日本は島国である故、突然隣から攻められるという可能性は少ない。(米国の基地から攻められることを除いて。)したがって、陸に国境線もないし、今なお安全神話を信じている人がいるし、と安全保障に関しては他国に比べ、極めて無防備な国と考える。
しかし、本当にこのままでいいのだろうか?
テポドン、核兵器など、必ずしも海から陸にあがってこない兵器もある。そして、米国の軍事基地にはたくさんの兵器がある。必ずしも日米が永久にいい関係でいる保障がない以上、この軍事基地だって敵地となる可能性も秘めている。
このような状況を考えた時、確かに憲法の9条を改正する、しない、自衛隊を軍隊と認める、認めない、という議論も必要だとは思うが、それよりももっと実質的な議論が必要なのではないだろうか。
島国ということは、攻められたら逃げ場がないことを意味する。つまり、勝てばいいが、負けたら全国民が一斉に死ぬのと同様なのである。
したがって、もっと真剣に安全保障を考えなければならないと考える。米国のいいなり、米国の軍事基地に頼りっきり、というのは、日米間がうまくいっている時だけ、もっといえば日本が米国のいいなりに動いている間だけだと思う。
日本は敗戦国であるが、それ故に平和主義を貫くべきではないだろうか。矛盾するように聞こえるかもしれないが、米国に対等に意見を言い、平和主義を貫くべきである。そのためにはやはり自国の安全保障は自国で守れなければならないと思う。
島国、単一民族故の安全神話は崩壊している。飛行機が飛んでなくても空から爆弾がいつ落ちてくるかわからない。島国故に事が起きたら逃げ場はないし、大パニックに陥る。
そうなる前に国民1人1人が平和、安全についてもっと考えるべきであると考える。