http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101133158/250-1153994-...
Amazon.co.jp: 男子の本懐: 本: 城山 三郎
(違ってたらごめんなさい・・・)
城山三郎の原作小説「男子の本懐」(新潮文庫)p28に(浜口の人となりを紹介するくだりとして)浜口自身が書いた「随想録」からの引用として次のようなくだりがあります・・・・
「余の無精--物臭太郎--なる性癖が之をして然らしめた」
・・・もしかして(くもくさい、とは)「ものぐさい」というふうには言っていませんでしょうか・・・・? どうぞご確認ください。
いや!! 同じ新潮文庫版のp62にこんなくだりがありました。
「しゃこどり」といって猟のまねをする土佐独特のあそびがいちばん好きであったが、女郎蜘蛛の噛み合わせや、蟹取り、魚釣り。
いや! ありましたです!!
三度目の正直!
p66
当時、高知中学に教え子全員の人物評をした漢学教師がいたが、その教師による浜口評は「雲くさい」という一語であった。
「雲くさい」--奇妙な言い方だが、浜口にぴったりだと生徒たちは、うなづきあった。
・・・とくに説明はありませんが、漢籍を教える先生の表現ですから詩的なものでしょう。すなわち大空に悠々と浮かぶ雲のような・・・とかそんな超然とした印象ではないかと前後の若き日の彼の人物像から想像できます。
「雲」でした。