ご使用のOSやバックアップ対象が不明なので、とりあえず下記の仮定を置いて回答させて頂きます。
1) OSはWindows系
2) 社内LANを構築している
3) バックアップ対象は社員の作成したデータ(ブラウザのブックマークやメーラのアドレス帳・メールデータは対象外)
・お勧めのバックアップの方法
NAS(LAN接続のHDD)+バックアップソフトを使用する。(詳しくは後述します)
・その理由
バックアップ先の管理が比較的容易、かつ、社員への負担が少ない。
・大体の金額・運用費
NAS:会社の規模から考えて、1万円?10万円程度のもので充分だと思われます。ただし、HDDは「数年で必ず壊れるもの」と考え、3?5年程度で更新する事をお勧めします。
バックアップソフト:フリーで高機能のものがありますので、0円。
運用費:電気代(会社で契約されている電力会社の単価に応じて計算して下さい。おそらく、1万円前後になるかと思います)。
★初期導入
まずNASですが、以下の2点を満たすものを選ぶのがベストです。
1) HDD内のデータが暗号化可能(盗難時の保険として)。
2) RAID5又は同等程度の冗長性を持たせられること(HDDの故障に備えて).
例えば http://www.tekwind.co.jp/faq/entry_38.php 等が参考になるかと思います。
バックアップソフトですが、例えば「Disk Mirroring Tool」といったフリーソフトがありますので、そちらをダウンロードし全PCにインストール・設定する必要があります。
使い方を書いていると長くなりますので、参考URLをあげておきます。
http://www.vector.co.jp/vpack/browse/pickup/pw4/pw004633.html
★運用方法
NAS自体は特に保守を行わなくても大丈夫だと思います。
私の経験上、年に1回程度内部の掃除(冷却ファンが吸い込むホコリを取るなど)しておけば、それでOKです。
肝心のバックアップですが、これは社員の方に2つだけルールを守ってもらう事にします。
1) 作成したデータは、必ず指定したディレクトリ(D:\Data等)に保存する事(サブディレクトリを作って整頓するのはOK)。
2) 退社前にバックアップソフトを起動し、ノートPCからNASにデータをコピーする。
2)ですが、Disk Mirroring Toolでは「バックアップを行い、その後PCをシャットダウンする」という機能がありますので、これを使うのがお勧めです。
これなら、バックアップが業務の妨げにならないので、社員の方の負担が減るかと思います。
★その他
・NASのHDD容量はある程度余裕を持ったものを購入する事をお勧めします。
・HDDの残り容量が不足してきたら、いい機会だと思ってNAS自体を買い換えたほうがいいです。
(NAS自体の寿命やHDDを追加するコストを考えると、購入から数年経過したNASをHDD増設してまで使い続けるメリットはあまりありません。)
・例えば社員数が大幅に増えて市販のNASで容量が不足してきたら、NASをファイルサーバに置き換えるのも一つの手です。
私もNACを使ったバックアップが妥当ではないかと存じます。
IOデータの商品ですが事例などが紹介されておりますのでサイトのURLをご紹介いたします。
https://service.iodata.jp/solution/nas/solution/solution1.html
こちらからカタログの参照ができますしお問い合わせも可能でございます。
有償にはなってしまいますがサポートのサービスもやっておるので会社としての導入であればそういったサービスをお使いになられる方が安心ではないかと存じます。
セキュリティという意味ではネットワーク構成をどう構築されておられるかに依存いたしますので一概には言えませんがネットワークによるバックアップだけが危険に晒されるということではありません。
大手のNASであればバックアップソフトも添付されてございます。
私の所感ですがフリーソフトとして配布されておるソフトウェアよりもメジャーなきちんとしたベンダーのソフトウェアをお使いになる方が宜しかろうと存じます。
補足ですが、
前提条件として、
1) OSはWindows系
2) 社内LANを構築している
3) バックアップ対象は社員の作成したデータ(ブラウザのブックマークやメーラのアドレス帳・メールデータは対象外)
4) クラウド、社内サーバーの両方を検討したい。
5) フォルダをAさんとBさんは開くことができるが、Cさんは開くことができない等の鍵をというかセキュリティをかけたい。
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oil999 ●400ポイント ベストアンサー |
容量が大きく障害に強いNASを用意し、各自のPCにバックアップソフトを導入するのが良いでしょう。
NASとしては、ビジネス向けに販売されている下記の機種をお勧めします。
BUFFALO テラステーション ネットワーク対応HDD(NAS) 4TB TS-WX4.0TL/R1
バックアップソフトとしてはフリーのBunBackup(http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/index.htm)を自動バックアップ(http://homepage3.nifty.com/nagatsuki/bunbackup/introduction/page31.htm)にしておけばいいでしょう。バックアップ対象フォルダ/ファイルを指定できるので、必要なもののみバックアップしておきましょう。
自動バックアップが行われていない時間帯であれば、NASへの負荷が少ないのでファイルサーバとしても利用できます。
ソースネクストのBackblaze(http://www.sourcenext.com/product/pc/sys/pc_sys_000789/)をおすすめします。
パソコンのデータを容量無制限でバックアップできるクラウドバックアップサービスです。バックアップする対象フォルダやファイルは手動で設定しなくても、Backblazeのインストールが完了すると、パソコンと外付けハードディスクのファイルを自動的に検出してバックアップを開始するため、初心者でも面倒な設定なしに利用できます。
クラウドでバックアップを取る場合、Dropboxという選択肢はいかがでしょうか?
http://bizmash.jp/articles/996.html
ビジネス利用のコースもあるようです。
私は個人ユースでDropboxを利用していますが、Dropboxのフォルダ内のファイルは、通常のドライブのように使えます。インターネットにつながっている間は、常に保存ファイルは同期されます。
フォルダごとに、共有/非共有が指定でき、共有する場合は、誰と共有するかを指定しますので、Aさん、Bさんは参照可能で、Cさんは参照不可ということができます。
また、ファイル毎に前のバージョンを呼び戻すこともできますので、簡易的なバージョン管理ツールとしても利用できます。
インターネットにつながっている間は、常にファイルは最新化(同期)されますので(一時的に同期を停止することもできます)、バックアップ忘れということがないです。
個人で利用しているのですが、PCの突然のクラッシュでもデータをDropboxに退避させていたため、難を逃れました。