代理権のほうが大事です。
いってみれば、お金があっても親の居ない子供がどうやって暮らしていけるかということです。
インフルで高熱を出し脱水で意識をうしなったとき、だれが家の電話で救急車を呼んでくれ、
だれが入院と治療に同意してくれるのか。普段の様子(アレルギーの有無)の伝達も重要です。
入院費用はだれが銀行からおろして運んでくれるのか。
法的に他人としかいいようのない人に銀行カードと暗証番号をわたせませんよね。
マイナンバーだって免許だって投資だって… なんでも一人でできる人ばかりじゃありません。
個人情報が重要になればなるほど、それを託せる、信頼できる人を決めておくことが重要になりますよね。
とくに同性愛者の場合は偏見により
若くても血縁(親兄弟の縁)が切れた生活をしていることが多いです
(親兄弟であっても結婚式にも呼ばれず紹介されない、
家族の中に最初からいないものとして扱われる…などひどい話は昔からよくききます)。
また、それとは別にだれでも年をとればまわりの人々とどんどん死別することになり
老々介護もうけられなければ孤独死となるおそれもあります。
それに似た孤独が性的嗜好を端的に表明しただけで
若いうちから強制されるとおもえば
余計に「結婚」したいとしても納得できるのでは。
あと、税法も相続税だけではないですよね。扶養控除は所得税です。
相続税100%説はわたしもきいたことがありますがそれとこれとは全く別です。
気持ちの問題、公に認められたいという気持ちを見落としているかと思います。
サンデルの「これからの正義の話をしよう」で少し同性婚の話をしています。まとめるほど理解してないので適当に話しますが、結婚の目的は少なくとも生殖にはない。パートナー間の永続的な愛情関係にある。
それは美徳であり、公的に認めるに足る。だから結婚の制度があり、公的に認められるとともに周囲から祝福される。私もそう思います。結婚おめでとうとかついにゴールインしたねとか表現されるのは、二人の関係を美徳であり称賛に値すると皆が認めるからでしょう。
愛情関係という公的に認めるに足る美徳があるのは異性のカップルだけであって同性のカップルにはない、異性のカップルの愛情関係は美徳であって公的に認めるに足るが同性のカップルの愛情関係は美徳ではない(もしくは異常である)ので公的に認める必要はないしそれどころか認めてはいけない、と考えるのはちょっと違うかなと思います。
それが結婚の中心的な目的で、財産とか代理権とかは付随してくるものでしょう。
(一般的には)二人が一心同体で暮らしてきて、その暮らしを支えてきたものが愛情関係という公的に認めるに足る美徳だった(と考えられる)からこそ、財産権や代理権等他の人間に認めていない権利を認めていると考えるべきかと思います。
だから後妻業なんかは法的に問題がないけど糾弾されるじゃないですか。
もし財産権や代理権が結婚の主な目的やメリットであるなら、異性同士のカップルでも相続法だけあれば十分で結婚制度など必要ないでしょう。また結婚して「これで財産相続が有利になって良かったね」などとは言わないのは、財産権が結婚の主な目的ではないからでしょう。
私はサンデルの考え方が好きです。サンデルの話は数ページなので読んでみてもいいと思います。
http://q.hatena.ne.jp/1448788419#a1253228(No.6 20151130 16:29:36)
同棲愛 ? 古代からの嗜好なので、法的に排除できない ?
https://twitter.com/awalibrary/status/671260979368456193
折口 信夫 民俗学 18870211 大阪 東京 19530903 66 /号=釈 迢空
http://d.hatena.ne.jp/adlib/19530903
折口一門 ? 釈 迢空と九人の侍たち ?
>見落としていることがあれば、教えて下さい<
…… 人の平均寿命80歳のうち、0?20歳、60?80歳の期間は、
それぞれ養育・介護にあてられ、自給自立するのは20?60*歳です。
かくて三世代を経過することを前提に、社会制度が整備されています。
|
もちろん、結婚しない人、出産したくない人、養育したくない人にも
権利が認めれられています。いかなる思想・信条にかかわらず……。
http://q.hatena.ne.jp/1201319095#a797766(No.7 20080126 21:50:34)
神の見えざる手 ? 母猫と母犬の不可解な仕草 ?
(1)2015/12/01 23:07:07のコメントに対して
私は、国などが、結婚制度を維持していますが、
それを止めた方がいいと考えてみました。
質問とも、回答ともずいぶんと趣旨が違ってきているので、ここで回答しますが、
実際そのような世の中にはなってきています。
結婚を選ばない自由は確実に世の中に浸透してきています(未婚というより非婚という言葉がでてきたように)。
つまり結婚という制度を不自由と見なし、結婚しない人は昔からいました。
「結婚は人生の墓場」などともいわれました。
でも、人類は「結婚の自由」をも捨てることはありませんでした。
なぜかというと、自分の遺伝子(gene)や情報子(meme)のコピーを次代へうけつぐのには、
最も都合のよい制度だからです。
今では結婚は「自分の遺伝子を持つ子供を優秀に育ててくれ」という単純な契約から
だいぶ意味合いがかわってきました。
そして、マイナス面が強調された結果、
少子化危機突破タスクフォースはもっと危機感を持ってほしい
ここで減給されたように、震災よりも戦争よりもひどいダメージを日本社会に与えています。
このまま数世代したら死に絶えます。
子供をもちたい人への結婚の自由は生命線なのでとりあげてはいけません。