以前アメリカで「牛乳を飲むとガンになる」という論文が発表されたそうですね。
新聞記事ではないですが、下のURLにそれに対する説明が書かれています。
http://www.ani-com.com/company/komori/thesis22.html
抜粋:ニューイングランド、ミネソタ、ウィスコンシンの各州やスイスといった、牛乳をたくさん生産かつ消費しているところで癌が頻繁に現れているのに対し、牛乳の少ないセイロン等においては、稀にしか発見されていないというのです。
さらに、その補足事例として報告されていたのは、米国南部の諸州のように牛乳消費量の少ないところでは、癌はそれほど多くないということ、そして、牛乳を多く飲む英国人はめったに飲まない日本人より、18倍も多く癌に掛かっていたという事実でした。
それに対し、
今考えるとちょっとおかしいぞ!と気付かれるこのような事例でも、当時は大騒ぎになったのです。
では、真相究明といきましょう。そもそも、癌というものは中年以降になると断然掛かりやすい病気です。そして、始めに挙げたスイスやアメリカ諸州の人たちは、いずれも比較的寿命が長い地域でした。
また、調査当時における英国人の年齢は、日本人よりも平均12歳も高かった・・・。もうお分かりになりましたか? つまり、「牛乳-癌」という関係の背後には第3の要素である“年齢”が存在していたのです。牛乳摂取料の多い地域に、偶然、高年齢者が多かったため、癌罹患率も高くなっていた、ということだったのです。
また、調査当時における英国人の年齢は、日本人よりも平均12歳も高かった・・・。もうお分かりになりましたか? つまり、「牛乳-癌」という関係の背後には第3の要素である“年齢”が存在していたのです。牛乳摂取料の多い地域に、偶然、高年齢者が多かったため、癌罹患率も高くなっていた、ということだったのです。
との説明があります。なるほど、ただの統計だけでなくいろいろな相関関係を調べないとそれが本当なのかはわからないということですね。
この記事だけでは牛乳が体に良いか悪いかはわかりませんが、簡単に統計を信じるのは危険だということはわかります。