れるの。もう一刻の猶予もないわ。本命の彼女を大事にしてるところを怨霊に見せつけなくちゃ」

    F吉は茶化した。
    F吉「なんと恐ろしい話でーす! ・・・ごめんD菜、謝るから蝋燭を下に置いてもらえないかな!」

    騒ぐ二人を見つつ、B美が淡々と言った。
    B美「それか、女性用のトイレマークね」

    ------ 謎解き・偽怪談クイズ・首が分離したイラスト・終わり ------

  • id:libros
    回答が少ないのはさびしい、と思われたのでしたら、ぜひこちらへお越しを(と、ちゃっかりアピール)。
    http://q.hatena.ne.jp/1470299480
  • id:a-kuma3
    ただ長いだけのコメントは、ダイアリーにお引越ししました。
  • id:lionfan2
    libros様、a-kuma3様、ありがうございます。

    さきほどスタパ斎藤「スタパミンXP 日本語版」アスペクト社、2001年11月が届きましたが、該当ページはありませんでした。
    以上ご報告まで。
  • id:takejin
    トイレのピクトを見ながら、怖い話が思い浮かぶのを待っていたら、土日のお出かけですっ飛んでしまいました。
    怖い話はむつかしいです。
  • id:lionfan2
    takejin様、今回はtakejin様の参加を楽しみにしていたので、残念でした。
    また次のクイズを出したいと思っていますので、ぜひ。

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  • A Girl without Her Head 「紅茶を入れたんだ。飲むだろう?」ノックの返事を待たずにドアを開けると、友人はベッドの上であおむけになり頭の後ろで手を組んで天井をぼんやりと見つめていた
「あの人に答えてほしい」「この質問はあの人が答えられそう」というときに、回答リクエストを送ってみてましょう。

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