【住民税】
「住民税は1月~12月までの1年間の所得に対する税金を、翌年の6月~翌々年の5月に後払いで納税するシステムです」
というのを本で読みました。
しかし、所得に対する税金と言うのは所得税では?と思うのですが…。所得そのものに税金がかかるわけではなくて、所得の大小で課税額がかわるものと考えていました。
正確なところをお聞きしたいと思います。
【厚生年金~国民年金】
会社を退職して次の会社に転職するまでのことで質問です。
「1日でも無職の期間ができる場合は、いったん国民年金への切り替え手続きをしてください。前職の退職日付と転職先での入社日付に1日でも空きがあると、年金に空白期間ができている可能性があります。」
ということだったのですが、たとえば、金曜日にやめて月曜日から働き始めた場合などはどうなるのでしょうか?
また、やめた次の日から働き始めると言うケースはまれなものだと思うのですが、その場合も必ず国民年金に一度切り替える必要がありますか?
よろしくおねがいします。
住民税の解釈について
そのお考えで正しいと思います。
住民税は所得税と違い、「所得の再分配」よりも「身近な公共サービスの原資を負担しあう」という目的のために設けられています。
負担の割合が所得に応じて決まるだけであって、所得税とは根本的な性質が異なるものです。
年金について
厳密に言えば、金曜日退職で月曜日入社であっても一回国民年金への切り替えは必要です。
ただし、月末をまたがないのであればやらなくても大した問題にはなりません。
厚生年金の加入はその月の最終日に在籍していたかどうかで決まります。
そのため、例えば15日にやめて18日に入社するようなケースでは、国民年金に加入しなくても不都合はありません。
ただし、7月30日に辞めて8月1日に入社するようなケースであれば、一回国民年金に加入しないと7月は未加入になってしまいます。
辞めた翌日から働きはじめるケースであれば、月末であっても国民年金への切り替えは不要です。
例えば7月31日に辞めて8月1日から新しい会社であれば、7月は前の会社で厚生年金、8月は新しい会社で厚生年金に加入していることになります。
なお、「実際に会社に行ったか」ではなく「在籍していたか」が問題ですので、「辞めた翌日から新しい会社」というのは結構普通です。
大抵の転職では月末退職、翌日入社になるのではないでしょうか。
例えば月末に辞めるとして、30日、31日が土日で出社しないとしても退職日は29日ではなく31日になります。