法律論でいうところの見做すと推定するの違いについて

Question

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とある民法講学本を読んでいたら、「Aに失踪宣告がでると、Aは死亡したものとみなされ、、、、、」

と書いてあったのですが、民法32条に初期宣告に対する反証取消しの規定があるので、飽くまで「死亡したものと推定する」というのが正しいのではないでしょうか？

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Gleam · Answer 1 · 2023-05-06T13:30:51+09:00

通常失踪はいなくなってから７年で死亡とされます。

みやど · Answer 2 · 2023-05-06T14:14:45+09:00

32条があるから推定じゃないか、と言う余地はありますが、手続を取らない限りは失踪宣告を覆すことはできないという強力な効果がある上、覆せる場合であっても同条【1項後半と2項後半】の制限がありますから、31条に「みなす」と書いてあります。

似た制度に認定死亡というのがあって、こちらは推定でしかありません。戸籍法89条が根拠とされますが、実は明確な根拠とは言いかねることは条文を読めば分かります。

なお、表記は現在の立法慣行では「みなす」、以前は「看做ス」です。

adlib · Answer 3 · 2023-05-06T20:59:05+09:00

No.3

「見なす」は、「推定」と「確定」の中間にあって、「反証取消し」の

可能性に乏しい、と見られる。

　確認・確定・認定・検認・推定

他2件のコメントを見る

　脱線回路～ derailment circuit ～

2023/05/08 05:03:53

ですから、この場合の「胎児の相続は原則自然人と（みなす）」という擬制の取り決めは「具象の枝葉毎」にそのように歴史的に取り決められているだけで、「抽象の源流」においてこれこれこういう概念において白黒右左の排他的対概念として整理できるわけではないでしょう。私はそれを問題にしている。

世間一般の講学では2者の相違を事後的反証性の余地の有無で説明することがほとんどだが、それは飽くまで初心者向けざっくり論でしかないということ。

2023/05/08 05:42:08

回答（3件）