今の東京国立博物館の前身は、帝室博物館ですが、「帝室」という呼称を選んだのは、どういうわけでしょう。すくなくともいまは、「帝室」という言い方は稀で、「皇室」が一般的です。
ニュアンスが違うのでしょうか。有職故実にかかる問題でしょうか。中国の歴史の故事に関するのでしょうか。
とにかく、漢文に詳しい人が、「帝室」という言い方を選んだり、「皇室」の言い方を選んだりしているのだと思います。理由があってのことだと思います。
気が付いたことであれば、なんでも結構ですのでよろしくお願いします。
帝は複数の王、国、地域、民族を支配する人物のことです。
だから、植民地を持っていた戦時中の日本は大日本帝国だったわけです。
天皇というのは、(皇室典範や日本国憲法における記述は別として)神の子孫である、もしくは神より権能を与えられた現人神のことです。
皇帝は前2つの意味を併せ持つ、神の子たる支配者です。
今の日本に帝はいませんし、皇帝もいません。天皇だけです。つまり皇室しかありません。
帝であるためには、王など特定の人間か一族に主権があり、植民地をもちそれを統治している必要があるので、現在の世界には帝国はないんじゃないでしょうか
コメント(1件)
帝室→帝国…日本全体の事
皇室→天皇および皇族の総称…皇族の範囲
なので、皇族専用博物館という意味合いではないので皇室ではなく帝室なのではないでしょうか。