ETFと比べて、手数料の高い商品ですが、プロが運用するため良い商品だと証券会社や
銀行から良く薦められます。また、シニア世代には強引な勧誘もあるようです。
そのため、正直、あやしい金融商品だと思っています。ただ、401kなど国も積極的に支援する話もあるようで、必ずしも間違っていると決めつけているわけではありません。
そこで、
■ランダムに選んだ投資信託10,000商品(統計的に不都合が出ない商品数という意)
VS
■投資信託がメインとしている、国、セクターのETF(ETFがなければ主要銘柄)
を、買った場合、どちらの利回りが高くなりますか?
投資信託の時系列資料があまりなく、検証することが非常に困難です。
憶測ではなく、誰が見ても、分かるような、一次資料のある綺麗な証明を探しています。
私自身は、国内のHPだけですが、簡単に、探しましたが見つかりませんでした。
なお、憶測や綺麗ではないデータなどはコメント欄へお願い致します。
有用だと思うご回答には通常の締め切り同様、はてなポイントを送付させていただきます。
宜しくお願い致します。
この論争は学問的には既に決着がついています。
少し古い書籍ですが、全米公認アナリスト協会長であったチャールズ・エリスの「Winning The Loser’s Game」(敗者のゲーム)に1970年~96年までの27年間でS&P500インデックスに負けた投資信託(ミューチュアル・ファンド)の比率が掲載されています。
(ネットで探したのですがないので前にぼくが作成してグラフを参照しください)
これを見ると、大半のファンドが市場インデックスを上回ることに成功したのは78年、79年、94年のみで、平均すると6割近いファンドがインデックスを越えることができなかったことがわかります。しかも、ファンドのインデックスが市場インデックスを上回るのは、概して相場が下落している局面です。これは、ファンドが解約に備えキャッシュポジションを高めているためで、そのぶんだけ相場の影響を受けにくいという技術的な側面から説明がつきます。
この統計的データを裏付けるロジックは、ノーベル経済学賞を受賞した2人の学者の統計的な研究から知ることができます。
現代ポートフォリオ理論の創始者であるマーコウィッツは、「株価は無意味に変動(ランダムウォーク)しており、未来を正確に予測することは原理的に不可能である」としたうえで、「もっとも効率的なポートフォリオとは市場全体に投資することである」という発見をしたことで1990年にノーベル経済学賞を受賞した。
その後、同じくノーベル経済学賞を受賞していたジェームズ・トービンが、そのロジックの延長線上で、国債とインデックスファンドの組み合わせが、最適なポートフォリオを維持したまま投資リスクを調整する画期的な手法であることを数学的に完璧に証明しました。
はっきり言ってこの2人の学者のロジックは、証券業界では非常に評判の悪い理論です。なぜかと言うと、業界の専門家のアドバイスやファンドマネジャーの恣意性が入る投資信託は、無用の長物であると証明しているようなものだからです。
ただし、投資信託にもファンドマネジャーが運用するアクティブ運用と、一切の恣意性を排除したインデックス(効率的ポートフォリオ)で運用するパッシブ運用があります。アクティブ運用の投資信託の平均的なパフォーマンスを調べると、やはりパッシブ運用に比べて、手数料の分だけ負けているということが、各種の統計調査で明らかになっています。
ですので、金融機関で生計を立てる専門家には、経済理論に則った合理的な投資アドバイスを期待するのは無理です。
それに近い将来、サブプライム問題から端を発した大混乱が証券市場を襲うと僕は確信していますので、簡単にNETで売買の出来るETFを推奨します。楽観した市場の雰囲気はかなり怪しいものがあります。X-dayは必ずきますので、余裕資金で株式投資はしましょうね。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0706/19/news041.html
http://money.quick.co.jp/market/quickFundRanking.exe
表の見方はこちら
http://money.quick.co.jp/market/qfa02.html
同じカテゴリーの物で、長期で比較すると(たとえばトピックスと国内株式一般型)、差はほとんど無いように見えます。セクターを選択して投信を買えば、ベンチマークを上回る事も可能ですが、その場合は、逆に下回ってしまうリスクも有る訳で。
回答いただきありがとうございます。
こういった、漠然とした話は意外とあり、
私も、怪しいとは思うのですが、
ETFや指数と比較した情報が欲しいのですが、
難しいですかねぇ・・・
tsubo1さま
回答いただきありがとうございます。
日本での、投信の歴史が浅いというのもありまが、
海外での投信パフォーマンスの比較でも良いのですが、
10年や50年など長期のものはありますかね?
そう考えますのは、証券会社いわく、投信という商品は
長期で資産を育てると言っているからです。
また、教えていただいたグラフを見たのですが、
残念ながら、期間が短いです・・・
また、信託報酬や一般的にかかる年間経費をどのようにチャートに織り込んだのか分かりませんでした。
信託報酬など手数料はどのようになってるんでしょうかね?
http://www.investopedia.com/articles/02/013002.asp
日本のものは見つからなかったのですが、ちょっと古いですけどアメリカの↑こんなのがありました。下の方に書いてある事ですが、ウォールストリートジャーナルが1997年に調べたところ、1982年から1992年の間の10年間での投資信託の平均パフォーマンスは18.1%。10年間のあいだにショボい投信は消えて行ってしまうので、そうした「生き残りによるバイアス」をとりのぞくと16.3%となり、S&P500(17.5%)を下回っていた、とのことです。
おそらく、これは投信手数料を含めていないと思うので実際は一般の投信はさらに負ける事になるでしょうけど(WSJの元文献を見て手数料の件を確かめたいですね)、最悪、手数料他込みでの概算であったとしても尚、投信の平均リターンがインデックスを下回るという強い証拠になるでしょう。
また、せっかくの良回答ですので、ページとして残しておきたいです。
通常の回答にて、再度、投稿していただけると幸いです。
キャンセルすると、この回答も消えてしまうようです。
また、とりあえず、これで、投信が、大して有効ではない、証券会社が言うほど、積極的に買うべき優良商品ではないと思っています。
これを、踏まえた上で、退職金などはどのように運用すべきだとお考えでしょうか?
個人的には、今でしたら、日本円を、2年物1%程度の定期貯金や利付国債(2年物)、10年の変更国債あたりに預ける方が、面白みはありませんが、統計的に見たら、最も適切な方法だと思っていますがいかがでしょうかね?
もし、思うところがありましたら返信いただけると幸いです。