(1)
教師の音読をともなった繰り返し読みが
高校生の英文読解に及ぼす効果
http://gamp.c.u-tokyo.ac.jp/~flta/kojin/iino1.doc
題は、趣旨と若干違うかもしれませんが、内容は、複数回読むことによっての損得のことについて、実験、仮説、結果ともに出ています。
(2)
僕自身の考えについては、何度も読むことで、その本自体の内容など、理解してくるのだと思います。
好きな本とかは、僕も何回も読んだりしますが、飽きてきたごろ、本の内容を思い出してみると、細かいところまで覚えていたりします。
自然的に覚えているのか何なのかはわかりませんが^^
でも、つまらない本を何度も読むのは、なんか損した気分になっちゃいます。。。
どのような観点で損得を考えるかによって違うと思います。
勉強の習熟度で考えるなら、一冊の参考書を3度4度読むのと、3・4冊の参考書をそれぞれ1回読むのであれば、一冊の参考書を繰り返し読んだほうが、より習熟度が上がってよいです。
文学作品をより深く味わいたいなら、繰り返し読むほうが良いでしょう。
一方、最新の情報を得ることが目的ならば、同じ本を繰り返し読んでいるうちに情報が古くなるので、損です。
私が思っているのは、こんな感じですね。
たとえば、乾くるみ「イニシエーション・ラブ」のように、
ミステリー小説で、最後の数行でそれまでの世界が一転するという趣向のものがあります。
そうした小説は、二度読みするに値すると思いますね。
一度目と二度目で、ちがった小説を読んでいるかのような感覚が味わえるからです。
そういう意味で、得といえますね。
また、そこまで特殊な例でなくても、
肌にあった文章といいますか、何度読んでも、いいなぁ、と思ってしまう作品についても、
それを二度以上読むことはやはり得だと思います。
あと、こどものころに読んだ本を大人になって読むなど、
何年もの間隔をあけて同じ本を読んだ場合に、受ける印象がまえとは異なることがあります。
これも、むかしの自分を思い出したりして、非常に有意義なことだと思いますね。
そういうことに意味を見いだせる人には、得といえると思います。
最後に、あたりまえかもしれませんが、
一度読んで面白くなかった本を二度読むことは、損だと思います。
私は、いいことだと思います。
何年も前に読んだ本を、もう一度読み返すことで、新しい発見ができるからです。
また、漫画とかに多いのですが、すっごくちっちゃい字で
登場人物がツッコんでいたりしますよね?(ボケていたり)
そういった、作者のちょっとした遊び心というのか、
ひとひねりした部分というのか、もう一度読まないと、なかなか見つけることは、難しいと思います。
これは、あくまで私の意見なんですが2回以上読むことで前回読んでよく分からなかったところが分かってくると思います。
だから、2回以上読むことは良いことだと思います。