私は大学時代にバスケ部でした。
弱小チームで、私が在籍していた3年間、一度も勝ったことがありません。
私は身長はそれほど高くありませんが、ジャンプ力はある方なのでゴールには手が届きます。それでもスタメンで試合に出たことは一度もありません。
弱小チームながら、スタメンは高校時代からバスケをやっている連中です。試合の駆け引きで彼らに適うべくも無く、仕方が無かったと思います。
でも、当時も今も、それで悔やんだことはありません。
みんなで行く残念会(1回戦で負けるので祝勝会は一度も無い)は楽しかったし、胃の中身を戻しそうになるほどのハードな合宿は、いまでは仕事から撤退しないという粘り強さを授けてくれました。
野球やサッカーを筆頭に、試合に出ることのなかった運動部員というのは世の中に掃いて捨てるほどいるでしょう。全国の運動部員の練習にかける人月を計算したら、天文学的な数字になるんじゃないでしょうか。
私と同じように練習に明け暮れた人たちが今の日本を支えていると思うと、バスケ部に入ってよかったと思います。
中学校のころは陸上部の無い学校だったのですが、冬季は運動部のほとんどの部員が季節限定の駅伝部を構成して長距離の練習をしていました。今でこそ、長距離走は好きですが、当時はただ長い距離を走るだけという競技に意味を見いだせず、そして早くもなく練習はしていましたが試合で走ることはなかったです(個人のロードレース以外)。急造チームなので、速い友人はいましたが、強いチームではなかったです。
ココロを痛めはしませんでしたが、今思えばもっとまじめにやっておけばよかった、早く長距離の魅力に気づけばよかった、と後悔をすることはあります。
また、少し話は変わりますが、部活動を離れてスポーツをするというのは大学生、社会人を通して非常に良いものだと思いました。真剣勝負をしなければ楽しくない、スポーツでないという意見の方も当然いらっしゃいますが、楽しくワイワイ好きなスポーツで体を動かすというのも良いものだな、と部活をやっている間は思えなかったようなお気楽さを感じます。
確かに過去の傷がヒリヒリと痛むことは当然ありますが、行動の幅を広げたり、立ち位置を変えてみただけで、違った世界が見えるかもしれませんよ。
>ずばり、弱小少人数チームもしくは少人数チームで一度も試合に出られなかった方はいらっしゃいますか?
部活の指導教官に嫌われていたので、公式の試合では1回も出られませんでした。
公式の試合でも、負けることが確定した場合は、控え選手の一部の人を出すことが多かったのですが
それでも1度もありません。
原因がはっきりしてるので、現状どうとかいうことはありません。
練習試合の一年生の試合でも一年生なのに出してもらえなかったことがあります。
監督は背が高い方が有利だと思っていたりしますが、背が低い人はフリースロー等でスクリーンアウトを背の高い人に比べてされにくいので、そこの点は有利です。
ドリブルの基本は低く早く遠くに行くことが大切なので、監督は背が高い事だけが有利だと思っていたりしたのではないのでしょうか。
大人になって、振り返ってみると、
スポーツにおいては、毎日地道な努力を継続すること、
それができたことが、後々(他分野でも)役に立ってくるように思います。