3x+5y=20
の解き方を教えて下さい
途中の計算式もお願いします
お初にお目にかかります。河西公則です。
いくつかの解き方を紹介します。
先ず、-2x+7y=-3…(1)、3x+5y=20…(2)と定義します。
各々の方程式を非零定数倍し、一つの文字の係数(の絶対値)を一致させてから
両式を加算又は減算して解く方法です。
ここではxの係数を一致させます。
(1)を3倍すると -6x+21y=-9…(3)
(2)を2倍すると 6x+10y=40…(4)
ここで(3)+(4)を計算すると
31y=31…(5)
というyの一次方程式となり、y=1となります。
これを(2)に代入すると [★]
3x+5*1=20
3x+5=20
3x=15
∴x=5
という結果が導かれます。
従って、連立方程式の解はx=5,y=1となります。
一方の式を一つの文字について解き、その結果を他方の式に代入して解く方法です。
(1)をxについて解くと
-2x=-3-7y より
x=(3/2)+(7/2)y
となります。
この結果を(2)に代入すると
3{(3/2)+(7/2)y}+5y=20
(9/2)+(21/2)y+5y=20
(9/2)+(31/2)y=20
(31/2)y=(31/2)
よりy=1となります。
あとは前述の[★]以降の計算によりx=5が分かり、最終的にはx=5,y=1が解となります。
以下の二元一次連立方程式
ax+by=p
cx+dy=q
の解は
x=(pd-bq)/(ad-bc)
y=(aq-pc)/(ad-bc)
と表されることが知られています(a,b,c,d,p,qは定数,ad-bc≠0)。
連立方程式(1),(2)はa=-2,b=7,c=3,d=5,p=-3,q=20の場合に相当するので、
x=(-15-140)/(-10-21)=(-155)/(-31)=5
y=(-40+9)/(-10-21)=(-31)/(-31)=1
より,x=5,y=1が解となります。
以上です。
① -2x+7y=-3 ② 3x+5y=20
②の式のxをyに置き換える。
3x=20-5y
x=20/3-5y/3
①のxに上記で求めた値を入れる
・-2(20/3-5y/3)+7y=-3
・-40+10y+21y=-9
31y=31
y=1 x=5
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