ども。
経済産業省や文部科学省などが要求している来年度(=2012年度)の原子力関連予算の総額は、除染費や原子力防災関連費など事故関連の費用は5019億円+事故以外の通常の一般会計やエネルギー対策特別会計(エネ特会)の合計は4374億円で計9393億円になるそうです。
http://www.asahi.com/politics/update/1101/TKY201111010162.html
これまでの一般的な原子力関連予算である約4374億円を東京都での補助金額を基準に分割してみますと、1kWあたり10万円、上限額は100万円となるそうです。
http://www.kankyo-business.jp/subsidy/solar/
ということは、4,374x10,000(万円)/100(万円)=437,400(世帯)
ちなみに、この世帯数はH18年調査分の日本全体の世帯数の1%以下という数字です。あくまで概算なので、実際はこれよりももっと低い数字になると思います。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/020918.html
それぞれの数値が単純に比較できるものではないので、これらの計算自体が無意味と言えなくもありませんが、いずれにせよ、原子力発電所1基の力は相当なものであることがわかります。ちなみに、太陽光発電で原子力発電を賄うにはどの程度必要かについては、色々なサイトで計算がなされているようです。以下はその一例ですが。
http://taiyoseikatsu.com/faq/faq077.html
お粗末様でした。
原子力より石炭でしょうね。
格安ですから。
(CO2温暖化詐欺だけ何とかクリアできれば課題はなくなる)
太陽光発電は24h一定出力な発電装置の代替えにはなり得ません。
(蓄電とかの未来物語は別にして)
ベースを石炭で賄いつつ、石油とガスで変動分を吸収しつつ、ピークカットに太陽光
こういうバランスで考えるべきと思います。
ちなみに、私は一般家庭が施工費ばかりかかる狭い屋根を使って数kWの発電をすることが効率的だと思いません。
むしろ補助金を目当てにした「太陽光利権」にしか見えません。(儲かるのは業者だけ)
「家庭用のコンセントに差し込んでパネル数枚を繋げるだけで数百Wの発電」という機器が日本以外では普及し始めているので、それを積極的に導入する施策を講じたほうがいいと思います。
庭先とかベランダとか、太陽の当たる余ったスペースにパネルを工事なしに置けて、各家庭の冷蔵庫などの待機電力分くらいを賄う、というものです。
売電もないかわりに電力会社との面倒な契約もなし
「500W 発電システム 68,000円」くらいの価格帯で量販店で買えて、持って帰って庭先にパネル広げてコンセントに挿すだけで即発電開始?
こんなことが技術的には可能な段階に達しています。
出来るのにやらないのは「太陽光利権」のためです。
http://d.hatena.ne.jp/wakwak_koba/20120704