子育て経験もなし、看護師でもなしの、
ただのお節介者の意見に過ぎませんが、
ちょっと書かせてください。
まず新生児医療の現場の姿。
これを詳しく知るところから始めましょうよ。
新生児医療の対象は、ほとんどの場合、一般外来ではありません。
一般病院にあっては院内出生児、
NICUにあっては院外出生児も含めた救急搬送患者に対する
「救命救急医療」が主な任務です。
救命救急医療は24時間体制のハードな現場であると共に、
専門分野などお構いなしに突きつけられる困難な課題を
無理矢理にでも乗り越えて失われかけた命を支えていく、
例え方が不適切かもしれませんが、まるで野戦病院みたいな所です。
だからこそ素晴らしい仕事なわけですし、
だからこそその道を目指したいんだろうと思います。
お気持ちはものすごくよくわかります。
ただ、実状として、これからお子さんを育て上げねばならないお立場で、
こうした重大な任務を担う救命救急医療の現場に耐えられるのかどうか。
新卒の看護師が即応できるような現場じゃありません。
看護師となってからさらに向上を目指し、
そしてたどり着けるのが新生児医療というお仕事です。
看護学校への進学で迷っている現段階では、
はたして資格を得た後に希望する道に進めるかどうかも
定かではないというのが実状でしょう。
今のお気持ちが漠然とした憧れなのか、
確固とした目標を見据えた人生設計なのか、
そこを明確にしてください。
確固とした目標を見据えた人生設計なのであれば、
あらゆる困難を乗り越えて、迷うことなく進んでください。
そこには既に今後予想される様々な壁を乗り越えるビジョンがあるはずです。
心の中でそうしたシミュレーションが終わっているなら、
何も恐れることはありません。
なお、ご紹介したページは、低出生体重児を持つ親たちの
情報交換や交流などを行っている会のものです。
こういうやり方で社会的に新生児医療を支えていく道もあります。
ご参考まで。