今年度、小学校の緑化担当になり、学校農園の他、花壇整備も担当でした。
年度当初は、花壇の中に笹が生えているとか芝生に侵食されてどこからが花壇なのかわからない、とか惨憺たる有様でしたがまあなんとか。
しかし、雑草が多いのは避けがたく、「なんとかならないのか」という声が校内で出ています。
さりとて、私一人が除草できる規模ではなく、子ども達が清掃の時間にやるにも限界があります。
それで、除草をがんばる前に雑草を減らせないか、と考えています。
園芸は素人なのですが、そもそも、幅1.5mの花壇にパンジー3列、といった状態で、土の露出した部分が多いのが問題ではないかと感じています。
考えた対策は、
・植える花を増やす。また、全部マリーゴールドなど大きめの花にする。(予算的に限界がありそう)
・ビニールマルチを張ってしまう。(予算はともかく美観的にも微妙……?)
・グランドカバーになる植物を一緒に植える。(適した品種がよくわからないし、年2回耕耘機をかけるのに…?)
といったところなのですが、良い案があればご教示ください。(花壇の詳細は下の補足欄に書きます)
本校は北関東にあります。
問題の花壇はタテ1.5m、ヨコ30mが2ヶ所。中庭なのであまり日当たりは良くありません。
年間の作業としては、例年通りだと、4月にパンジーを抜いて耕耘機で土を起こして肥料を入れ、サルビア・ベゴニア・マリーゴールドを各一列ずつ植えます。
夏休み中にPTAの作業があり、保護者が除草してくれるのでその時は非常にきれいになりますが、またすぐ雑草が繁茂してしまいます。
そして、10月頃にはそれを抜いて再び耕耘機と肥料、パンジーの定植……といった流れになっています。
よろしくお願いします。
耕運機はどうしてかけるのでしょう。もしかして近所の農家のご厚意で雑草が面倒ならかけてやるよ!鋤き込めば一発だよ!っていうのがずっと続いているのですか
もしできるなら耕運機はかけずにイングリッシュガーデン風(しかも宿根)にするのがいいのでは。
イングリッシュガーデンは手前から奥にむけて低いものから高いもので植え、お芝居の書き割りのように重なりがあることで広さを感じさせるように仕上げます。
中・ホウキグサ・コキア 新緑がきれいに緑色になって紅葉がピンクできれい、実はゆでるととんぶり(陸のキャビア)になって食べられる、一年草だが種をとって巻けば来年も楽しめる https://horti.jp/8685
中・マリーゴールド 線虫という虫を予防してくれるのでとりあえずうえておくのにはよいし、現状植わっているということは線虫いなさそうなので数年に一回はまた植え直すといいかも
中・サルビア 無農薬だと蜜が吸えてたのしい
高・ひいらぎ 子供に節分とクリスマスを教えるのによい木。虫もつきにくいがボールが飛び込むと棘があるので面倒。逆にいえばぜったいにボールをあててはいけない窓の前に植えると子どもたちはなんとなく怖くて当てなくなるかも?
中・ミニバラ こちらも棘がある。大きなバラとちがってミニバラは消毒なしでも意外と丈夫に育つ。日当たりが部分的によい場所があればそこに。
高・コニファー クリスマスむけのゴールドクレストは樹形を保つのに手間がかかることがありますhttps://hitohana.tokyo/note/3771 。気候が合うとどんどん育ちますので、剪定するとか鉢にとじこめて植えるのでなく置くようにするとか工夫したほうがいいかも。
高・椿 とげのない病気しにくいバラ科の花、バラほどではないがものによっては意外といい匂いがして蜜もでる
グランドカバー・クリーピングタイム https://kurashi-no.jp/I0022421 ハーブのイメージがつよいですが小花が長めに咲いて多年草で虫や雑草に強め。クローバーや高麗芝でももちろんグランドカバーとしては本来使えるものなのですが、それが雑草のようにみえてしまうようだったらこちら。絨毯みたいに密で丈夫で雑草取りの人が踏んでも構わず伸びます。
低・オキザリス 雑草であるカタバミの園芸種。球根からピンクの花が毎年咲きます。本家カタバミほど横に伸びる力はなさそう。
低・水仙やスノードロップなどの水仙系、ハナニラなど。一度植えればあとは少し肥料をまくだけで毎年球根から花が咲く(ただし毒があるものがおおいのでニラとまちがえないよう注意)
どれにせよ、一年草は密に絨毯をつくるまえに花をぱっとさかせてすぐ枯れるライフサイクルです。朝顔とも似ていますね。一年草の華奢な花はきれいですが、やはり雑草や虫にまけやすく、横の広がりもすぐには出ないし、枯れると茶色く醜くなり冬は寂しいものです。あと掃除も少し面倒です。
多年草は逆に冬も生きているし虫に強いものが多いですが、根っこが木のようになるたくましいものも多いので、レンガはしっかり組んではみ出さないようにつくってあげてください。ミントなどはどこにでも伸びていってしまうので絶対に逃さないように。
https://lovegreen.net/gardening/p173561/
一番手間が少なくて済むのはマルチでしょう。
花の株の処だけしか土が出ていませんから、除草する面積が激減します。
除草剤は絶対に使わないで下さい。
口に入れなくても、触れるだけで皮膚炎になったり肝臓に負担が増えたりします。
ホームセンターなどで安心お勧めとかコマーシャル流して売ってますけどね。
根張りの強い下草を芝生のような感じで植えるって手もあります。
除草の手間がだいぶん違う。
うちの近所なら龍のひげがお勧めなんだが、関東だと気候が違うので分かりません。
https://horti.jp/8778
もともと龍のひげは日陰の下草なので、木の下などの半日陰の場所の方が良く茂る。
花壇の中でも低木を植えてその下回りに茂らせるとか、壁に近い陽当たりが悪い場所に植えるなどして、日当たりの良い場所は耕運機で耕し毎年植え替え、そうでない場所は色々長年掛けて大切に育てるなど、変化をつけてみてはどうだろうか?
普通の芝生は元々が水の多い場所の植物。
イングランドのセントアンドリュース(ゴルフ発祥の地と言われる)など有名だが、彼の地では何もしなくても芝の方が強くて、海沿いの霧の多い砂地に芝生が広がる。
水が湧いて困るような湿気の多くて水はけの良い場所があれば、芝を植えれば勝手に芝生になってくれる。
しかし、水の少ない場所では定期的に灌水してやらなければ芝が枯れてセイタカアワダチソウなどが繁茂する。
結局のところ レンゲソウと マーガレットを お勧めします
https://kurashi-no.jp/I0015121
蓮華草
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-73/target_tab-2
マーガレット
https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_p_addup_010
ムラサキサギゴケ シロバナサギゴケ
紫の花のムラサキサギコケ 白い花のシロバナサギゴケは
地面を這うように茎を伸ばし
細かな茎葉なので すき間を埋めやすく 踏圧にも耐えるので
飛び石などの目地に植えるとよいです
https://horti.jp/7555
アップルミント
近くにいる他の植物をのっとって生息範囲を広げていくほど繁殖力が高い
ヒメイワダレソウ
どんどん生息範囲が広がっていくほど生命力が強く 手入れも特に必要ありません
ペニーロイヤルミント
他の植物を枯らしてしまうほどの強い繁殖力を持つミント
その中でも生育が比較的穏やかです
リシマキア・ヌンムラリア
湿気を好み ほふく性で横に広がって育ち ジメジメした庭でも安心して育てられます
アジュガ
日当たりの悪い場所でもよく 丈夫で育てやすい
https://inakasensei.com/zassou
https://lovegreen.net/gardening/p29974/
https://lovegreen.net/gardening/p29974/2/
雑草ではない植物で 地表を覆ってしまうことが
草がはえるのを防ぐ 一番良い方法であると思います
ミント 日向~半日陰 シバザクラ 日向~半日陰
アサギリソウ
日があたらない日陰でも沿建てることができるグランドカバーです
半日陰でも生育可能です
ヤブコウジ
半日陰~日陰 直射日光に気をつける以外は 寒さや過湿に強く
育てやすい植物です
グランドカバーが見た目にも手間的にもいいかなあ、とは私も思うのですが、完全に放置する土地というわけではなくて、年に2度植え替えをする花壇だし、その前には固くなった土に耕耘機をかけるので悩んでいます。
リュウノヒゲやクラピアって、耕耘機ですき込んでしまってもまたすぐ生えてくるものなんでしょうか?
(雑草は、耕耘機をかけようが何をしようがすぐ新しい芽が生えてきますが……)
90平米を覆うだけの苗を年2回買う、というのはさすがに無理ですし。
種で育つものは割合安価なので年2回でも蒔けそうかな、と思っていますが、
・あまり背が高くなく
・雑草っぽくないもの
と考えると何だろう、と思っています。
(そういう意味ではクラピアとかよさそうなんですけど、種じゃないし)
ネモフィラがうまく咲いてくれるなら最適かも知れないんですが、日当たりが悪い場所だし、気候的にはたぶん秋に種を蒔いて5月に開花くらいなので、開花するかしないかの時期に植え替えになってしまいそう。
クローバーは花壇の隣にも自生してるくらいなので気候は合ってそうですが、それ自体に雑草感が。(赤クローバーならちょっとマシなのか……?)
ダイカンドラは写真を見る限り雑草っぽいけど、遠目に見るといいんでしょうか?
いっそのこと、「ワイルドフラワーの種」とか「ミックスフラワーガーデン」とかをばらまいてしまったらいいのか、とも思うんですが、結構背が高くなりそうだし……とか。
耕運機はどうしてかけるのでしょう。もしかして近所の農家のご厚意で雑草が面倒ならかけてやるよ!鋤き込めば一発だよ!っていうのがずっと続いているのですか
もしできるなら耕運機はかけずにイングリッシュガーデン風(しかも宿根)にするのがいいのでは。
イングリッシュガーデンは手前から奥にむけて低いものから高いもので植え、お芝居の書き割りのように重なりがあることで広さを感じさせるように仕上げます。
中・ホウキグサ・コキア 新緑がきれいに緑色になって紅葉がピンクできれい、実はゆでるととんぶり(陸のキャビア)になって食べられる、一年草だが種をとって巻けば来年も楽しめる https://horti.jp/8685
中・マリーゴールド 線虫という虫を予防してくれるのでとりあえずうえておくのにはよいし、現状植わっているということは線虫いなさそうなので数年に一回はまた植え直すといいかも
中・サルビア 無農薬だと蜜が吸えてたのしい
高・ひいらぎ 子供に節分とクリスマスを教えるのによい木。虫もつきにくいがボールが飛び込むと棘があるので面倒。逆にいえばぜったいにボールをあててはいけない窓の前に植えると子どもたちはなんとなく怖くて当てなくなるかも?
中・ミニバラ こちらも棘がある。大きなバラとちがってミニバラは消毒なしでも意外と丈夫に育つ。日当たりが部分的によい場所があればそこに。
高・コニファー クリスマスむけのゴールドクレストは樹形を保つのに手間がかかることがありますhttps://hitohana.tokyo/note/3771 。気候が合うとどんどん育ちますので、剪定するとか鉢にとじこめて植えるのでなく置くようにするとか工夫したほうがいいかも。
高・椿 とげのない病気しにくいバラ科の花、バラほどではないがものによっては意外といい匂いがして蜜もでる
グランドカバー・クリーピングタイム https://kurashi-no.jp/I0022421 ハーブのイメージがつよいですが小花が長めに咲いて多年草で虫や雑草に強め。クローバーや高麗芝でももちろんグランドカバーとしては本来使えるものなのですが、それが雑草のようにみえてしまうようだったらこちら。絨毯みたいに密で丈夫で雑草取りの人が踏んでも構わず伸びます。
低・オキザリス 雑草であるカタバミの園芸種。球根からピンクの花が毎年咲きます。本家カタバミほど横に伸びる力はなさそう。
低・水仙やスノードロップなどの水仙系、ハナニラなど。一度植えればあとは少し肥料をまくだけで毎年球根から花が咲く(ただし毒があるものがおおいのでニラとまちがえないよう注意)
どれにせよ、一年草は密に絨毯をつくるまえに花をぱっとさかせてすぐ枯れるライフサイクルです。朝顔とも似ていますね。一年草の華奢な花はきれいですが、やはり雑草や虫にまけやすく、横の広がりもすぐには出ないし、枯れると茶色く醜くなり冬は寂しいものです。あと掃除も少し面倒です。
多年草は逆に冬も生きているし虫に強いものが多いですが、根っこが木のようになるたくましいものも多いので、レンガはしっかり組んではみ出さないようにつくってあげてください。ミントなどはどこにでも伸びていってしまうので絶対に逃さないように。
https://lovegreen.net/gardening/p173561/
NAPORINさん、丁寧な回答ありがとうございます。
イングリッシュガーデン……なるほど……。
実のところ、たぶん学校特有の事情がありまして。
問題の花壇は、一応、「何年何組はこのあたり担当」という分担区域が決まっています。
仕切りなどはないのでアバウトなものですが、年2回の定植は学級ごとに担当の場所で行っています。
耕耘機はその準備作業です(「耕耘機」といっても、人間が歩いて操作するいわゆる「管理機」で、これは学校の備品。作業するのは私です)。
そして、除草も学級ごとに担当エリアを行う……タテマエになっています。
ただ、花壇があまり子ども達が寄りつく場所でない上、職員室から見える位置でもない(=何かトラブルがあっても気づきにくい)ことから、担任も子ども達を派遣したがらず、除草が捗らないわけです。
それで、実は校長からは、
「『ぴかぴか花壇コンクール』みたいなのを企画して、花壇を綺麗にしているクラスには賞状を贈ったらどうだろう。環境委員会の子が採点することにすれば、委員の子の関わりも増えるし」
みたいな提案をされています。
こう……学校には、子どもの仕事を増やすのを「よいこと」と見なす風土があってですね。
任せられた仕事に取り組む中で自主性と責任感と協調性と自己肯定感が育まれる……的な。
なので、「どう考えても大人が一人でやった方が早い」みたいな仕事を、子どもたちができる作業に分割してお膳立てするのも学校教育の一環なわけです。
しかし個人的には、担任が乗り気でないものについて学級間競争を企画するのは無用の軋轢をもたらす(しかも私が恨まれる)気がしたので、なんとかメンテナンスが楽な花壇にできないか、と考えて今回質問しました。
そんなわけで、除草の手間を省くのはともかく、子どもの作業そのものがなくなってしまうような花壇づくりはおそらく許されない気がします。
ただ、コキアは幅があるしよさそうですね。
苗を買う予算があるか微妙なのですが……例えば、マリーゴールドを4列植えて、中央にコキアの種を直まきし、周囲には背の低いグランドカバーになるものの種を、というような配置でもいけるでしょうか。
(コキアがグランドカバーに負けてしまうでしょうか?)
グランドカバーとして、クリ―ピングタイムは良さそうだと思ったのですが、暑い時期は葉が枯れて見苦しくなる、という話もネットで読んでちょっと気になっています。中庭で日陰が多いので大丈夫でしょうか?
クローバーなら10月の植え替えまで元気そうだけど雑草感が強いし、アカツメクサはわりと背が高くなりそうだし……とか、なにぶん花壇づくりはほぼ初めてなので感覚がつかめずにいます。
秋~冬は、これまでだとパンジーの苗を3列なのですが、「パンジー+ディカンドラ」とか「パンジー+クリ―ピングタイム」とか「パンジーの種を広く直まき」とか考えています。どんなものでしょうか。
龍のひげ、関東(北寄り)でも大丈夫です。
2020/02/09 02:57:13ほったらかしの状態ですけれど、20年くらい枯れもせず元気です。
確かに、龍のひげの辺りは雑草はドクダミくらい。
あれは地下で広がるから、しゃあないんですが。
グランドカバーとしては、好みが別れるかもしれませんね。
緑も濃いし、主張が強いから。
ミントなんか植えたら放置プレーでもどんどんと広がりすぎて、成敗するのに困るほど強いから、龍のひげが無難なんだけどね。
2020/02/11 22:24:52