こちらの記事を拝見しますと、大変に厳しい内容が書かれているのですが、
http://zenikasegi.com/bank-engineer-work-busy
都銀ではない場合や、雇用形態等にも関わらず、どこも平均的に
これほどまで厳しいのでしょうか?
例えば、地方大手銀行のシステム子会社で正社員で働く場合、
知力・体力の面で必要な水準の具体的な情報
(例えば何の言語でどれぐらいのスピード(納期)で組めるくらい、
何時間連続労働が出来るくらいの体力、等)
がどうしてもわからないため、教えて頂きたいです。
10,000ptで質問させて頂きます。何卒よろしくお願い申し上げます。
いわゆるIT業界に身を置いて十年近くになりますが、それほどブラックな職種ではないですよ。
何をブラックと騒ぐかにも因りますが、どんな業種だって楽にお金は稼げません。
起業した人は残業時間という物差しがなくなるだけでサラリーマンSEよりも働いている時間が多い人はたくさんいますし、農家やパン屋さんなど朝日が昇る前から働くのが当たり前の人達もブラックって言っておけばいいんでしょうか。
質問で書かれているブログの話は、経歴の詐称がないという前提をおいても1~2割程度だと思って読んでおけば良いと思います。
よく読まれている記事は十年も前に終わったテレビ番組がネタですし類似のネタを書いているブログも他にたくさんあります。
ドメイン名からも察するにアフィ目的のバズリを狙った記事という読み方で良いでしょう。
たしかに鬱になったりする人がいないわけではありませんが割合で言えば少数です。
最近はいろいろとうるさいので残業時間もきっちりと管理されますし、セクハラ・パワハラも教育があったり駆け込み窓口みたいのもあるようです。
ですから罵声が飛び交っているような職場なんてめったにありません。
銀行系だけではありませんが、基幹系のシステムを扱う場合だと実機を扱う時間帯が限られるケースがあります。
夕方からしかテストができなかったり、納期が迫っているとシフト制で24時間交代でテストをしたりする場合もあります。
言語でいうとCOBOL、JAVA、VBが多いです。
最近はC#も割りと使いますが私のイメージではメインではないです。
銀行の直系子会社だとプログラムを作る機会は少ないです。
いわゆるエクセル方眼紙と揶揄される仕様書を作って孫請けのシステム会社の管理や納品のテストなどが業務の中心となります。
質問で聞かれていることがいまいちよくわかりませんで的を外した回答になっているかもしれません。
質問者さんのプロフィールによると30才のようですが、銀行系のSEへの転職希望ということでしょうか。
必要とされる知力、体力、ストレス体制が他の職種に比べて厳しいのかということがお聞きになりたいのであれば、さして変わりはないということです。
私はSI側で、主に都銀を担当し、地銀、信託、証券などを経験してきました。
一口に銀行といっても、銀行ごとにカルチャーはかなり異なります。
地銀のシステムはグループ化が進んでおり、システム部門、運用部門ともに縮小傾向にあると思います。
すでに回答に出ているとおり、言語はCOBOL、Javaが中心です。
しかし歴史的経緯からシステムによってはマイナーな言語を使用しているケースも散見されます。
要求水準については、案件により異なります。
例えば法改正による制度案件は余裕がありますが、銀行合併のようなケースではハードワークになることもあります。
つまり繁忙期と閑散期に波があるということです。
リンク先の記事のようなところもありますが、全部ではなく、一部だと思います。
個人的には、信託、証券では理不尽な思いをしました。
どういうスキルが求められているかは募集要項次第だと思います。
守秘義務に触れない程度に書きますと、言語にCOBOLをあげましたがPL/1が中心の銀行もあります。
Javaのフレームワークにしても、ある大規模開発ではWACS、別の大規模開発ではStrutsが採用されたケースがあります。
つまり、最低限知っておくべきことを具体的にあげるのは難しく、就職先次第だと思います。
なお、銀行は教科書に近い開発の仕方をしますので、情報処理試験の内容などは他の業種よりも役に立つと思います。
(むしろ銀行などの開発や運用のノウハウが試験にフィードバックされていると考えた方がよいかもしれません)
30才という年齢ですと、マネジメントスキルを求められる可能性もあると思います。
スペシャリストでいくのか、マネジメントもやるのか、はっきりしておいた方がいいでしょう。
ありがとうございます。
ひとえに言うことができない質問になってしまっており
大変申し訳ないのですが、頂いた情報は非常に参考になっております。
私は性格的にはサポータータイプのようなので、
できればリーダーをサポートするスペシャリストを目指したいと思っております。
国立大学で情報系を出ましたが、情報系に就職しなかった者です。
大企業と中小企業にて働いた経験がありますが、知識と経験上、
社内SE的な仕事やシステム管理者として発注者側の仕事もしています。
地銀系のシステム会社ですと、自分の銀行のシステムの他に、
銀行と取引のある企業や行政系から発注を受けて、
業務管理系のシステムのカスタマイズなどを行う部署もあります。
都合上発注したことがありましたが、正直、実力は感じませんでした。
しかし、対応はとても親切でした。
接遇系の研修がしっかりしているのかなという印象です。
地銀の友人もいますが、やはり銀行によってカラーがかなり違います。
どの企業も信用商売なので、丁寧さは他業種よりあります。
そう考えると、大企業系の情報系会社や中小の情報系よりも居心地が良さそうです。
どの会社でも色々な仕事がありますので、
自分の適性にあった仕事ができる能力
が高い人が上手に仕事をされているのではないでしょうか。
サンドバッグやクッション材的な仕事はどの会社にもありますし、
ブラック企業にも多くの人が働いていて企業として成長しています。
企業の中で自分がどのポジションでありたいのか、
どんな役割を果たしたいのか。
それが明確なほど、判断を迷わないと思います。
過去の質問や回答などを拝見させて頂いたのですが、
メンタル系の勉強をされるのも、良いのでは無いでしょうか。
個人的には「人を動かす デールカーネギー」あたりがオススメです。
すべてのことは、自分の心の使い方次第です。
コップ半分の水をどうとらえるかと同じです。
同じ物や現象を見ていても、受け取る側のとらえ方次第です。
マイナスにとらえている人の文章を読みすぎると、
マイナスなアンテナの感度が高くなってしまいます。
給与や待遇以外の会社や職業のプラス面を調べて、
ご自分に合った職種や働き方を見つけてください。
私も裏方で、仕事をすることを望んでいます。
できるだけ前には出ないようにしています。
企業内で、成長する方法は、
与えられた仕事に120%の成果を出すことと言われています。
つまり、言われたこと以上の成果を出したり、
納期より早めに終わらせたり、
仕様書にプラスした提案することが、
仕事を楽しむコツなのだと思います。
そういった信頼を積み重ねると、
やめられては困る人間になれるので、
仕事内容が自分で決められるようになったり、
できないことはできないと言えるようになり、
異動先が叶うようになります。笑
企業の一員である以上、
職場環境は自分の行動からも作られるため、
自分から行動することを心がけています。
ありがとうございます。
現在の職場でもそのような経験をしたことがあり、
異動が通ったことがあるため、とてもよくわかります。
もし転職する場合、また0から信頼を積み重ねることになりますが、
2年くらいはどうしても必要になるのではないかと思っております。
結果的にどんな人間でチームが構成されているかによるので現場によります。
マネージャがしっかりしていれば、それなりにしっかり仕事は進みますが
エンジニアの力不足が目立てば残業は多くなります。
エンジニアの力だけあっても、マネージャが仕事をちゃんと定義できなければ、締切は変わらないままタスクが落ちてくるので徹夜続きになるでしょう。
エンジニアとしてできることは技術を磨き続けることです。
おそらくJavaをちゃんと学んでいけば、銀行系以外でも仕事は多くあるので食いっぱぐれるコトは無いかと思います。
ご回答ありがとうございます。
そうですね、人間で左右される部分は大きいですね。
最近読んだ本に「人間関係が良ければ人生の80%はうまくいく」とあり、
少し誇張はしているとは思ったものの否定できないとも思いました。
Javaについて、もし自宅でうまく学ぶ方法があればアドバイスを頂きたいです。
まずはJavaの基礎を本を1冊読んで理解した後は、何かアプリケーションを作ったほうが理解が早いと思います。
一番の流行りのフレームワークはSpringBootだと思うので、これでアプリケーションを作ってみるといいかなと思います。
特に作る題材が無ければ簡易Twitterのようなものがいいかなと思います。
どこに行っても需要がある技術を身につけられれば、その現場がブラックだったら異動をするか転職できるので技術を身につけるのが一番です。エンジニアとしての強みは純粋に技術力だと思うのでがんばってください。
金融系システム開発では、他の開発に比べてより信頼性、可用性、完全性が求められますので、性格的には緻密な方の方が適しているでしょう。また、試験工程の割合が他のシステム開発に比べて段違いに多く細かいです。構築作業手順書やリリース手順書では、何パターンものコンティンジェンシープランを用意したり、リハーサルを何度も繰り返したり。
お金がからみますから、不具合を出した時の叱責がより厳しいということはあるでしょうね。これはブラック企業とかそういう次元の話ではなく、業務特性に由来するものです。
とにかくいろいろ細かい、そういう状況を息苦しいと感じるのであれば金融系SEは向いていないかもしれません。
平成25年 労働安全衛生調査(厚労省調べ)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/h25-46-50_01.pdf
過去1年間にメンタルヘルス不調により連続1か月以上休業又は退職した労働者がいる事業所
の割合は(中略)産業別にみると、「情報通信業」が 28.5%と最も多くなっている。(第7表)
ネットでの個々の体験談の真偽は分かりませんが、
IT業界にうつ病などのメンタルヘルスの問題が多いということに関しては、
統計的な根拠が上記のように出ています。
「情報通信業」全体での調査ですが、「金融業」も4番目に多いです。
統計結果から、他の業種より「ストレス耐性」が必要だと言えるでしょう。
統計を見ると、ハードワークのイメージがある
農業、建設、運輸、飲食などの業界が少ないことが意外ですが、
身体的な疲労と精神的な疲労は別なのでしょう。
> また、監査のない急激な受発注形態や、技術の流行り廃りが激し過ぎると
2016/10/20 00:30:16> 疲弊しますし、なかなか落ち着いて働くことが難しい、
> 比較的堅いほうがよいかと思っています。
監査は必ず入ります。
事後に行われ不備には指摘が入ります。
進行中のプロジェクトに対する是正という意味では弱いですが、そのようなことを繰り返しているとほじくりかえせばいろいろとほこりは出てきます。
指摘をされた後には改善されたかどうかの予後チェックも行われます。
技術のはやり廃りについては一概に言えませんが、予算を取るさいに償却期間もチェックされますので大抵のプロジェクトでは保守期間は長めにとられる傾向があります。
> ただ、あまり人に指示を出すことに慣れておらないため、
> そこだけが少し不安に思っております。
発注関係にあれば発注先にもプロマネはいますし、通常はギリギリの判断を求められるようなことはなくルーチンワークです。
最初の内は判断に困ることがあれば上司に相談すればよいだけです。
プロジェクトの規模はピンキリですし、よほどの実績を提示しての転職でなければ最初の内はそれほどリスキーな判断は求められません。
ありがとうございます。
2016/10/20 20:49:48なんだか最初に驚いて感じていた不安が色々と教えて頂いて
安心してくることができました。