人間、心底好きなことなら、多少の無理は利くものです。
究極的には、人間は24時間営業可能な機械化人間に憧れるんだけど、
生物である人間は、そんなことをすれば間違いなく死にまっしぐらです。
端から見れば、医歯薬学系というのは、華やかな世界に見えますけど、
相手は人間ですから、人間なら、我が儘な人間が多いものです。
今の時代、お客様は神様だから、お客様のご意向の沿わないと
人気が無くなって商売あがったりです。
なので、自分が一番好きな職業、それにつながる専攻を選ぶべきではないでしょうか?周囲は、それに対して助言はしてあげても良いですが、これをやりなさい、等と強制するべきではありません。
のちのち、孫の代まで恨まれますよ。
この場合、お孫さんが出来ても遊ばせてもらえない可能性がある、ということです。
親御さんの意見は、所詮参考意見に過ぎないのです。
まぁ、おそらく金づるでしょうから、ある程度は従わざるをえないでしょうが、訳も分からず上京したい、とか言ってる訳じゃないんでしょう?だったら、良いじゃないですか。
やっぱり、本人の希望を第一に考えてあげるべきです。
複数の意見を身につけた方が良いから、可能なら、中日+日経
(読売は最近、また右よりの記事が多くなってきた。)という方が
ベターな気がする。
どうせ、図書館に行けば無料で両方読める。
その上で、その日気に入った方を買えばいい。
欧米では、新聞は基本的に地方紙なんです。
日本(東洋?)だけ、全国紙が幅を利かせている。
全国紙も読んだ方が受験に有利なのは理解できますが、だからと言って
安直に長いものに巻かれてしまうのはどうか、と。
就職先がある、ということでしょうか?
確かに、医学部系には資格という武器が得られる場合が多いです。
しかし、本人の意欲がないのに、資格だけあっても、宝の持ち腐れです。
最終的に○生堂のような大手企業への就職を目指すんなら、そういうこともあるでしょうが、大手企業に就職することだけが人生じゃないでしょう。
僕はやっぱり、本人のヤル気で進路を選んであげるのが一番だと思います。
理学部か医学部かという議論からは離れますが、お許しください。
お父さんに説得されて、娘さんが完全には納得できないまま医学部に進んだとします。そこで娘さんが幸せになれたとすれば問題はないです。しかし、医学部になじめないとか、楽しくないとか、そういう何かうまくいかないことがあれば、脅すわけではありませんが、お父さんは一生恨まれる可能性があります。
特に、もう方向転換がきかないような時期にきてから、娘さんが「進路を誤ったかも」と感じるようなことがあれば、お父さんが娘さんの人生を台無しにしたも同然です。何かことある度に、「あのときお父さんの言う事を聞かずに、理学部に進んでいれば、こんなことにはならなかった」とか、ずーっと言われますよ。
私自身が、父に対して、口には出しませんが、一生恨んでますから(笑)。
karatedou1さんのお宅のケースでは、そういうリスクを考慮に入れる必要は全然ないのでしょうか?
仮に娘さんが希望通り理学部に進まれた場合、どんなことが起ころうとも、それは娘さん自身が下した結論によるところですから、少なくともお父さんが恨まれることはありません。娘さんが「やっぱりお父さんの言う事を聞いて、医学部に行っておけばよかった」ということは、多分ないでしょう。
娘さんの人生を生きられるのは、そしてその人生に責任をとることができるのも、基本的には娘さんだけだということです。
高校生も大学生も、まだまだ世間知らずなのは分かっています。でも、せっかく自分が行きたい、勉強したいと思うものをお嬢さんは見つけられたのだから、それを尊重してあげてほしいと思うのです。
私の友人は、建築の勉強がしたかったそうなんですが、ご両親の意向で歯科大に入学しました。彼女にとって合格通知をもらうのは簡単だったようですが、今は単位が厳しい状況です。
それは、自分にとってその勉強が必要だと思えないからだと思います。
もちろん完璧な判断が学生のうちにできるとは思えません。就職についても視野に入れて学部を選ぶよう、アドバイスすることは重要だと思います。ただ、もう18歳なのだから、就職率についてもお嬢さんはご自分で調べられるのではないですか?
大学院に進むのがむしろ常識でしょう。その後どこかの研究室に配属になって、教授の紹介で就職先が決まるパターンが多いと聞いています。また、在学中の研究で有名な賞を取ったりすると、企業の研究所から引く手数多というパターンもあるようです(私の友人の場合)。
あと、医学部に進むには、(地方の弱小医学部でも)東京大や京都大に進学できる程度の学力が必要です。入学した後も相当厳しい教育を受けることになります(私のいた大学(京都大)では、医学生たちは電話帳くらいある分子生物学のテキストを軽く消化したりしていたようです)。それだけの覚悟、ありますか?
現在は薬学部の方が就職に有利だと、就職担当をしている知人は言っています。しかし質問を見るかぎりでは、本人の希望とは違うようですね。選択肢を沢山用意してやるのも親心ですが、子供自身の希望やどこまでがんばれるのかなど(すぐ結婚して家庭に入ったり、途中で進路変更したりなど)ありますので、まず親子間の進路に対する温度差をなくすのが先だと思いますよ。えらそうにすいません。
2親等以内(姻族含む)に3人、3親等以内だと
6人の医者の親戚をもっていますが、
技師さんからはいい職業に見えるかもしれませんが、
身近にいると
「悪いけど、自分は成績としては医学科にいけたけれど化学科4卒でよかった」と思います。
基礎研究よりは臨床系の医者になるほうが儲かるは儲かるのですが
地域にインフルエンザが流行りだしたら絶対真っ先に自分が罹ります。
危ない病気をもった患者が続々とやってきますから
予防注射も仕事のうち、進んで受けます。
ちょっと体調わるくても患者が待っていれば休めないから
「自分が薬飲むだけで済めばいい」とばかりに
強い薬もビタミン剤もどんどん飲みます。
レジデント期間も長いし、若いうちはなかなか投資が回収できないまま
肉体労働ばかりです。(アルバイトで夜勤をいくつもやらないと最初は生活できないし、そうすると確定申告も忙しい中から自分で申請しないといけないし)
その上、サービス業でもあって言葉に気をつけないと、
応対に失敗するとすぐ医療過誤訴訟の矢面にたたされ、
ネットでたたかれ、残酷な人だ患者の気持ちがわかってないと何十年も連呼されます。
鬱病にかかる医者も増えています
(医者の不養生で、表にはでにくいですが)
ちょっとでも体力とか精神力に不安があれば、
医者なんかならないほうがいいんじゃないでしょうか。
いままで20年弱も一緒にすごした
親御さんとして、最高に智恵を絞っても
いい案が「理系なら医者」程度なんでしょうか?
今からでも本で得られる知識があるなら、
1-2冊くらいでも読みましょうよ。
「つぶしが利く」「ステータスがある」「世間がそういっている」「偏差値が高いほうが希少価値」は、もはや幻想です。
入れたはいいけれど卒業するまで4年間も興味がつづかないような学科に進んでも意味がないんです。
大学は手取り足取り就職まで歩ませてくれるところではないです。
自分で調べて自分でトライする力をつけるところであって、
その原動力は「みんながそうするから」ではなく「自分がそうしたいから」です。
適性がないのに進んでしまって
どう取り繕っても「できない」「わからない」「やる気がない」のに
今までの選択にしがみついて、結局人生を無駄にしたら、
だれも責任とれないですよ。
>同じ6年かかるならば医学部のほうが、所得も国家資格も取れるので良いのではと親としては考えてしまいます。貴殿は医学部に行くことは考えられなかったのでしようか。
高校に入ってしばらくは医学部に行こうと思っていましたが、大変そうという理由でやめました。(苦笑)
実際は今もそれほど楽ではないですが、元々化学が好きだったので、特につらくもないです。
>所得も国家資格も取れるので良いのではと親としては考えてしまいます
医師の方が所得は良いかもしれませんが、高給であることが良いことであるかどうかは分かりません。
少なくとも現段階では、私は給料が良いという理由で医師になりたいとは思いません(思ってもなれませんが)。
他の人がどう思っているのか知りませんが、好きな仕事であれば、生活に困らない程度の給料があれば特に不満はないのではないでしょうか?
それから、国家資格についてですが、ただ取ればよいのなら、化学系でも取ることは可能です。(必然的にとれる訳ではありませんが、それほど難しくない試験で取ることが可能です。)
ただ、実際問題として、国家資格を「持っていること」にどの程度の意味があるかが分かりません。
資格はたいていの場合、目的のために必要だから取るものであって、手段であって目的ではないはずです。
おそらく質問者様は、あくまでも娘さんの幸せを願っているのだと思います。
その上で、現段階での娘さんの判断が適切かどうかを判断する材料としてこちらで質問なさっているのだと思います。
高校生の段階での「自分のやりたい職業」に就くことが、幸せかどうかは分かりません。その後の嗜好の変化はいくらでも起こりえます。
しかし、質問者様の判断が正しいという根拠もありません。
もし、質問者様の判断が正しくなかったとしたら(正誤の判断などしようもありませんが)、お子さんはとても後悔するでしょう。
自分の判断が間違っていたなら諦めもつきますが、親に決められた判断が間違っていたら恨めしく思うことでしょう。
医師を勧めるというのなら、医師という職業のすばらしさを伝えて本人の意志を変えるように努めるべきで、医学部に行けと(言い方は悪いですが)命令するべきではないと思います。
その上で、本人の判断に任せるというのがよいのではないでしょうか?
ちなみに、資生堂ですが、女子学生に非常に人気が高いのは事実ですが、大手の国立大学であれば十分に可能性はあると思います(知り合いはいないのでわかりませんが)。また、就職を有利に進めたいと思えば、大学院から学校を変えることは可能です(ややハードルは高いですし、そういう理由で変えるのはお勧めしませんが)。
また、娘さんがどういう開発をしたいと思っているのかわかりませんが、資生堂に就職するためには化学科で無ければいけないというものでもないでしょう。医学部・薬学部などからの採用という可能性も一応調べてみてもいいかもしれません。
それから、「資生堂の開発」も手段であり目的ではない気がします。もっと掘り下げて何のために開発がしたいと思っているのかを良く考えて見るのもよいかもしれません(ちなみに私は何も考えずに決めました)。
こう言っては何ですが、今の希望の就職先が6年後も同じである保証は全くありません(存在していない可能性だってあります)。
むしろ変わる可能性の方が高いでしょうから、職種はともかく、具体的な企業についてはまだ考えなくても良いと思います。
医学部では理学部化学科では学ばない事も多いですよね。その逆はもっと多いです。実験器具をガラス細工で作ったりするのに習熟していなくても、医学知識と医師免許は資生堂の開発部でも重宝するものだと思います。
資生堂の今後の戦略の柱はアンチエイジングと健康維持促進です。どちらも医学知識が非常に大きなキーワードとなる分野です。
少し話しは変わりますが、私のいとこは遺伝子関係の分野を目指し、京都大学農学部に行きました。結局、得るものが無く、九州大学医学部に行きました。今、医学部で遺伝子関連研究を楽しんでいます。
これを似た様な感じのことが娘さんの進路でも考えられるでしょう。
今、学力的に無理なく医学部へ行けるのなら、医学部へ行くという選択が最良です。
そしてそれは、親の思いと本人の思いを両方満足させることができます。
名古屋大学、理学部、化学科の友人達は、学部3年で就職活動をしている人は少数です。ただし、男女比を見ると学部卒で就職する人のほとんどは女性です。女の子なら、理学部だから院にいくのが当然というわけではありません。知り合いは全員院に進んでいるので、学部の就職状況には詳しくないですが、悪くはないと思います。
また、近年ここは21世紀COEプログラムの活動拠点に認定されており、研究活動がとても盛んです。研究者育成にも力を入れてきていること、有機、物性系が非常に強いので、この分野で研究職をやっていきたいとお考えなら、ここの院はかなりおススメになるのではないでしょうか?
また、資生堂は知りませんが、花王の推薦もらったという友人は居ます。
理系大学は男性が多く親も薦める人が多いこと、
それから就職活動が大学院を出ていないと工場中心になるみたいです。
研究職を希望する人は楽ですし、大手企業に行けるため進学するようです。
資生堂は女性の活用(育児との両立など)に熱心なので、女子学生としては憧れだと思います。
みんなの就活など参考にできるかも知れません。
http://www.nikki.ne.jp/bbs/4911/
資生堂だとライバルは東大、京大…の院卒になってくるので、現実的なラインとしては、化粧品でも名古屋の地元企業メナードあたりかとは思いますが。
いずれにしても、国立上位校の理工系なら、普通に成績を取っていれば就職に困ることはないと思いますよ。化粧品なら、有名メーカーでなくても良い会社はたくさんあります。
医師に…というのは、本人に熱意がないと厳しいでしょう。血や内臓や汚物が平気かどうか、というだけでも高校生の女の子にとっては結構ハードル高いですし、6年間の学生生活の後、研修医としてのハードな生活を終えると20代後半です。結婚や出産との両立も難しいし、そこを乗り越えるには相応の覚悟が必要だと思います。
非常にわかりやすい回答をいただきき、感謝しています。自分(父親)が病院勤務で臨床検査技師をしているので、子供には医師になってほしいと希望しています。しかし子供は資生堂の化粧品の開発部に就職したいので理学部・化学科に行きたいと言っています。修士課程を出ると6年かかります。同じ6年かかるならば医学部のほうが、所得も国家資格も取れるので良いのではと親としては考えてしまいます。貴殿は医学部に行くことは考えられなかったのでしようか。
非常にわかりやすい回答をいただきき、感謝しています。自分(父親)が病院勤務で臨床検査技師をしているので、子供には医師になってほしいと希望しています。しかし子供は資生堂の化粧品の開発部に就職したいので理学部・化学科に行きたいと言っています。修士課程を出ると6年かかります。同じ6年かかるならば医学部のほうが、所得も国家資格も取れるので良いのではと親としては考えてしまいます。貴殿は医学部に行くことは考えられなかったのでしようか。
確かに医者になればよっぽどのことがなければ堅実に生きられます。
研究者になりたいのであれば、上の人に頭をたれたりご機嫌取りをする覚悟が必要ですね(研究予算を取るにはいろんなところを駆け回る必要がありますから)。
企業の研究室に入ると、自分の研究したい事とは違う事をやらされて、自由に研究できないことも良くあるとか。
ご意見のとおり、見栄が多少なりとあることは事実です。ただ自分が病院で働いている臨床検査技師で、医師の優遇された処遇等を目のあたりにすると、つい自分の子供も医師したいと考えてしまいます。身勝手な考えとはわっかていても、なかなか自分を納得されきれず悩んでいます。
自分も指導的な立場にありながら、いざ自分の子供となると、収入や就職の有利な事を優先させたくなってしまいます。貴重なご意見誠に有難うございます。